いよいよ2020年7月17日に発売されたGhost of Tsushima (ゴーストオブツシマ)。中世の日本を舞台にしたオープンワールド、かつ時代劇さながらのゲームということで期待している方も多いはず。
今回はそんなゴーストオブツシマを途中までプレイした感想を記載していきます。購入の際の参考になれば幸いです。
※このゲームはCERO Zのため18歳未満の方にはふさわしくない内容があります。ご注意ください。
ゴーストオブツシマ 概要
価格 | パッケージ版:税込7,590円 ダウンロード版:税込7,590円 デジタルデラックスエディション:税込8,690円 |
特典 | パッケージ版 早期購入特典 ・デジタルミニサウンドトラック ・「仁」ダイナミックテーマ ・「仁」アバター ダウンロード版・デラックス版 予約特典 ・デジタルミニサウンドトラック ・「仁」ダイナミックテーマ ・「仁」アバター デジタルデラックスエディション 購入特典 ・技会得用「技量」一点 ・八幡神の護符 ・対馬の英雄スキンセット ・デジタルミニアートブック ・ディレクターズコメンタリー ・「侍」ダイナミックテーマ |
CERO | Z(18歳以上のみ対象) 暴力表現あり |
ジャンル | アクション/ アドベンチャー |
開発 | Sucker Punch Productions |
販売 | (株)ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
クレジット | ©2020 Sony Interactive Entertainment LLC. |
美しい中世日本が見られる
舞台は中世の日本。モンゴル(蒙古)との戦いから始まるこのゲームは、ムービーと操作時の映像がわからなくなるくらい綺麗です。
ムービーから馬での疾走シーンでプレイヤーに操作が委ねられたとき、「あれ、もう操作できるの?」という感想をもつほど。
中世日本の村や家屋も細かいところまで再現されており、ストーリーそっちのけで見入ってしまいます。
「和」が好きな方にはたまらない映像です。
王道ではなく邪道なストーリー
主人公の「堺井 仁」は武士としてモンゴルとの戦いにのぞみますが、あえなく敗れ、伯父である志村は捕虜となってしまいます。
なんとか生きていた仁は一人の女人に助けられ、コトゥン・ハーンに再度挑みますがここでも勝てず。まずは様々な人からの手助けが必要であると考えます。
手助けを得るためには人助けをせねばならず、ときには志村に教えられた武士としての誉と反するやり方で敵を打ち破ることも。
「民を守るために」
仁は王道ではなく、邪道を進んでいくことになるのです。
操作性はアサシンクリードに似ている
操作性はアサシンクリードシリーズに似ているところがあります。
隠密をしながら敵を闇討したり、広大な土地を駆け抜けて目的地で目標を達成したり。占拠されている土地を開放することもあります。
戦闘はやや難しい
出典:Ghost of Tsushima Game | PS4 – PlayStation
現在ノーマルでプレイしていますが、囲まれると死ぬことが多いです。
ターゲッティングができないため、戦っている敵が画面外に出るとうっかり攻撃をくらってしまうこともあります。
敵の出方を見ながら防御、敵の攻撃方法によっては回避しつつ、カメラを動かす→隙を見て攻撃という操作が必要なので、こういったアクションに慣れていない方には難しく感じるでしょう。
ただし死んでもチェックポイントを直前にとってくれているので、勝てる方法を模索しながら進めることができます。
難しい方ではあるけれど、いわゆるダークソウルのような死にゲーではないので、死にゲーが苦手な方でもプレイは可能です。
初期の難易度は三段階
アクションが苦手な方でも「易しい」モードにすればプレイが可能かもしれません。逆にアクションが得意な方は「難しい」モードでやりがいを求めてもいいでしょう。
難易度は三段階になっており、難しい>普通>易しいから選ぶことが可能です。
クリア後に難しいモードが増えるかどうかは、まだプレイ中なので不明です。
想像以上に攻撃の動きがはやい
個人的なイメージとして、戦闘時の動きがもっさりしているのではないか?という先入観がありましたが、いざプレイしてみると思った以上に動きがはやかったです。※とてもはやいわけではありませんが、刀ってこんなにはやく振れるのか、と思う程度にははやいです。
キャラクターの動きも重すぎず、軽すぎず、ちょうどいい感覚。
攻撃がはやくても敵をさくさく倒せないのでそういった気持ちよさはありませんが、敵の動きを見ながら倒していくので見極めて攻撃を当てる楽しさがあります。
本格的な武士の動き
刀を使った動きを徹底的に研究されているのでしょう。斬り方や防御、受け流しなどすべての動きがリアルな侍の所作です。
出典:Ghost of Tsushima Game | PS4 – PlayStation
それっぽく見えればいいという妥協はなく、日本の本来の和や武士がリアルに表現されているので、そういった感動も感じさせてくれるゲームになっています。
やりこみ要素は多い
序盤だけでもやりこみ要素の多さが感じられます。
- 兵具
- 技
- 収集品
- メインではないサブの物語
兵具は「刀」「防具」「飛道具」「装飾品」などがあり、万事屋でアイテムと交換したり、物語の報酬として得ることが可能。
技には「武士」「型」「冥人」の3種類があり、技量というスキルポイントを使って開放する他、物語を完了させるする必要があります。
収集品はアイテムであったり場所であったりしますが、まだ解放されていない項目があるにもかかわらず、一つの項目につき40~50個あるので膨大です。
メインそっちのけで観光しつつアイテムを収集するプレイをしてしまう人もいることでしょう。
メイン以外の物語ももちろんあります。現在はまだ序盤なので少ないですが、メインをクリアしたり、民から情報を得ることで解放されます。
風流な演出
通常、オープンワールドのナビゲーションと言えば矢印が出るのが一般的ですが、このゲームに置いてのナビゲーションは「風」です。
タッチパッドを上に撫でる事で風が吹き、その吹いている方向が目的地という仕組み。
各地の風景で和を演出しているだけでなく、システムも世界観に馴染ませているところがニクイなと感じます。
ムービーからのロードもスムーズ
これだけ綺麗であると、ロードも気になるところでしょう。
プレイ環境はパッケージ版+PS4Pro+内蔵SSDでの体感。
落ち葉などの演出があるところは多少重くなることはありますが、ロードが長いと感じるところはいっさいありません。
起動してセーブをロードしてからプレイできるようになるまで7~8秒ほど。とてもスムーズなのでストレスは一切なし。
定価で買っても安い
クオリティはとても高いゲームなのに、税込でも7,590円。
8,000円台のゲームが多い昨今、このクオリティで7,000円台はとても安いです。もっと高くしても売れるんじゃないかというくらいのクオリティなので、もし今定価で買ったとしても安い買い物になるでしょう。
和風アクション好きなら絶対に買い
和風アクション好きなら是非購入した方が良いです。甲冑もリアルですし、見ているだけでも楽しいのみならず、戦闘もやりがいがあり楽しめます。
登場人物に爽やかなイケメンはいませんが、リアルに描かれた人間の模様が堪能できます。
ムービーからシステム面まで和風でかっこいいので、和風アクション好きであれば買わないのはもったいないです。
戦闘は慣れが必要なものの、その他のシステム面では快適なのでストレスもなし。物語の面では没入感が得られる演出もされているので、隣で見ているだけでも楽しいでしょう。
それだけ高いクオリティのゲームであると感じますので、迷っている方は是非購入してこの感動を味わってみてください。