FF7 リメイク 概要
発売元 | スクウェア・エニックス |
販売元 | スクウェア・エニックス |
対応ハード | PlayStation®4 |
ジャンル | RPG |
プレイ人数 | 1人 |
CERO | C:15才以上対象 |
希望商売価格 | 税込9,878円 |
クレジット | © 1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA/ROBERTO FERRARI LOGO ILLUSTRATION: © 1997 YOSHITAKA AMANO |
世界で1000万本以上売り上げたファイナルファンタジーVIIのリメイク
FINAL FANTASY VII REMAKE(以下FF7リメイク)は、1997年に発売されたPlayStation用ソフトFINAL FANTASY VII (以下FF7)のフルリメイク作品です。
FF7は日本での総出荷数は328万本に達し、日本での全PlayStationソフトの出荷本数においては歴代3位の記録を残しているという大人気作品です。
ストーリー
ネタバレを含みますので、ご覧になりたい方はクリックで開いてください。
主人公はクラスファーストの元ソルジャーを名乗るクラウド・ストライフ。
アバランチに雇われたクラウドとアバランチのメンバーが魔晄炉の爆破計画を実行するところから、ゲームは始まります。
バレット率いるアバランチ(分派)は星の命・血である魔晄を吸い上げエネルギーとして使用していることに反対している、過激派の反神羅組織。
壱番魔晄炉爆破の依頼後、アバランチはクラウドに協力してもらわない方向でしたが、トラブルもあり、ともに戦わざるをえない状況に。
次第にメンバーは打ち解け、クラウドも依頼だからという理由ではなく、彼らに協力していきたいと思うようになります。
その過程で花売りの少女エアリスも巻き込まれ、彼らを助けるようになりますが、エアリスは神羅が狙っている特別な存在だったために捕われの身に。
今度はエアリスを救出するためにクラウドたちが動き出すのです。
エアリスを救出した後、襲いかかってくる謎の敵フィーラーやセフィロスとの戦闘後、エンディングとなります。
アクション+コマンド入力で臨場感のあるバトルが楽しめる
FF7ではコマンド入力の戦闘のみでしたが、FF7リメイクでは基本攻撃はアクション、魔法やアイテム使用などはコマンド選択式となっています。
アクションでは攻撃のほか、回避やガードなどもあり、スリルのあるバトルが体験可能。
コマンド選択はATBというゲージがたまると使用が可能になり、1回行動する毎にゲージも消費します。コマンドはアビリティ、魔法、アイテムの3つに分かれており、どのコマンドでもATBゲージが必要。
コマンド入力をするときには時間がゆっくりながれる「ウェイトモード」になり、慌てずに入力が行えるようになっているので焦らせない工夫がされています。
従来のFF7の特徴を残しつつ、近年のゲームのようなアクション要素が盛り込まれていますが、アクションが苦手な方は「クラシック」モードに変更すればコマンド入力のみで戦闘ができるようにもなっています。
なんといっても美麗なグラフィック
フルリメイクの何よりの見どころは、FFシリーズならではの美麗なグラフィックでしょう。
クールでかっこいい主人公、クラウド・ストライフのイケメン具合も存分に堪能できますし、FF7でも特徴的だった新羅の街並みも迫力のあるものに仕上がっています。
ボイスがついて、よりリアルになったキャラクター
PlayStationではボイスがついていなかったキャラクターも、フルリメイクではもちろんボイスつき。
文字だけで把握していたキャラクターのしゃべり方やクセが実際に音として聞こえてくると、また違った印象となります。美麗なグラフィックとあわさると、実際に存在するのではないかというような感覚になり、没入感が高まります。
複数作での展開予定
2020年4月10日に発売のFINAL FANTASY VII REMAKEは、ミッドガル脱出までの原作を元にオリジナル要素を加えた、複数作のうちの第1作目。
合計で何部作になるなのかは、2020年4月10日現在発表はされていません。
購入特典、価格一覧(2020/4/12時点)
店舗 | 価格 | 特典 |
PS store(ダウンロード版) | 通常版9,878円(税込) デラックス版11,501円(税込) | 召喚マテリア「カーバンクル」(サポート型) オリジナルPS4ダイナミックテーマ(クラウド) デラックス版は上記プラス↓ デジタルミニサウンドトラック デジタルアートブック |
e-STORE | 9,878円 送料無料 | 召喚マテリア「サボテンダー」(物理攻撃型) (オリジナルスチールブックケースは2020/3/9で終了済み) |
セブンネットショッピング | 9,384円(税込) 送料330円 (代引きの場合330円+275円) | 召喚マテリア「コチョコボ」(魔法攻撃型) ミニアクリルスタンド |
Amazon | 8,082円 プライム会員送料無料 | オリジナルPS4ダイナミックテーマ (セフィロス) |
安さ重視であればAmazonでの購入をおすすめします。
今すぐやりたい!配送まで待てない!という方にはDL版がおすすめです。ただし回線が遅い場合はDLに時間がかかるのでご注意を。
