PS5におすすめのHDMI2.1ウルトラハイスピードケーブルと選び方

PS5向けのHDMIケーブルの選び方

HDMI Ver2.0のテレビ・モニターご利用の方は「プレミアム ハイスピード」

HDMI Ver2.0のテレビ・モニターご利用の方におすすめのHDMIケーブルは、”プレミアム ハイスピード”と記載ある製品です。理由は、PS5と最新の”ウルトラ ハイスピード”HDMIケーブルだけあっても意味がないからです。

テレビ・モニターがHDMI Ver2.1かつ4K/120Hz対応、PS5、”ウルトラ ハイスピード”HDMIケーブル3つ揃って初めて、PS5の性能を最大限発揮させることが可能です。

ですが、今後もしHDMI Ver2.1搭載の8K・4Kテレビ・モニターを購入予定の方であれば、先に、”ウルトラハイスピード”認証取得のHDMIケーブルを買っておいても損はありません。HDMI Ver2.1搭載の8K・4Kテレビ・モニターを買ったときに、HDMIケーブルをもう一度買い替える出費がなくなります。

PS5にて8K/60fps、4K/120fps入力するために必要なもの

  • PS5
  • HDMI Ver2.1搭載の8K・4K/120Hzテレビ・モニター
  • 「ウルトラハイスピード」認証取得のHDMIケーブル

HDMI Ver2.1のテレビ・モニターご利用の方は「ウルトラ ハイスピード」

HDMI Ver2.1のテレビ・モニターご利用の方におすすめのHDMIケーブルは、”ウルトラ ハイスピード”と記載されたHDMIケーブルがおすすめです。HDMI Ver2.1搭載の8K・4Kテレビ・モニターにて、PS5の性能を最大限発揮することのできるHDMIケーブルは、”ウルトラ ハイスピード”認証を取得したHDMIケーブルだけ。

おすすめのHDMIケーブル

おすすめのHDMI2.1ウルトラハイスピードケーブル

HORI ウルトラハイスピードHDMIケーブル for PlayStation®5/PlayStation®4【SONYライセンス商品】

ウルトラハイスピード HDMI ケーブル認証を取得していることはもちろんのこと、PlayStation5公式ライセンスまで取得された安心な製品。さすがHORI。

2種類のライセンスを取得しているのですから、かなり高価なのかと思いきやこの価格。しかも引っ張り、曲げに強い、ナイロンメッシュ素材ケーブルです。さらにはメタル(アルミ)グリップまで採用されているのでかなり頑丈。ノイズに強い3重シールド構造。ゲームを妨げられる心配もありません。

  • eARC (Enhanced Audio Return Channel)対応
  • ALLM (Auto Low-Latency Mode)対応
  • VRR (Variable Refresh Rate)対応

エレコム HDMIケーブル PS5対応 HDMI2.1 GM-DHHD21E10BK

HDMIケーブル買うならエレコムが安心という人はたくさんいらっしゃることでしょう。わたしも気がつくとエレコムばかり選んでいます。コネクタ前後の金属(亜鉛)製シェルと3重シールド構造がノイズカット。

  • eARC (Enhanced Audio Return Channel)対応
  • VRR (Variable Refresh Rate)対応

サンワダイレクト HDMIケーブル PS5対応 HDMI2.1 GM-DHHD21E10BK

私のサンワサプライに対するイメージは”謹厳実直”。どうしても買いものに失敗したくないときに選ぶメーカーがサンワサプライ株式会社です。3重シールド構造がノイズカット。

  • eARC (Enhanced Audio Return Channel)対応
  • VRR (Variable Refresh Rate)対応

おすすめのHDMI2.0プレミアムハイスピードケーブル

HDMI2.0と2.1の違い

HDMI端子のバージョン2.02.1
帯域幅18 Gbps48 Gbps
解像度/リフレッシュレート4K 静的HDR/60Hz
フルHD 静的HDR/240Hz
8K/60Hz
4K 動的HDR/144Hz
フルHD 動的HDR/240Hz以上
VRR×
ARCARCeARC
DSC×
対応する
HDMIケーブル認証
プレミアムハイスピードウルトラハイスピード

