2020年10日2日、クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバースが発売となりました。
クラッシュ・バンディクーシリーズを知らない方や知っていても購入に迷っている方のために、クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース(以下クラッシュ4)の序盤をプレイした感想を述べていきたいと思います。
※1990年代のクラッシュ1~3はリアルタイムでプレイ済み。リメイク品は未プレイの人間の感想になります。
少しでも購入の際の参考になれば幸いです。
クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース 概要
メーカー | Activision |
価格 | 7,590円(税込) |
ジャンル | アクション |
CERO | A(全年齢対象) |
プレイ人数 | オフライン:1~4人 |
クレジット | © 2020 Activision Publishing Inc.ACTIVISION、CRASH TEAM RACING、CTR、CRASH BANDICOOTクラッシュとCRASH: ON THE RUN! は株式会社Activision Publishing, Inc.の登録商標です。 |
クラッシュ・バンディクーシリーズのナンバリングタイトルが最後に発売したのは1998年。(PS2で発売された4,5がついた作品は、正式にはナンバリングタイトルではないため)
今作は「クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周」後の話になっています。つまり、スピンオフ作品を除けば約22年ぶりのナンバリングタイトルということになります。
マルチバースの平和を取り戻すストーリー
クラッシュ・バンディクーの宿敵、科学者のネオ・コルテックス。クラッシュ・バンディクー3の物語のあと、彼はマルチバース(他の宇宙にある別の世界)に行く方法を見つけてしまいます。
もともと世界征服を企んでいたネオ・コルテックスは、今度は世界という規模ではなくマルチバースの征服を開始。
「このままだと時空がバラバラになってしまう」と仲間のアクアクに言われたクラッシュは、ネオ・コルテックスの野望を阻止するための冒険へと出発することになるのです。
前作はプレイしてなくても大丈夫
3からの続きの話となっているとはいえ、前作は知らなくても問題ありません。
特に難しいストーリーではないので、クラッシュというヒーローがネオ・コルテックスという宿敵の野望を止めようとするゲームであると知っていれば十分です。
前作をプレイしていた方が楽しめる要素もあるでしょうが、基本的にはアクションを楽しむゲームだと考えているので、今作が気にいったら前作リメイクを購入するのもよいと思います。
前作1-3の3つのゲームがリメイク・セットになったものは以下↓
やりごたえあるアクション
クラッシュ4はシーンによって向きが変わるスクロール式のアクションゲームです。
出典:Crash Bandicoot™ 4: It About Time | Home
進む方向はその都度変わっていき、画面の左右に動いたり、奥に進んだり、場合によっては手前に逃げるように進んだり。
もちろん単なる移動だけでなく、スピンして箱や敵を攻撃、スライディング、マスクを使った特殊操作、レールを滑る、ロープに掴まってスイングするなどなど…様々なアクションコマンドがあります。
序盤で手に入るマスクは別の世界と切り替えができるマスクで、足場やオブジェクトが出現したり消えたりします。
それらを使いながら穴に落ちないようにジャンプしたり、障害物を飛び越えたりしなければなりません。
基本的には敵にあたるとチェックポイントからやり直し(設定によってはステージ最初からやり直し)になるので、場合によっては繰り返しプレイすることになります。
狭い足場に飛び移るのが難しい
アクションとしては難しめ。というのも、ジャンプして足場から足場に飛び移るシーンが多い上に足場が狭いということが理由のひとつ。
私個人はこういったスクロール式のアクションが苦手な方なので、目測をあやまって届かず落ちてしまうことが多いです。奥に進む視点の時は、足場が狭くないのにも関わらず、奥行きの距離感がわからずに落ちることもありました。
アクションが得意な人であれば問題ないですが、苦手なの場合は何度も何度もやってクリアしていくタイプの作品になるでしょう。
昔プレイしていた人にとって懐かしい操作感
プレイステーションのクラッシュ・バンディクーからほぼ変わっていない動きをしてくれるので、当時クラッシュ・バンディクー1~3をプレイしていた人にとっては新作なのに「懐かしい!」と感じさせます。
UIのチープ感や、キャラを追うカメラの動きも1990年代のクラッシュにとても近いです。
加えて、前述した「難しさ」は良い意味で昔気質のゲームであることも、懐かしさを感じる一つの理由です。
ステージを選択して進めていく
序盤は選択画面はでませんが、少し進めるとステージ選択のできる画面へと移ります。
プレイ済みのステージに戻ってやり直すこともできますし、この画面でキャラクターを変更することも可能。
ストーリーが進めば進むほどステージが増え、様々なマルチバースにいくことができるようになります。
ストーリー以外のやりこみステージもある
ストーリークリアのためにやらなくてもいいやりこみ要素として、きおくのカケラのテープというものもあります。
ひとつめのステージは箱を足場にして進んでいかなければならず、短いステージでしたが、とても難しく感じました。ストーリー上のステージよりも難しくできているのかもしれません。
コミカルな映像が楽しい
ネオ・コルテックスがマルチバースを征服するという危機的状況ではありますが、緊張感は一切ないのがこの作品の魅力のひとつ。
出典:Crash Bandicoot™ 4: It About Time | Home
クラッシュはマルチバースを救うというヒーローなのにも関わらず、変顔が多い面白キャラクター。高いところから落ちて痛い目にあうこともあり、格好のつかないところもあります。
そんなクラッシュが主人公ですから、ゲーム内の映像もコミカルなシーンが満載。ストーリーもざっくりとした軽めなものなので、気軽に楽しめる作品となっています。
着せ替えが楽しめる
ステージクリアの報酬などでクラッシュたちの着せ替えが楽しめます。
画像の通りたくさんのコスチュームがありますが、これらを解除するには少し大変そうです。
例えば各ステージの条件クリアで手に入るコスチューム。倒された回数が3回以内で、ステージ内の果物のようなアイテムを80%以上集めつつ、箱を全部自分で壊して、さらにひみつの条件をクリアしなければなりません。
一度にすべての条件をクリアしなくてもよいのですが、そのためにも何回かプレイすることになるでしょう。
複数のプレイアブルキャラクターがいる
公式サイトによると、クラッシュ4はクラッシュだけでなく、ココという女の子キャラクターや、ネオ・コルテックス、ディンゴダイルなどの新しいプレイヤーキャラが追加されているとのこと。
出典:Crash Bandicoot™ 4: It About Time | Home
まだ序盤なのでクラッシュとココ以外は出ていませんが、いつ追加されるのか楽しみにしながらプレイしていきたいと思います。
オフラインマルチプレイモードは交代でプレイする
近年は同時にプレイできるゲームがほとんどですが、クラッシュ4のオフラインマルチプレイは交代制となっています。
ストーリーも交代でプレイする仕組みを設定することができます。
ストーリー以外ではタイトル画面の「ハチャメチャ!バンディクーバトル」というモードもあります。
ルールを選んで、チェックポイントまでタイムを競うか、箱を壊したスコアを競うかの2つがあります。
字幕はひらがなのみ
字幕はオンオフの切り替えが可能ですが、漢字とひらがなの切り替えはなく、ひらがなのみとなっているようです。
音声が日本語なので問題ないのですが、もし音を消して字幕を見てプレイする場合、大人だと逆に読みづらいかもしれません。
感想まとめ
- クラッシュらしい難しさと懐かしさがある
- やりごたえのあるバリエーション豊かなアクション
- 着せ替えがかわいいけれど手に入れるのがちょっと大変
- ストーリーは軽め、気楽にプレイできる
- 大人でも子供でも楽しめるゲーム
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