2020年11月12日、可愛らしい絵柄が目をひく「天穂のサクナヒメ(てんすいのさくなひめ)」が発売されました。
米づくりをゲームで体験できるということもあり、育成シミュレーションゲーム好きは気になっている方も多いのではないでしょうか。
どんなゲームなのか興味を持っている方や購入に迷っている方向けに、ゲームの序盤をプレイした感想を述べていきます。
ゲーム購入の参考になると嬉しいです。
天穂のサクナヒメ 概要
メーカー | えーでるわいす |
価格 | 通常版:5,478円(税込) PS4DL楽曲付豪華版:7,678円(税込) パッケージ限定版:7,678円(税込) |
ジャンル | 和風アクションRPG |
プレイ人数 | 1人 |
CERO | B(12才以上対象) |
対応機器 | PlayStation4 / Nintendo Switch / PC(Steam) |
クレジット | ©2020 Edelweiss. Licensed to and published by XSEED Games / Marvelous USA, Inc. and Marvelous, Inc. |
各エディションの違い
通常版 | ゲーム本編 |
PS4楽曲付豪華版(デジタルデラックス) | ゲーム本編 デジタルサウンドトラック(42曲) PS4用テーマセット(4種) PS4用アバターセット(9種) |
パッケージ限定版(彩色画集付限定版) | ゲーム本編 村山 竜大氏描き下ろし豪華特製BOX 天穂のサクナヒメ 彩色画集 |
予約特典
PSストアにて、2020年10月14日(水)~2020年11月11日(水)の間に予約した方には『PS4専用 天穂のサクナヒメ オリジナルテーマ』が特典としてついています。
主人公は怠惰な神「サクナ」
サクナは武神タケリビと豊穣神トヨハナの間に生まれた神。格の高い神のはずが、育ってきた環境ゆえ怠惰な性格。
出典:物語|『天穂のサクナヒメ』公式サイト
ぐうたらな生活を送っていたある日。人間と出会った彼女はあろうことか、米の備蓄を台無しにするという問題を引き起こしてしまいます。
そして罰を受けることになったサクナは、人間とともに鬼の支配するヒノエ島の調査を命じられることになります。
サクナの性格は上記のとおりぐうたらなので、人によっては苦手になってしまうかもしれません。
個人的には憎めない可愛い神様という感じで、その言動を楽しんでいます。
米づくりと戦闘がメイン
天穂のサクナヒメは米づくりと戦闘(素材集め)をしながら進めていくゲーム。どちらも同じくらいの割合で行っていきます。
横スクロールアクションで鬼と戦闘
序盤はチュートリアルを兼ねた横スクロールアクションで進んでいきます。
通常攻撃や武技の攻撃のほかに、神様らしい羽衣を使ったアクションも豊富。
最初はできることが少ないですが、ステージでアイテムを入手したり米づくりをしていると使える技などが増えていくシステム。
武器などの装備品も米づくりをするための農具にちなんだもの(カマなど)が多いので、他のゲームでは見られないような技を見ることができます。
装備品は鍛冶や機織り(はたおり)で作成
すぐには使用できませんが、進めていくと人間が鍛冶や機織りをしてくれるようになります。そこで装備の作成を依頼することが可能。
農具の強さは攻撃力などで決まるので、鍛冶で強い農具を作れれば強い敵にも渡り合えます。
作るための素材は各地で集めていかなければならず、ステージによって出る素材が違うので、あちこちを駆け回って集めていきます。
ステージ選択システム
自分の家に行くときや各地を探索するときは、ステージをカーソルで選択して赴くシステムになっています。
出典:アクション|『天穂のサクナヒメ』公式サイト
一度行ったところはクリアしたあとも行けるので、素材集めのために周回することもできます。
本格的な米づくりシミュレーション
物語が進み、田んぼを使えるようになるといよいよ米づくり開始です。
ヒノエ島には春・夏・秋・冬と季節があります。1つの季節につき3日(昼夜の時間経過あり)なので、牧場物語シリーズよりも1年がはやくすぎていきます。
稲の成長によって適した世話をしていく
ヒノエ島に着いた時の季節は春。田んぼの準備もしてくれてあるので「田植え」からはじまります。
田植えとは「苗」を田んぼに植えていく作業。
サクナを操作して植えることになりますが、その動作が本格的な田植えの動作。後ろに下がりながら植えていくので操作がやや難しく、なかなかまっすぐには植えられませんが、本格的に田植えをしている楽しさがあります。
田植えが終わるとその後は草むしりや水の量を調節したり、虫を追い払ったり、逆に益虫を放ったり。稲がよく育つ環境を整えていく作業です。
肥料を与えることもでき、与える肥料は肥溜めに材料を入れて堆肥を作っていく必要があります。作った堆肥を適宜撒くことで、稲の病気を防いだり害虫を防いだりします。
秋になると米が収穫できるようになります。
ただ刈り取って終わり…ではありません。稲刈り→稲を干す→脱穀→籾摺りをしてきます。ボタン入力で進めていく作業もあり面白いです。
個人的に感動したところは、籾摺りで米の磨き具合を調整していけるところ。
玄米がよければ玄米で完成ですし、白米にしたければ籾摺りをたくさんしていけば白米になります。
冬の前半は米づくりでできることはありませんが、後半になると今度は「田起こし」をして田んぼに稲を植えられる環境を作っていきます。
こうして冬が終わり春が来ると新たに米づくりをする一年が始まる、という流れになっています。
これ以外にも進めるとできるようになることも多いので、同じ作業の繰り返しで飽きるということはないでしょう。
もしサクサクやりたい場合でも、作業によっては人間や動物に任せられるものがあるので安心です。
難易度は2段階
難易度は戦闘と稲作の2種類をそれぞれ2段階変えられます。
戦闘はしっかりとアクションゲームなので、苦手な方は難易度を「易」に下げる方がよいでしょう。慣れている方なら「標準」難易度でも問題なく進めていけるようになっています。
シミュレーションが苦手な方は稲作を「易」に変えるとストレスなく進められるかもしれません。ただ、いつでも変更が可能ですので、せっかくの米づくりは標準で試してみるのもいいかも?
人間とのコミュニケーション
人間は鍛冶などをしてくれる大事な仲間になります。
家の周りにいる人間の頭上にビックリマークがついているときは、イベントがあるということ。そのキャラに因んだイベントが始まります。
ひとつひとつのイベントはそれほど長くないですし、物語を進めるのに重要なお願いごとをされることもありますので、マークがついていたら話しかけておくとよいでしょう。
感想まとめ
米づくりが楽しく、可愛くてとても満足しています。
時間経過はあるものの、忙しいときが少なくまったりのんびりプレイできるのがよいです。
よかったところ
- 米づくりのそれぞれの作業が楽しい
- アクションも簡単すぎなくて面白い
- 価格が安い
- キャラが可愛い
残念なところ
- ステージでたまにジャンプできないときがある