『Astro MixAmp Pro TR』レビュー

 株式会社ロジクールは、家庭用ゲーム機向け米ゲーミングブランド「ASTRO Gaming」を2018年9月20日より日本国内にて販売することを発表しました。日本国内における正規品の発売はこれが初となります。

今回販売されたのはゲーミングヘッドセット「Astro A40 TR」と海外で大人気のヘッドセット用アンプ『MixAmp Pro TR』。

「Astro A40 TR」と『MixAmp Pro TR』のセットにしたお得な製品と、「Astro A40 TR」をカスタマイズできる「Astro A40 TR Mod Kit」も一緒に発売。

今回はロジクールさんにいただきました『Astro MixAmp Pro TR』をレビューしていきたいと思います。

目次
ロジクールG933s

最大11.1chサラウンド ワイヤレスヘッドセット『ロジクールG933s』


  • ユーザーアンケートを基に開発
  • 遅延心配ない2.4GHz独自ワイヤレス
  • 3.5mm 4極プラグ接続も可能
  • ワイヤレス+3.5mm接続の音声ミックス可能
  • 快適性と耐久性を追求 90度回転イヤーカップ
  • ロジテック独自開発50mm PRO-Gドライバー
  • 3D立体音響DTS Headphone:X 2.0対応
  • 連動するRGBライティング
  • 最大12時間長寿命バッテリー

Astro MixAmp Pro TR 特徴

  • 安いイヤホンでも音質向上
  • PS5でTempest 3Dオーディオ
  • PS5/PS4で5.1chサラウンドサウンド
  • イコライザ設定可能
  • 4種のイコライザ設定を保存&切り替え可能
  • ノイズゲート(設定した小さい音量をカットするマイクフィルター)
  • PlayStationのボイチャとPC・スマホのボイチャのミキシングも可能
  • スマホの音楽もミキシング可能
  • PCからのゲーム配信がカンタンかつ便利
  • 高音質かつ低遅延のローカルボイスチャット可能

世代の違い

第4世代

 第3世代と第4世代はデザインが全く異なるものの機能はほぼ一緒。ただし音質は第3世代から第4世代に代わることでより改善されています。

第3世代

 PS4のサラウンドサウンドは最大5.1chを第3世代は7.1chバーチャルサラウンドサウンドへと拡張することメーカーさんに確認しました。第4世代は最大5.1chバーチャルサラウンドサウンドなので第3世代とのもう一つの違いです。

どちらの定位が優れているのかは好みの分かれるところだと思いますが、第3世代はすでに生産終了しており価格が2倍以上に膨れ上がっているので新しい第4世代『MixAmp Pro TR』の方を強くお勧めします。

Fast Companyの2018年 デザイン/設計部門で最も革新的な企業トップ10入りしたAstro Gaming

 数々の受賞歴を持つAstro Studios(アストロスタジオ)は1994年に設立されたアメリカのデザイン/設計会社です。ナイキの電子時計デザイン/設計の受賞から始まり、今や数え切れないほどの受賞歴を持ちます。

そのようなデザイン/設計に優れた企業から派生したゲーミングヘッドセットブランドがAstroGaming(アストロゲーミング)。2017年、ロジテック(ロジクール)がAstroGamingを買収。今はロジテック傘下のブランドになりました。

アメリカのテクノロジー・ゲーミングマガジンPC Magなど世界のゲーミング情報サイトにてゲーミングヘッドセットベスト10に必ずと言っていいほどランクインしてきました。

海外のプロゲーマーからも高い評価を得ている『Astro MixAmp Pro TR』はあまりの高い性能故チートだと大会で使用禁止された過去まであります。

毎年行われているCyACゲーマー国勢調査によると、Astro Gamingの製品は2016年は満足度と人にオススメしたい度両方とも、ロジクール、Razer、HyperXを抑えて1位。

2017年、2018年もロジクール、Razer、HyperXを抑えて、満足度と人にオススメしたい度両方で2位。Astro Gamingの日本国内正規品販売は2018年9月からだったにもかかわらずです。

CyACゲーマー国勢調査は日本国内の調査結果ですので、並行輸入品を購入した利用者たちの満足度と人にオススメしたい度においてロジクール、Razer、HyperXを抑えたということになります。

