2020年11月10日、ユービーアイソフトからアサシンクリードシリーズの新作「ASSASSINS CREED VALHALLA(アサシンクリード ヴァルハラ)」が発売されました。
このゲームが気になっている方向けに、ゲームの概要や序盤をプレイしたレビューを述べていきます。購入の際の参考にしてみてください。
※プレイが進んだら適宜更新予定
※ゲームがCERO Zであるため18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください
アサシンクリード ヴァルハラ 概要
メーカー | ユービーアイソフト |
価格 | 通常版:9,240円(税込) ゴールドエディション:13,200円(税込) アルティメットエディション:14,520円(税込) |
対応機器 | Playstation 4 / Xbox One※ Windows PC / STADIA ※Playstation 5 / Xbox Series Xに対応予定 |
プレイ人数 | 1人 |
ジャンル | アクションRPG |
CERO | Z(18歳以上のみ) |
クレジット | © 2020 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. |
継承は呪いか、それとも祝福か?─戦国SF─
ナノボットを統べるケモ耳忍者と一緒にシルルRPG──戦国──
雪輪碧
西暦2126年、現実世界をゲームの舞台にしてしまう恐ろしいサービス「シルルRPG──戦国──」がひっそりと開始された。
高度に発達した超古代文明に運営・管理されいている日本は、戦国時代の後半。無限の闘争を繰り返していた。
日本古来の歴史書にも記載される妖怪。妖狐・天狗・猫又など、その正体は、超古代文明に遺伝子編集された人間だった。
伊賀の忍び・妖狐の新左衛門も、室町幕府の権威低下に伴う動乱に巻き込まれていく。
そんな中、「シルルRPG──戦国──」のプレイヤー権利を買った一人の超古代文明人が、戦国の世に暮らす人の自我を奪って(異世界転生)、ロールプレイングを始めた。
戦国世界とナノ兵器をめぐる混沌とした戦いの幕が上がる。
カクヨム
各エディションの違い
通常版 | ゲーム本編 |
ゴールドエディション | ゲーム本編 シーズンパス |
アルティメットエディション | ゲーム本編 シーズンパス アルティメットパック (装具パック、定住地パック、ロングシップパック、ルーンセット) |
コレクターズエディション | アルティメットエディションの内容プラス以下 ・エイヴォル(男)5cm胸像 ・証明書 ・サウンドトラック ・STEELBOOK ・エイヴォル(女)30cmフィギュア ・リトグラフ3個セット |
予約特典と販売店特典
予約特典 | 特典ミッション「狂戦士のあり方」 ※初回製造分、DL版予約特典 |
Amazon特典 | 狂戦士定住地パック プロダクトコード |
ゲオ特典 | 狂戦士ロングシップパック プロダクトコード |
※PS4版予約特典
ヴァイキングとして道を切り拓く
今作は9世紀ヨーロッパのヴァイキング時代が舞台。
物語はエイヴォルが幼少のころの出来事から描かれるため、比較的感情移入がしやすいつくりになっています。
エイヴォルは恐れ知らずのヴァイキングで、どんなときでも果敢に敵に立ち向かい、仲間を導いていく存在です。
主人公は男女どちらも選択可能
前作のオデッセイ同様、キャラクタークリエイトはありませんが、性別を変更することは可能になっています。
男女によってロマンスの対象が変わることはないので、より自分の没入感が高まる性別、または好みで選んでも問題ないでしょう。
また、進行途中でも性別の変更が可能になっているので、どちらの性別でも楽しむことができるようになっています。
タトゥーや髪形は変えられる
ストーリーが進むと、タトゥーのデザインを変えたり、髪形を変えることができます。
船で定住地へ戻ったときに変更可能だった髪形は、初期のものと丸刈り。それぞれ色を4色に変えられるのみでした。
これからバリエーションが増えていくのかどうかが楽しみです。
タトゥーに関しては序盤からいくつかバリエーションがありますが、各地にあるアイテム(紙のようなマーク)を収集することで増やしていけます。
