フェンス越しにクリーチャーをツンツンする『メタルギアサヴァイヴ』

メタルギアサヴァイヴ

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あらすじ

 ベトナム戦争が終結した1975年。伝説の傭兵“BIGBOSS”が率いる軍隊が、敵対勢力“XOF”の急襲を受け、マザーベースが壊滅します。それと同じくして、上空に激しい光を帯びたワームホールが開きます。兵士も兵器も、異次元に吸い込まれます。

危機を脱した主人公は、未知の生命体に寄生された自分の体の治療法を見つけるため、そしてワームホールにのみ込まれた仲間達を救い出すため、なぜかたった一人で異世界に行かされます。

異世界では、寄生の浸食によって“ワンダラー”と呼ばれるゾンビのような状態になったたくさんの人間たちが徘徊しています。拠点を繁栄させつつ、生き残りの仲間たちを救出するため、“ワンダラー”と戦うことになります。

ゲームシステム

出典:KONAMI公式(@YouTubeさんから)【公式】 「METAL GEAR SURVIVE」LAUNCH TRAILER (ローンチトレーラー) | KONAMI (CERO)

「SINGLE プレイ」と「CO-OP プレイ」過酷な環境

 『メタルギア サヴァイヴ(METAL GEAR SURVIVE)』は、「SINGLE プレイ」と「CO-OP プレイ」2つのモードで遊ぶことができます。

 「SINGLE プレイ」では、ストーリーを進めることができます。目的は、仲間たちと一緒に元の世界に帰ること。元の世界から、様々な道具が異世界の方に転送されてきてはいますが、生活環境が整っているわけではありません。

そのため、空腹、渇き、様々な病気、そして“ワンダラー”と戦いながらのサヴァイバル生活を強いられることとなります。この点「ARK: Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)」をプレイしたことのある方はよくご存知かと思います。

時間経過ですぐに飢えますし、すぐに喉が渇きます。放っておくとめまいをするようになり、死に至る、過酷な環境です。その辺の泥水(汚れた水)を仕方なく飲むのですが、当然にように細菌感染します。薬を飲まないと、定期的に嘔吐するようになり、戦闘中に隙を作ります。

 「CO-OP プレイ」では、採掘をしている間、“ワンダラー”から採掘機を守るミッションに、最大4人で(オンラインマルチプレイ)挑むことになります。武器、防具、道具、スキルなどは、ストーリーと連動しています。

採掘機を狙って大量の“ワンダラー”が集まるので、たくさんの“ワンダラー”を倒すことになります。そのため、「CO-OP プレイ」を行うとレベルが上がりやすいのです。「SINGLE プレイ」と「CO-OP プレイ」は、バランスよくプレイすることで、ストーリーを円滑に進めることができ、「CO-OP プレイ」で良い報酬を得ることができるようになります。

戦闘

出典:KONAMI公式(@YouTubeさんから)【公式】 「METAL GEAR SURVIVE」CO-OPプレイトレイラー | KONAMI (CERO)

 一般的な“ワンダラー”は、そこれこそゾンビのような動きをします。初めの頃は1人1人の“ワンダラー”は決して脅威ではありませんが、囲まれてしまえば一瞬でやられてしまいます。「ウォーキング・デッド」ファンの方であれば、この点よく理解していただけるかと思います。

「ウォーキング・デッド」のように、フェンス越しにツンツン攻撃して優位に戦う

 戦闘が上手な方は必ずしもフェンスを必要としないのでしょうが、私にとっては戦闘中のフェンスは必須です。時と場合、場所によっては“ワンダラー”が大量にいます。囲まれてしまってはすぐにやられてしまうので、このような場合にフェンスを利用します。

拠点にてあらかじめフェンスを作ってから探索に出かけます。大量の“ワンダラー”との戦闘を避けることができないとき、フェンスを上手に活用する形です。フェンスは、すぐに地面に立てることが可能。他のゲームではあまり見ることのない戦闘方法なのでとても面白く感じます。

フェンス越しにツンツンするシーンは、「ウォーキング・デッド」ファンであればお馴染みのシーンなのではないでしょうか。その他にも様々な建築物や罠を駆使して戦うことが可能です。

レベルを上げて「クラススキル」を取得すれば戦闘が楽しくなる

 「ARK: Survival Evolved」と同じジャンル「サヴァイバル」ですので、いろいろな点で似ていますが、『メタルギア サヴァイヴ』は「ARK: Survival Evolved」に比べて戦闘に特化しています。

『メタルギア サヴァイヴ』では、“ワンダラー”を倒せば倒すほどに「クバンエナジー」を取得することができます。「クバンエナジー」は、武器や防具、建築物を作るときに必要で、レベルを上げる際にも必要です。

大量の「クバンエナジー」を取得してレベルを上げると、スキルポイントをもらうことができます。このスキルポイントを使うことで、新たな「クラススキル」を解放することができます。単純に攻撃力を上昇させることもできますが、体術や武器による連続攻撃などのスキルもあります。

「クラススキル」を取得すればするほどに、戦闘が楽しくなり、より生き残る可能性が高くなっていきます。この点、「ARK: Survival Evolved」にはなかった楽しさです。

「ステルスゲーム」の要素も強い『メタルギア サヴァイヴ』

 一般的な“ワンダラー”であれば、背後から静かに近寄り、一撃で倒すことができます。弱い一般的な“ワンダラー”であっても、囲まれてしまったらアウトです。そのため、様々な道具を利用することで、気がつかれないよう静かに行動することを求められる場面もあります。罠を仕掛けたり、背後から一撃で倒したり、「ステルスゲーム」の要素もとても強いゲームとなっています。