 Astro Studios(アストロスタジオ)はアメリカのビジネスマガジンFast Companyが発表する部門別 革新的な企業トップ10 2018年度 デザイン/設計部門で最も革新的な企業で6位を受賞。

2018年度 デザイン/設計部門で受賞したブランドには、日本でも有名なAudi(2位)、ikea(5位)、そして今や親会社にあたるロジテック(9位)も受賞していました。

あなたのヘッドセットのサウンドや操作感を180度変える高品質かつ多機能なデバイス

PS4/PS5で5.1chサラウンドサウンド、PS5でTempest 3D

ダイヤルでマイク音声とゲーム音声のバランス調整可能

上が全体の音量ボリューム、下がマイク音声とゲーム音声のバランス調整、左がイコライザー設定4種類の切り替えボタン、右がDOLBY HEADPHONEのオン・オフ

 ゲーミングヘッドセットのほとんどがステレオヘッドセットです。一部のゲーミングヘッドセットはバーチャルサラウンドサウンドに対応していますがPS4で使う場合にはステレオ(2ch)再生で、PS5ではTempest 3Dオーディオになります。

しかしPS4/PS5 → 『Astro MixAmp Pro TR』 → あなたのヘッドセットといったように接続するとPS4なら5.1chバーチャルサラウンドサウンドで、PS5なら5.1chバーチャルサラウンドサウンドまたはTempest 3Dでゲームプレイできるようになります。

接続方法音声
PS5USBのみTempest 3Dオーディオ
PS4 SlimとPS5USBと光デジタル5.1chサラウンドサウンド
旧PS4とPS4 ProUSBと光デジタル5.1chサラウンドサウンド
ヘッドセット3.5mm 4極 ステレオPS5とUSB接続時:Tempest 3Dオーディオ
USBと光デジタル接続時:5.1chサラウンドサウンド

PS4 SlimとPS5は光デジタル端子非搭載ですが、テレビ・モニターに光デジタル端子があればそちらに接続。テレビ・モニターに光デジタル端子がない場合には別途HDMI分配器を購入する必要があります。

ゲームの音量とフレンドの声の音量バランス調整可能に

 『Astro MixAmp Pro TR』を使うとPS4/PS5にてボイチャしている際にゲームの音量とフレンドの声の音量バランスを調整できるようになります。

通常ゲーミングヘッドセットは、PS4/PS5のゲーム音とボイチャ音のバランス調整ができません。USB接続であっても3.5mm接続であってもそれは同じ。

PS4/PS5がゲーム音とフレンドの声をミックスしてヘッドセットに音声を届けているからです。ですからフレンドの声が聞こえにくいと思ってボリュームを上げるとゲーム音まで音量が上がり、フレンドの声は聴きとりにくいままとなるのです。

一方『Astro MixAmp Pro TR』の場合USB経由でフレンドの声、光デジタル経由でゲーム音と別々のケーブルを使って音声をもらいます。

そのためフレンドの声が聴きとりにくいなと思ったらゲーム音のみ音量を下げるといったことができます。ゲーム音の方が聞こえにくい場合にはフレンドの声の音量だけ下げることが可能です。

ゲームタイトル別に細かいイコライザ設定可能

レインボーシックス シージ(R6S)

 『Astro MixAmp Pro TR』はPCに接続するとイコライザ設定ができます。他のヘッドセットやアンプであってもイコライザ設定可能な製品はありますが、きめ細やかな設定ができる点で勝っています。

しかも『Astro MixAmp Pro TR』は世界中で大人気の製品。サウンドのプロなどがゲームタイトル別に音を分析してイコライザ設定を公開していたりもします。

PCがなくてもイコライザ変更可能

イコライザプリセット1

 多くのヘッドセット、アンプはイコライザ設定できてもPCで使う場合にしか反映されません。PCにインストールしたソフトがサウンドを制御しているからです。

一方『Astro MixAmp Pro TR』には4種類のイコライザ設定を保存しておくことができるので、常にPCに接続しておく必要がありません。(画像の左側・プリセットライブラリーがMixAmp本体に保存した4種のイコライザ)

もともと設定されている4種類のイコライザ設定を切り替えてゲームするもよし。PCに接続して好みのイコライザ設定を作成、オリジナルの4種類に変更するもよしです。

一度『Astro MixAmp Pro TR』にイコライザ設定を保存してしまえば、PCに接続せずPS4/PS5にだけ接続すれば4つのイコライザ設定にボタン一つで切り替え可能となります。

