PS4/5はBluetooth対応ですが、Bluetoothオーディオ非対応です。つまり、BluetoothイヤホンやBluetoothヘッドセットが使えません。
スイッチは、2021年9月15日に配信開始された、本体のシステムバージョン13.0.0以降、Bluetoothオーディオに対応しました。つまり、Switch本体のシステムバージョンを更新していれば、BluetoothイヤホンやBluetoothヘッドセットが使えます。しかし、ゲームに適さない、遅延大きい圧縮方式SBCしか対応しておりません。
最近はBluetoothイヤホンが増えてきており、持っている方はたくさんいらっしゃるでしょうから、できればPS4/5やスイッチでも使いたいなと思うことでしょう。そこで当ページでは、PS4/5、スイッチにて Bluetoothイヤホン・Bluetoothヘッドセットを使えるようにできるクリエイティブの新製品『Creative BT-W3』をご紹介したいと思います。
『Creative BT-W3』概要
- ペアリングするだけで使える
- USB Type-AとUSB Type-C接続可能
- 圧縮方法がゲーミング向けの遅延少ない「aptX LL」
- さらに高音質な圧縮方法「aptX HD」にも対応
- 最新のBluetoothバージョン5.0だから転送速度が速い
- 通信距離最大30m
- BT-W3側から使用するオーディオ コーデックの選択可能
- アナログマイクも同梱
- PS4/5、スイッチでも使える
継承は呪いか、それとも祝福か?─戦国SF─
ナノボットを統べるケモ耳忍者と一緒にシルルRPG──戦国──
雪輪碧
西暦2126年、現実世界をゲームの舞台にしてしまう恐ろしいサービス「シルルRPG──戦国──」がひっそりと開始された。
高度に発達した超古代文明に運営・管理されいている日本は、戦国時代の後半。無限の闘争を繰り返していた。
日本古来の歴史書にも記載される妖怪。妖狐・天狗・猫又など、その正体は、超古代文明に遺伝子編集された人間だった。
伊賀の忍び・妖狐の新左衛門も、室町幕府の権威低下に伴う動乱に巻き込まれていく。
そんな中、「シルルRPG──戦国──」のプレイヤー権利を買った一人の超古代文明人が、戦国の世に暮らす人の自我を奪って(異世界転生)、ロールプレイングを始めた。
戦国世界とナノ兵器をめぐる混沌とした戦いの幕が上がる。
カクヨム
Bluetoothオーディオの仕組みについて
ワイヤレスでは、重たい音声データを圧縮、軽くして、無線状態で音を飛ばします。圧縮された音声データを受け取ったBluetoothイヤホンは、その圧縮された音声データを復元しなければゲーム音を再生できません。つまり、音声を飛ばす側(トランスミッターやゲーム機など)が対応するコーデック(圧縮方法)と音声を受け取る側(Bluetoothイヤホン)が対応するコーデックが一致しているコーデックでのみ音声を飛ばすことができます。
例えば、ゲーム機が対応するBluetoothコーデックがaptX LL、aptX HD、aptX、SBCとして、Bluetoothイヤホンが対応するコーデックがaptX、SBCの2種類だとします。この場合、aptX、SBC2種類のゲーム音を聞くことができます。ゲーム機は4種類の方法でゲーム音をイヤホンに飛ばすことが可能ですが、受け取る側のイヤホンが2種類の方法でしか圧縮されたゲーム音を復元できません。
aptX LL、aptX HDでゲームしてい場合には、イヤホンを買い替える必要があります。
一方、ゲーム機が対応するBluetoothコーデックがSBCだけとして、Bluetoothイヤホンが対応するコーデックがaptX LL、aptX HD、aptX、SBCの4種類だとします。この場合、SBCしか一致していないので、SBCのゲーム音しか聞くことができません。ゲーム機がSBCにしか対応していないので、SBCの方法でゲーム音を圧縮して、イヤホンに届ける方法しか選択できないのです。つまりスイッチです。
せっかく、aptX LL、aptX HD、aptX、SBC対応のいいイヤホンを持っていても、スイッチがSBCにしか対応していないので、いいイヤホンの性能を最大限活用できません。
そこで登場するのがBluetoothトランスミッターです。BluetoothトランスミッターはPS4/5のように、Bluetoothオーディオ非対応のデバイスを、Bluetoothオーディオ対応に変えてしまいます。Bluetoothオーディオのなかでも、Creative BT-W3のように優れた製品の場合、aptX LL、aptX HD、aptX、SBCといったたくさんのコーデックに対応しているので、Switchのように、SBCにしか対応していないデバイスのコーデックを拡張します。
ドライバーのインストール不要!ペアリングするだけ
Creative BT-W3はPS4/5、スイッチに接続してペアリングするだけで使えます。ドライバーなどのインストールは不要。
USB C-to-A 変換アダプター付属 PS4/5、スイッチに接続
Creative BT-W3はUSB Type-C接続タイプのBluetooth オーディオ トランスミッターです。USB C-to-A 変換アダプターが付属されているので、USB Type-CとUSB Type-Aと両方の接続端子に接続可能。
PS4/5、スイッチTVモード時はUSB Type-A接続可能なゲーム機なので、USB C-to-A 変換アダプターをつかってPS4/5、Switchドックに接続します。Switch本体はUSB-C製つ属可能なのでそのまま使うことができます。
Bluetoothなのに音声の遅延・劣化の心配なし
遅延0.03~0.04秒「aptX LL」対応
圧縮方法(コーデック)にはいくつかの種類があります。音質が劣化したり、遅延したりするものとそうでないものがあるのです。
Bluetoothオーディオに必ず採用されているSBCと名の付くコーデックは、音質劣化と遅延が激しい圧縮方法です。0.16秒以上の遅延を発生させますので、明らかに映像に対して音が遅れて聞えてしまいます。スイッチはこのSBCにだけ対応しています。