その他は価格に違いがほとんどないため、好みの特典で選択するのがいいでしょう。
ダウンロード容量は80GB以上
映像が綺麗なだけあって、ゲームデータが重くなっています。
回線速度が遅い場合にはかなりの時間がかかるため、寝る前にスタンバイモードでダウンロードした方がよいでしょう。
ちなみに私の場合はNURO光ワイヤード接続、4/10の夜間帯にダウンロード・インストールしましたが、30分ほどかかりました。
感想
難易度ノーマルクリアまで終えた感想です。
ネタバレ部分も含みますのでご注意ください。
戦闘は楽しいがATBゲージが厄介
回避やガードを使いながら、リアルタイムに攻撃をすることができるので、爽快感があります。
一方で前述のとおり、アビリティ(技)や魔法、アイテムの使用はATBゲージというゲージがたまらないと使用ができません。
何も考えずに使用してしまうと瀕死なのに回復できない事態に陥ったり、攻撃のチャンスなのに通常攻撃しかできなかったりするので、やや使いづらいです。
召喚獣がかっこいい・かわいい
イフリートはかっこよく攻撃をしてくれますし、カーバンクルはかわいく戦闘をサポートしてくれるので、戦闘中についついよそ見をしたくなります。
個人的にはサボテンダーやコチョコボも気になるので、有料DLCとして出てくれるのを願っています。
その他の召喚獣もかっこよさあり、かわいさあり。
召喚獣の技もそれぞれ特徴があって楽しいので、積極的に技を発動するのをオススメします。
召喚獣は特典のものを含めて9体です。
- サボテンダー( e-STORE 特典)
- コチョコボ(セブンネットショッピング特典)
- カーバンクル(PSstore特典)
- イフリート
- シヴァ
- リヴァイアサン
- デブチョコボ
- チョコボ&モーグリ
- バハムート
魅力的なキャラが多い
男性キャラも女性キャラも美形が多く、眼福です。
漢らしいキャラが信念をもって行動している姿も心に響くものがあります。
さらに女性キャラとは親密になれるイベントらしきものがあったので、今後の展開が期待しています。
懐かしさを感じられる音楽
FF7をプレイしている人にとっては懐かしさを感じる音楽が盛りだくさんです。
プレイ中のBGMやSEはもちろん、道中入手できるミュージックディスクでFF7のアレンジされた音楽も聴けます。
特にセフィロスとの戦闘シーンでは有名なあの曲が流れたので、個人的にかなりテンションがあがりました。
クエストをクリアしていく楽しさがある
FF7Rではメインストーリー以外でも、クラウドが何でも屋として受けるクエストがあります。
内容は様々で、ネコを探してほしいといったおつかい形式のものや、邪魔なモンスターを倒してほしいなどの討伐形式のものがあります。
作業にように感じる方もいるかもしれませんが、個人的には出てきたクエストを全部クリアすることによって達成感が得られるので楽しく感じます。
クリアすることによってアイテムやギル(お金)をもらえるだけでなく、販売アイテムが割引価格になったり、周辺の人々の評価が変わってチヤホヤされたりするので、それもまた嬉しいです。
マップは狭い
スラム街は自由に歩き回れるパートがありますが、その他の道はほぼ一本道。
街から街へ移動する場合も2つの行き方があるだけだったり、クエストで行ける場所がほんの少し増えたりするだけだったりします。
チョコボも存在はしますが、バス停のような看板をチェックしてファストトラベルするだけなので、そこは残念でした。
次回作以降でチョコボに乗って自由に動き回れたらうれしいですね。
プレイ時間は30~40時間ほど
難易度ノーマル、デブチョコボVR戦以外は死なず、まったりプレイしてクリアまで35時間ほどでした。
いろいろなものを無視してプレイすればもっと早く終えることが可能でしょう。
1周のプレイ時間に対して8,980円+税であることを考えると少し割高に感じるかもしれませんが、綺麗なムービーや街の作りこみを見ると妥当ではないでしょうか。
2周目要素があり何度もやり直せるのが良い
クリア後は2周目要素があります。
取得経験値2倍、取得AP3倍になりハードモードが解放。
ハードモードでしか手に入らないスキルアップブックもあります。
CHAPTERを選択してCHAPTERごとにやり直しができるようになっているので、取り逃しアイテムや見逃しイベントを簡単に回収することも可能です。
トロフィー集めも捗るシステムになっています。
謎のままに終わるストーリー
FF7やFF7シリーズのゲームを全くやっていない人にとっては、どういうことなんだろうと謎のままに終わる要素の多いストーリーになっています。
唐突に出てくるセフィロスとは誰なのか。
何故クラウドが時折幻覚を見ているのか。
明確な説明のないまま終わります。
FF7RはFF7とは異なる部分もあるので、FF7シリーズの知識がそのまま直結するかどうかは不明ですが、それでもFF7シリーズプレイしている人はある程度を理解しつつ進めることが可能。
しかし全くの初めてという方にとっては、かなりもやもやしたままで終わることになります。
もちろん分作であることはすでに公表済みなので、もやもやしたまま終わることはある意味当然なのですが、プレイ後のスッキリ感は得られないでしょう。
次回以降でこのもやもやを解消してくれるに違いないと思うので、次回作以降に期待しています。