お祭り騒ぎのような拠点防衛が楽しい

 ストーリー上、大量の“ワンダラー”に拠点を侵略されることがあります。この場合、迎撃・防衛する必要があり、これがお祭り騒ぎのようでとても楽しいイベントのようでもあります。

転送装置を稼働させたり、採掘を行う場合にも、そのエネルギーに大量の“ワンダラー”が引き寄せられます。そのため、その都度転送装置や採掘機を守るミッションが発生します。拠点防衛の時同様、お祭り騒ぎのようで、探索している時とは違った戦闘を楽しむことができます。

「CO-OP プレイ」では、最大4人で採掘機を守るミッションを繰り返し行うことになります。「CO-OP プレイ」を含め、これらの迎撃・防衛ミッションでは、大量の“ワンダラー”を倒すことになります。そのため、レベル上げの大きなチャンスになります。

効率よくストーリー(SINGLE プレイ)を進めるためには、大量の“ワンダラー”を倒すことでたくさんの「クバンエナジー」と様々な報酬が手に入る、「CO-OP プレイ」もバランスよく行うことが必要です。

拠点の建設と運営

出典:KONAMI公式(@YouTubeさんから)【公式】 「METAL GEAR SURVIVE」シングルプレイトレイラー | KONAMI (CERO)

ベースキャンプに必要な施設建設できる場所と広さは決まっている

 「ARK: Survival Evolved」をプレイしていた方にとっては、『メタルギア サヴァイヴ』の施設建設に不満や物足りなさを感じるかもしれません。

「ARK: Survival Evolved」と同じような建設ができ、「ARK: Survival Evolved」より楽しい戦闘ができるので、「ARK: Survival Evolved」以上だと勘違いして購入した私にとっては、この部分がとても残念でした。

『メタルギア サヴァイヴ』における施設の建設は、ストーリー上決められたベースキャンプにて行うことになります。広さも決まっており、「ARK: Survival Evolved」のような自由度はありません。

武器を製造する台を作ったり、寝る場所を作ったりするところは同じような感じですが、「ベースキャンプ」といった簡素なものしか作ることができません。「ARK: Survival Evolved」のように、自分が考えた家の形にするなどのようなことはできません。

そのため、自分でつくった「ベースキャンプ」にもかかわらず、あまり愛着がわきません。個人差があるかと思いますが、「ARK: Survival Evolved」のように自由度は高くありませんので、この点考慮して購入しましょう。

助けた仲間たちが「ベースキャンプ」を運営してくれるところは嬉しい誤算

 戦闘面同様に、『メタルギア サヴァイヴ』が「ARK: Survival Evolved」に勝る点の一つだと考えます。探索を繰り返し、素材を集め、建設していく点は「ARK: Survival Evolved」と同じような感じです。

大きく異なる点があるとすれば、助けた仲間たち(NPC)が「ベースキャンプ」を運営してくれる点です。

助けた仲間たちは、「探索班」や「医療班」などのように、役割を分担させます。こうして自給自足の質が徐々に上昇していきます。「ARK: Survival Evolved」の場合、プレイヤーしかいませんでしたので、これらすべてを自分たちでやらなければなりませんでした。

それはそれでとても面白かったのですが、仲間たち(NPC)が運営してくれるタイプのサヴァイバルも楽しく感じます。また、捕まえた羊などの飼育ができ、ミルクなどを手に入れることができるようになるところも面白いと感じました。

『メタルギア サヴァイヴ』評価・感想

出典:KONAMI公式(@YouTubeさんから)【公式】 「METAL GEAR SURVIVE」シングルプレイ解説トレイラー | KONAMI (CERO)

 『メタルギア』シリーズの作品ですので、飽きずに戦闘を楽しむことができます。特に「ウォーキング・デッド」を彷彿とさせる、フェンス越しに“ワンダラー”をツンツン攻撃する戦闘するスタイルは、とても新鮮でとても楽しいものです。

大量の“ワンダラー”が積み重なって、フェンスが倒れてしまう場合には、「ウォーキング・デッド」を視聴している時のようにとても焦り、ハラハラします。

サヴァイバルなので、空腹や病気など、決して簡単なゲームではありません。また、大量の“ワンダラー”に囲まれると簡単に死んでしまいます。

「無双」シリーズのように、敵に囲まれた状態で爽快な戦闘ができませんので、環境だけでなく戦闘面も簡単だとはいえません。気を抜いて舐めてしまったら、やられてしまいます。レベルやスキルが足りない状態だと、ストーリーを進めることができなくなることもあるでしょう。

スキル不足を補うには、レベルがあがりやすく、新しい武器も手に入る「CO-OP プレイ」もバランスよくこなすことをオススメします。ストーリーだけ進めていると、敵の強さにスキル(攻撃力なども含めて)が足りなくなります。

建設面では、好きな場所、好きな建物に建設できないところがとても残念でした。これは、同じサヴァイバルゲームであった「ARK: Survival Evolved」をプレイしていたからこそ感じた不満だと思います。

総合すると、とても楽しく、のめり込みやすいゲームだと思います。特に、「ウォーキング・デッド」ファンにはオススメしたいゲームです。

タイトル
METAL GEAR SURVIVE / メタルギア サヴァイブ
発売日
2018年2月21日
フォーマット
PlayStation®4 / XBOX ONE / STEAM
ジャンル
オープンワールド・サバイバルアクション
CERO
D(17才以上対象)
クレジット
©2018 Konami Digital Entertainment
一部、公式サイトの情報を基に記述しています。

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