自分に合った戦闘ができる
難易度は3種類設定可能
アサシンクリードヴァルハラでは、3つの難易度を設定できます。
- エクスプロア難易度(3段階)
- バトル難易度(4段階)
- ステルス難易度(3段階)
エクスプロア難易度はHUDやマップに表示される情報などの量を調整できるもの。
情報が多いと楽に見つけられますが、リアリティは下がるので、没入感を得たい場合には難易度をあげるとよいです。
バトル難易度はその名の通り、戦闘の難易度。
4段階あるので、戦闘が苦手な方ややりごたえを重視したい方、どちらの場合でも楽しくプレイできる設定になっています。
ステルス難易度は隠れて行動する場合の、見張りの感知力や認識力が設定できます。
戦闘は得意だけど隠れて行動するのは苦手…という方でも、ステルス難易度だけ下げることができるので安心です。
素材を集めて装備をアップグレード
マップの各所では様々な素材となる革や鉄鉱石などが収集できます。
これらを使用して防具や武器、矢筒や食料袋(回復アイテムが入る袋)を強化していくシステム。
装備によって強化できる回数は決まっており、強化すると防御力などの様々なステータスを補強できたり、持てる矢の数が増えていったりします。
今までのアサシンクリードシリーズにもあったシステムなので、プレイしたことのある人にはなじみ深いシステムとなっています。
また、別途鍛冶場での強化もあり、ルーンをはめたり強化できる回数を増やしたりするための強化ができるようになっています。
スキルはツリー形式で成長
主人公は装備以外に、スキルを取得することで強くすることができます。
スキルを取得するためには、クエストをこなしたり敵を倒して経験値をためてスキルポイントゲットし、そのポイントを使っていく必要があります。
スキルツリーの最初は三又になっていて、それぞれ近接、ステルス、遠距離を強くしていくことが可能。星座のデザインになっており、取っていくと新たな星座が出現。スキルツリーが広がっていきます。
満遍なくとるのもよし、一つを特化するのもよし。自分好みに成長させる楽しさがあります。
スキルはいつでも振りなおせるようになっているので、もしスキル振りを失敗してしまっても問題はありません。
戦闘中に使える技は収集アイテムで会得
スキルの他に、アビリティという戦闘時に使える技があります。
アドレナリンというゲージがたまっていないと使えないものになりますが、いざというときに便利。
近接用と遠距離用それぞれ4個、合計8個まで装備できるので、お気に入りのアビリティを使って戦闘することができます。
アビリティは世界各地にある「知識の書」を取得する必要があり、一朝一夕に使えるものではありませんが、くまなく探索していれば自然と身につけていけるでしょう。
ボタン設定は細かく変更可能
アサシンクリードヴァルハラでの戦闘方法は、R1が弱攻撃、R2が強攻撃となっていて、人によっては使いづらく感じるかもしれません。
しかしボタン設定はどの動作も変更可能なので心配無用です。
戦闘の注意点:切断表現がある
日本でのゲームには珍しく、攻撃すると敵の四肢などが切断される場合がありますので、苦手な方は注意が必要です。
設定にて切断表現をオフにできますので、予め設定しておくことをおすすめします。
寄り道要素盛りだくさんのオープンワールド
ゲームを始めてすぐであっても、アイテム集めで寄り道をしてしまえるくらいの自由度があります。
出典:『アサシン クリード ヴァルハラ』- ヴァイキング伝説に隠された歴史の真実
シリーズお馴染みのビューポイント巡りや財宝探し、依頼クエスト、口論詩というラップバトルのようなミニゲームなどなど、メインストーリーから離れて寄り道してしまう要素が盛りだくさんです。
船で各地を巡る
今作も船を使って海を渡り、各地を巡ることができます。
船は目的地まで自分で操作していくこともできますが、自動操縦もあるので手放しで主人公たちの会話を聞いて楽しむことができます。
たまに船が岸や岩に引っ掛かり動かせなくなる時がありますが、高速移動すれば船ごと移動してくるので解決はできます。
鷹ではなくカラスがお供
前作オデッセイでは鷹がお供にいて、その目をかりることで上空から偵察をすることができました。