HDMI 2.1とウルトラハイスピードとは

静止画1枚ごとに輝度、コントラスト、色域を最適化するダイナミックHDR(動的HDR)

HDMI 2.0までは、ゲームタイトルならゲームタイトル全体に、映画タイトルなら映画タイトル全体に、均一な輝度(最大の明るさ)、コントラスト比、色域で表示していました。暗かったり、明るかったり、色鮮やかだったり、くすんでいたり、さまざまなシーンがあるにもかかわらず、ゲームタイトル1本、映画タイトル1本まるごと、明るさや色合いが設定されていたのです。

つまり、暗いシーンと明るいシーンでの表現力に差がなく、視認性の向上も、独特なエフェクト表現も、難しい状態でした。

一方HDMI 2.1からは、ゲームや映画のシーンごとに、それこそフレームごとに輝度(最大の明るさ)やコントラスト比、色域を最適化することができるようになりました。つまり、暗いシーンの輝度(最大の明るさ)を小さめにして、明るいシーンでは輝度(最大の明るさ)を大きめにするといった表現も可能です。

動画を構成する静止画1枚1枚表現内容を変化させることができるので動的HDR(ダイナミックHDR)と呼ばれ、フレームごとに最適化(変化)できないHDMI 2.0までのHDRは静的HDRと、区別して表現されます。

可変リフレッシュレートをサポート(VRR対応)

固定リフレッシュレートの問題

スタッタリング

スタッタリングは映像のカクつきのこと。映像をつくりあげるPS5と映像を表示するテレビ・モニターが同期していないがゆえに発生する現象です。PS5のゲームの映像づくりが遅れてしまうと、上のイラストリフレッシュ4のように、次の映像であるリフレッシュ5を表示できません。

その場合テレビ・モニターは、仕方なくリフレッシュ4を表示させたままにします。つまり映像が一瞬止まってしまうのです。これがスタッタリング減少の招待です。

ティアリング

一方ティアリングは画面割れのこと。例えばリフレッシュ4とリフレッシュ5の映像が混ざり合ってしまうので、ズレたような映像表現になります。

ティアリングもまた、PS5とテレビ・モニターが同期していないがゆえに発生する現象の一つ。PS5から次から次へと送り出される映像がたまって、混ざってしまうのです。

PS5に採用される可変リフレッシュレート機能「GAME MODE VRR」とは

  • タイムラグが少ない
  • スタッタリング減少
  • ティアリング減少

スタッタリングやティアリング現象は人と電車の関係性に似ています。人と電車は同期していませんので、電車はあなたが遅刻していることにお構いなく、時間が着たら発車してしまいます。遅刻したあなたは次の電車が来るまで待ちぼうけ。

PS5とテレビ・モニターでも同じ現象が起きています。例えばリフレッシュレート60Hzの映像の場合、約0.016秒ごと電車が発車します。あなたが、たったの0.001秒遅刻しただけであっても、次の電車が来るのは約0.016秒後。たった0.001秒の遅刻が0.016秒の遅刻に拡大されてしまいます。

しかし、VRR対応のテレビ・モニター×PS5×VRR対応の”ウルトラ ハイスピード”HDMIケーブルなら、テレビ・モニターとPS5を同期させ、テレビ・モニターの映像表示のタイミングをPS5にお任せします。つまり、可変リフレッシュレートを実現します。人と電車の関係ではなく、人とタクシーのような関係性をつくりあげたのです。

人とタクシーは電話等で同期しますので、出発のタイミングを自分のタイミングに合わせることが可能です。ですから、あなたが0.001秒遅刻しても、0.001秒の遅刻のままタクシーが出発してくれます。