PCには5つ以上のイコライザ設定を保存しておくことができるので、一度音をつくってしまえばPCに接続してプリセットライブラリーと入れ替えるだけ。

ノイズキャンセリング マイク以上に雑音を除去できるノイズゲート対応

マイク

 あなたのゲーミングヘッドセットに搭載されているマイクはノイズキャンセリング対応でしょうか。それとも非対応でしょうか。

『Astro MixAmp Pro TR』があれば、ノイズキャンセリングマイクならさらに、非対応でもかなり環境音というノイズを除去してくれるようになるのでフレンドへの迷惑を減らすことができます。

ノイズキャンセリングはマイクが集音した音の中から連続して鳴り続ける雑音を相殺する機能です。扇風機、車のエンジン音、電車の音などの音を分析して、逆の波長にしてぶつけて相殺するのです。

とてもインテリジェンスな機能ではありますが突発的な音には対応できないところが欠点。

一方ノイズゲートは設定した音量よりも小さな音をフレンドに届けないように除去するゲート(門)のようにフィルターをかける機能になります。

『Astro MixAmp Pro TR』を使うだけであなたのヘッドセットのマイクがノイズゲート対応になります。マイクに最も近い音源であるあなたの声だけが通され、小さい音はすべて排除されます。

名が示す優れたミキサー機能

 『MixAmp』。名前の通り『Astro MixAmp Pro TR』は音をミックスすることができます。光デジタルからのゲーム音、USBからのフレンドの声、そしてAUX端子につなぐ3.5mm AUXケーブルからの音声と3種の音がミックスされてヘッドホンから聴こえるようにできます。

あなたのヘッドセットがミキサー機能付きヘッドセットに変わるのです。例えば3.5mm AUXケーブルで『Astro MixAmp Pro TR』とスマホを繋いだらスマホの音楽を聴きながらPS4/PS5のゲームができます。

スマホにて通話しながらPS4/PS5のゲーム&フレンドと会話できます。3.5mm AUXケーブルで『Astro MixAmp Pro TR』とPCを繋いでも同じ。とても便利です。

ゲーム配信カンタン!3.5mm AUXケーブル1本でPCに出力可能

 『Astro MixAmp Pro TR』には、ミキサー機能でご紹介したAUX端子だけでなくStream端子も用意されています。この端子には3.5mm AUXケーブルを接続可能。

PCとつなぐと、PS4/PS5のゲーム音、PS4/PS5のフレンドの声、自分の声、スマホの音(Discord等のボイチャ含める)、全部まるっとPCに出力できてしまいます。そのためゲーム配信される方にもお勧めできます。

ゲーム配信スマート&カイテキ!すべての音量調節可能なミキサー機能

ストリームポート

 『Astro MixAmp Pro TR』はPS4/PS5のゲーム音、PS4/PS5のフレンドの声、自分の声、スマホの音(Discord等のボイチャ含める)と4種類の音を一つにまとめることができることすでにご紹介しました。

じつは『Astro MixAmp Pro TR』のすごいところはこれだけではないのです。マスター音量、PS4/PS5のフレンドの声、自分の声、スマホの音(Discord等のボイチャ含める)と5種類別々に音量調節可能です。

ゲーム配信されている方であればこの機能がどれだけありがたいのかお判りいただけるかと思います。

例えばYouTubeにてゲーム生配信しているとします。ファンの皆さんから「フレンドさんの声が小さいです」と言われたとします。

『Astro MixAmp Pro TR』なら専用のソフト(イコライザ設定するソフト)もて迷わず簡単にフレンドの声だけボリュームを上げることができるでしょう。それほどにゲーム配信がスマートかつカイテキに変わります。

恋人と高音質かつ低遅延のローカルボイスチャットができるデイジーチェーン

 最期にご紹介する機能は『Astro MixAmp Pro TR』が大会等で使用禁止されたとされるチート機能です。『Astro MixAmp Pro TR』は『Astro MixAmp Pro TR』複数台と有線接続してボイチャ可能です。