しかし今作はカラスがお供となり、その役を担ってくれます。
操作性は前作とあまり変わりはありません。
街中などでメニューを開かずに放っておくとカラスが肩に乗ってきて、ちょっかいをかけてくるなどの可愛らしい面も見られます。
カラス以外、道中見かける犬や猫などとも触れ合えます。その動きがとても可愛らしく癒されること間違いなし。
崖はほぼ登れる
崖のあるエリアも多いですが、今までのアサシンクリード以上に崖を登れます。一見登れなさそうなつくりの崖であっても、難なく登っていくのはちょっと非現実的。
ゲームとしては、崖があって通れないといったストレスがなくなるので快適にはなっているでしょう。
プレイヤーの選択が世界に影響を与える
公式サイトなどの情報では、選んだ選択肢が世界に影響を与えていくとされています。
アサシンクリードオデッセイでも選択によって展開が変わるものもありました。今作はまだ序盤であるためその影響は確認できていませんが、今後選択によってどういう違いが出てくるのか楽しみにしています。
定住地を開拓できる
出典:「アサシン クリード ヴァルハラ」はXbox One、PS4、PCなどに対応 | Ubisoft
公式サイトによると定住地を開拓し、発展させられるとのこと。
まだ序盤のプレイであるため解放はされていませんが、個人的に楽しみな要素のひとつです。
この要素については確認次第更新したいと思います。
2020/11/11 追記
ストーリーを進めるとノルウェーからイングランドへいくことになり、その先で定住地の開拓をすることになります。
寄り道をしていたのでここに至るまでに5~6時間くらいかかりました。
初期のちょっとした建物以外は、物資を集めて建築しなければならないシステムになっています。
物資は周囲のエリアから略奪することで主に入手していきますが、それほど数は多くないのでガンガン発展はさせられないのがもどかしいところ。
建築をするとその建物を使用する人とのイベントがあったり、ゲームを進めるにあたって有利な技を教えてくれることもあります。
感想まとめ
序盤の感想のため、進んでいった場合に変更になることがあります。
現在は満足しています。個人的にはウォッチドッグスレギオンよりもハマれそうかな?といった感想です。
RPG感も強く、エイヴォルの気持ちに寄り添いつつプレイができています。
よかったところ
- スキルツリーシステムでわかりやすい
- 難易度が種別で用意してあり快適にプレイできる
- ストーリーはあるが自由に探索可能
- 寄り道要素が多い
- 動物がかわいい
- ロードが我慢できる長さ(PS4Pro+SSD換装の環境下、PS5でははやい)
残念なところ
- 武器によっては戦闘の動きがやや軽め
- 家屋などを登っていくとき、意図しない行動をすることがある
クリア後の感想(2020/12/21追記)
起動したまま放置などしたこともあり正確なプレイ時間は不明なのですが、少なくとも50時間以上は遊べるゲームです。
ストーリーに関して
各所でプレイヤーの選択によって変わる部分もありますが、大筋のストーリーは変わりません。
ヴァイキングは弱肉強食的な部分があるため、決して綺麗なストーリではありません。しかし、そこがリアリティを感じさせる部分なので好みです。
ストーリーのあるクエストをすべてプレイしてもすっきり終わるわけでなく疑問を残したままなので、次回作に期待です。(アサクリシリーズおなじみの終わり方)
システムに関して
全体的にわかりやすく好きなシステム。特にスキルツリーを攻略していくのは個人的に好みです。
ただ全体のイベントや宝箱が多く、宝箱なども取り切れないこともあります。取り方が複雑なものも多いです。
多すぎるあまり全て攻略するのは今のところあきらめています。
一つのゲームをとことんやるタイプの人であれば長く遊べるシステムになっています。
バグに関して
流血表現によるアップデートが入り、そこから細かなバグが増えているという報告も多数見受けられました。私自身も弓矢の最大数が減少するバグに遭遇しており、せっかくアップグレードしたのにと悲しくなりました。
中には致命的なバグもまだあるようなので、気になる方はアップデートで安定してから購入するのをおすすめします。