HDMI 2.0とPS4までは固定リフレッシュレートでした。人と電車の関係だったのです。たった0.001秒の遅刻が0.016秒の遅刻に拡大される仕組み。0.016秒の遅刻は、人にとってはとても大きく、一瞬止まったと感じている間に、画面の中の自分が撃たれてしまっている場合だってあり得るのです。ゲームする人にとっては致命的な遅延です。

自動でゲームモードに切り替わるHDMI 2.1

HDMI 2.0までは、テレビ・モニター側の映像モードを手動で切り替えなければなりませんでした。ゲーム専用のテレビ・モニターであれば問題ありませんが、ゲームだけでなく映画なども鑑賞するのであればとても面倒です。

一方HDMI 2.1からは、ゲームを表示すると自動でゲームモードに切り替わるようになります。

テレビ経由での非圧縮5.1ch / 7.1chをサポート(eARC)

ARC・eARC非対応ARCeARC
正式名称Audio Return ChannelEnhanced Audio Return Channel
バージョンARC・eARCはオプション機能
Ver1.4、2.0、2.1でも非対応製品あり
1.4から2.1から
音声の伝送方向テレビのHDMIは入力のみ
(一方通行)
入出力できる
(双方向)
入出力できる
(双方向)
テレビ経由の音声伝送不可圧縮音源の多チャンネル
・Dolby Digital
・DTS Digital
リニアPCM 2ch
圧縮音源の多チャンネル
・Dolby Digital
・DTS Digital
リニアPCM 2ch
HDオーディオ
・Dolby Atmos®
・Dolby TrueHD
・DTS:X™
・DTS-HD
リニアPCM 5.1ch / 7.1ch
PS4→シアターシステム→テレビ(モニター)の接続

上のイラストのようにARC非対応のHDMIケーブルだったり、ARC非対応のテレビ、もしくはサウンドバーを購入してしまうと、サウンドバーからはPS5のゲーム音しか出ません。

テレビのHDMI端子は基本的に入力用ですから、テレビのHDMI端子に接続した「Amazon FireTV」、ブルーレイ&DVDなどの音声はもちろん、テレビ番組の音ですらサウンドバーに音を出力できません。

場合によっては、ブルーレイとサウンドバーを直接接続して、PS5をテレビに接続される方もいらっしゃるとおもいます。この場合もやはり、ARC非対応だと、PS5のゲーム音はテレビのスピーカーから音を鳴らします。せっかくサウンドバーを買っても、PS5とサウンドバーを直接接続しない限り、サウンドバーから音が鳴らないのです。

PS4→シアターシステム→テレビ(モニター)の接続

ですから、上のイラストのように、HDMIケーブルも、テレビ・モニターもARCまたはeARC対応の製品を買っておくと安心です。PS5をサウンドバーに接続しても、テレビ・モニターに接続しても、どちらの場合もPS5のゲーム音をサウンドバーで聴けるようになるからです。

8K/120Hzも実現できるDSC対応

HDMI 2.0の理論上の最大帯域幅は18 Gbpsです。いくら頑張ってもそれ以上の帯域幅は実現できません。どう頑張っても18 Gbps以下の映像しか表示できないのです。18 Gbps以下が実現できる、解像度の上限は4K HDR/60Hzまで。4K HDR/60Hzが限界ギリギリです。

HDMI 2.1の理論上の最大帯域幅は48 Gbpsです。表示できる上限は8K /60Hz YUV420カラーまで。しかしなんとHDMI 2.1は、それ以上の解像度/リフレッシュレートの出力をも可能とします。なぜなら、3倍圧縮技術である「DSC1.2」に対応しているからです。

おおよそ3倍近い帯域幅を必要とする8K/120Hzの表示まで可能です。圧縮されるので映像が劣化しますが、人間では識別できないレベルとのこと。

※価格は24時間以内に情報を取得した時点のものであり変更される場合があります。購入においてはAmazon.co.jpに表示されている価格の情報が適用されます。

HDMIケーブル
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