デイジーチェーンと名付けられた接続端子と同梱の専用ケーブルを使って2つ以上の『Astro MixAmp Pro TR』と接続します。するとインターネット不要のローカルボイスチャットが可能となります。

例えば恋人同士でPS4/PS5のゲームをしているとしてヘッドセットを使う場合にもPlayStation NetworkやDisdord等を使って会話するかと思います。

インターネットを介した会話になるので雑音が多かったり聞こえにくかったり、遅延があったりもするでしょう。隣にいるのにヘッドセットを使うとなると会話が劣化してしまうわけです。

一方『Astro MixAmp Pro TR』が2つある場合にはPlayStation NetworkやDisdord等インターネットを必要とするボイチャは不要です。

直接有線接続して会話できるのです。雑音ないクリアな音質かつ遅延なんかとは無縁。快適に会話可能です。

デジタル機器が苦手な方もカンタンに操作できる

MixAmpの使い方

 『Astro MixAmp Pro TR』はたくさんの機能があるので操作が難しいのではと心配になられる方もいらっしゃるでしょうが全く心配ありません。なぜならダイヤル2つ、ボタン2つしかないからです。

大きいダイヤルはマスター音量。左に回すとゲーム音とフレンドの声と両方が小さくなり、右に回すと大きくます。

小さいダイヤルはゲーム音とフレンドの声のバランス調整。左に回すとフレンドの声だけが小さくなり、右に回すとゲーム音だけ小さくなります。

ボタンの片方はDolby DigitalサラウンドサウンドのOn/Off切り替えで、もう片方が4つのイコライザ設定の切り替えボタンです。

合計4つのダイヤル&ボタンを操作するだけで『Astro MixAmp Pro TR』を操作することができます。

欠点は接続

デメリットをあえて挙げるとすれば配線と接続

 PS4 SlimとPS5は光デジタル端子非搭載なので、ご利用のテレビ・モニターに光デジタル端子がない場合には「ASTRO Gaming HDMIアダプター」のようなHDMI分配器を購入する必要があります。

『A40 TR + MixAmp Pro TR』の高級感あふれるパッケージ

レビュー・感想まとめ

マイクのレビュー・感想

「ノイズゲート」が強すぎるので弱設定に変えた

 『Astro MixAmp Pro TR』はプロの大会で使えるように設計されています。大会では周囲の雑音が大きいのでノイズゲートの強設定が一般家庭レベルを超えています。

そのため最初にPCに接続してノイズゲートの設定を弱である「夜用」に変更しました。声が大きい方は設定変更しなくても大丈夫な可能性もあります。

私の場合声が大きいほうではありませんので、ノイズゲートが強設定だと自分の声すらカットされてしまいました。なので「夜用」に変更することをおすすめします。

防音室にて、対面して会話しているのと変わらないくらいに自然な会話ができるようになった

 ノイズキャンセリング機能付きのマイクが搭載されたヘッドセットを使っていますが、『Astro MixAmp Pro TR』があるのとないのとではノイズが全く違います。

キーボードをたたく音も聴こえなくなりました。また一般的な距離間隔、ボリュームで家族に会話してもらったところ、フレンドの声以外は全く聞こえませんでした。

コップをデスクに置く音も聴こえなくなりましたし、家族がポテトチップスの封を開ける際の音まで聞こえなくなります。

強めに手を叩いてもらった場合にはさすがに音が聴こえましたが、実際の距離間隔よりもかなり遠くの音に感じます。

会話をしていないと防音室なのではないかと錯覚するほどに雑音がしっかりカットされます。

音質の感想

サラウンドサウンド(USB + 光デジタル接続時)

消えた「伏龍王」の位置を声で把握できた「ファイナルファンタジーⅩⅤ(FF15)」

 FF15のイフリート戦。その後のバハムートとシヴァの登場ではサウンドが耳に聞こえた途端鳥肌が立ちました。

FF15歴代王「伏龍王」の戦にて「伏龍王」が消えてしまう時があるかと思いますが『Astro MixAmp Pro TR』なら声で「伏龍王」のいる方向がはっきりわかります。