一方「aptX LL(aptX Low Latency)」は、ほぼCD音質というほどに高音質なのでゲーム音が劣化しません。しかも、0.03~0.04秒という人間では感知できないほどの遅延しか発生させないので、ゲーミングに最適です。
※あなたの持っているBluetoothイヤホンもaptX LLに対応していなければ、aptX LLにてゲーム音を聴くことはできません。
SBC | 全てのBluetoothオーディオに対応。音質劣化と遅延ある標準音質。0.16秒以上の遅延あり。 |
---|---|
AAC | Appleの製品に採用されるコーデック。SBCより音質劣化少ないけど遅延あり。 |
aptX | それなりのお値段するイヤホンに採用されるコーデック。ほぼCD音質で劣化なく、遅延も少ない。 |
aptX HD | 「aptX」より高音質でCD音質以上(ハイレゾ)。遅延も少なめ。 |
aptX Low Latency(LL) | ほぼCD音質なので「aptX」と同クラスの音質。しかし遅延が0.03~0.04秒と最も少ないのでゲームや動画鑑賞向け。 |
LDAC | 最も高音質のハイレゾ対応。SONYの製品に採用されている。 |
ハイレゾ「aptX HD」にも対応しているが・・・
Creative BT-W3は、ハイレゾ音源のまま、劣化させない「aptX HD」にも対応しています。つまりCreative BT-W3は音楽鑑賞にも適したBluetoothトランスミッターです。「aptX」や「aptX LL」以上の高音質で音楽鑑賞可能。
しかし、USBオーディオの再生品質は16bit/48kHz固定になるので、ハイレゾ(16bit/48kHzを超過したオーディオのこと)での音楽鑑賞はできないようです。
最新のBluetoothバージョン5.0だから転送速度が高速
Bluetoothは徐々にバージョンアップしています。Creative BT-W3は最新の5.0。それぞれの特徴は以下の通り。
4.0 | 省電力の「BLE」に対応。 |
---|---|
4.1 | 4.0を高機能化。自動再生接続、LTE、Bluetooth機器間での通信干渉抑制。 |
4.2 | セキュリティの強化と転送速度の高速化。 |
5.0 | 4.0よりデータの転送速度2倍、通信範囲4倍。 |
バージョンが低くても高くても互換性があるので、ご利用のBluetoothイヤホンのバージョンが4.0でも使えます。ただしこの場合、5.0のCreative BT-W3が、Bluetoothイヤホンのバージョン4.0に合わせることになります。Creative BT-W3の性能を最大限引き出すことができないのです。その場合、多少なりともワイヤレスの通信速度が遅延したり、通信距離が短くなったりと、何らかの劣化が発生するので注意。
通信距離最大30m
Bluetoothオーディオの通信距離は大体10m前後です。そのため、何らかの用を済ませに席を立って移動すると、通信が途切れてしまう場合がありました。一方Creative BT-W3の通信距離は最大30m。よほど大きな家にお住まいでもない限り、家のどこにいても、通信が途切れてしまう心配があまりありません。
目的に合わせてBT-W3側からコーデックの選択可能
Creative BT-W3は、aptX LL、aptX、aptX HD、SBCと4種の圧縮方法(コーデック)に対応しています。それぞれの特徴は上の表でご確認ください。ボタン一つで、自由に切り替え可能です。
ご利用のBluetoothイヤホンがaptX LL、aptX、aptX HD、SBC4種に対応しているのであれば、4種類から選択可能です。つまり、ゲームするときは遅延が最も少ない「aptX LL(白に光る)」、音楽鑑賞するときは最も音質の良い「aptX HD(黄色に光る)」と、目的に合わせて選択できます。
アナログマイク同梱だからボイチャもできる
Creative BT-W3には、3.5mm接続タイプのマイクが同梱されています。これをPS4/5コントローラー、もしくはスイッチ本体に接続するとボイチャも可能になります。
フォートナイトでボイチャできる
Creative BT-W3をPCに接続して、公式の専用ページにてファームウェアをダウンロード&アップデートします。そして、Creative BT-W3に付属される3.5mm接続タイプのマイクをスイッチ本体の3.5mmジャックに接続します。PCにてアップデートしなければならないところが面倒ですが、「フォートナイト」でボイチャできるようになります。
まとめ
- ペアリングするだけで使える
- USB Type-AとUSB Type-C接続可能
- 圧縮方法がゲーミング向けの遅延少ない「aptX LL」
- さらに高音質な圧縮方法「aptX HD」にも対応
- 最新のBluetoothバージョン5.0だから転送速度が速い
- 通信距離最大30m
- BT-W3側から使用するオーディオ コーデックの選択可能
- アナログマイクも同梱
- Nintendo Switchでも使える
『Creative BT-W3』仕様
入力ポート | USB-C / USB-A |
伝送距離 | 最大30m |
Bluetooth Ver | 5.0 |
プロファイル | A2DP(ワイヤレスステレオBluetooth) AVRCP(Bluetoothリモートコントロール) HFP(ハンズフリープロファイル) |
コーデック | aptX LL aptX HD aptX SBC |
対応機種 | PlayStation4(バージョン 5.0以降) Nintendo Switch(バージョン 5.0以降) PC(Windows7以降 / macOS バージョン10.12以降) |
付属品 | Creative BT-W3 専用USB C-to-A 変換アダプター 3.5mm 4極アナログマイク クイックスタートガイド/ハードウェア保証書 |
クレジット | © 2020 Creative Technology Ltd. All Rights Reserved. |