迫力あるサウンドやNPCアンドロイドの会話が聞こえる「NieR:Automata(ニーア・オートマタ)」

 ニーア・オートマタの開始直後の飛行ユニットで特攻するシーンの迫力に鳥肌が立ちます。FF15同様に曲がよく一つ一つのシーンとサウンドとの融合で感情が刺激されます。

通常のスピーカーではわからなかったきめ細やかな音と迫力ある低音に、初めて聞いたような新鮮さを感じました。まるで違う曲を聴いているよう。

バンカー(基地)のオペレーターそれぞれが会話したり、2Bもしくは9Sに話しかけたりしている声がはっきりわかります。誰が話しているのかすら方向で区別可能でした。

飛行ユニットがある場所で立ち話する3人のアンドロイド。それぞれ位置関係が近いのですが誰が話しているのか声の発生源をはっきり感じられたことに感動しました。

NPCが後ろから近づき、追い越していくことを足音で感じることのできる「アサシンクリード オデッセイ(Assassin’s Creed Odyssey)」

 道を歩く街のNPCを追い越し、振り向かずにそのまま待ちます。すると右後ろから小さな足音が聞こえ、だんだん足音が大きくなって近づいてきます。

右に来た時が一番足音を強く感じますがまだ画面には映っていません。するとまた足音が少しづつ小さくなり、右斜め前に音が移動していくとともにNPCが画面にうつります。

このように『Astro MixAmp Pro TR』はRPGの音の位置ですら現実世界のようにはっきりくっきり定位を明らかにしてくれます。

壁の向こう、2階の敵の位置も把握できる「レインボーシックス シージ(R6S)」

 壁越しでもはっきり敵の位置を足音だけで把握できます。見えていなくても走ってくる方向がわかるので、例えば窓の前を通るだろうと予測して銃を構えて待ち伏せ可能です。

部屋と部屋の境目では小さな入り口から隣の部屋の敵の位置を視認できないこともあります。そんな時も銃声だけで部屋のどの辺りにいるのか把握できます。

足音が大きいので位置も把握しやすい「フォートナイト(Fortnite)」

 フォートナイトは空間が広い場所では銃声、狭い場所では足音で敵の位置を把握する必要があります。まず銃声ですがどの建物にいるのか大体把握できます。

その敵がいるであろう建物に近づくと建物のどのあたりにいるのか足音で把握できます。銃声でも足音でもしっかり位置を把握できるのでとても有利だと感じました。

サバイバー側はより怖く、キラー側は足音や息遣いを感じる「デットバイデイライト(Dead by Daylight)」

 サバイバー側にてゲームする場合には自分の声が漏れてしまわないよう気をつけましょう。なぜなら『Astro MixAmp Pro TR』で聴くキラーの声がかなり怖いからです。

キラーの声や息遣い、そして心臓の音が大迫力。プレイヤーであるはずの自分が、キャラクターになったように恐怖やぞわぞわを体感することになります。

後ろから急に襲われた時やスピリットの声を聞いたりすると、ゾクゾク感や怖さからついつい声が漏れてしまいます。

迫力や恐怖は段違いに上昇するものの、キラーが近づいてくる際の足音は心臓の鼓動の音が大きすぎてかき消されます。足音でキラーの位置を把握できないのです。

キラーをプレイしている際にはサバイバーの位置を足音などでしっかり把握できました。足音だけでなく草の擦れる音、一撃を加えた後の息遣いで場所がわかります。

戸棚に隠れても息遣いがはっきり聞こえたところにかなりの優位性を感じます。

モンスターの羽ばたく音で位置を把握できる、息遣いを感じる「モンスターハンター:ワールド」

 モンスターハンター:ワールドでも羽ばたく音や唸り声で敵の位置を把握することができます。大型モンスターが叫ぶときの迫力や臨場感。

武器を研ぐときや回復するときにモンスターに背を向けた状態になってしまうこともありますが、カメラを回さなくても一夜距離感を感じられるのでとても安心。

もっともゾワゾワしたモンスターは「ウラガンキン」。回転していない時の移動速度が遅いので、後ろからゆっくり近づいてくる時の息遣いにゾワゾワしました。

Tempest 3Dオーディオ(PS5にてUSB接続時)

Marvel’s Spider-Man:Miles Morales

 電柱等に乗っていると人の声が下の方から聴こえます。車が前方から近づき、右を通り過ぎ、後ろへと遠ざかっていく感覚まではっきりわかるので現実世界の街の喧騒に感じます。

アサシンクリード ヴァルハラ

 武器の音、人の声、船が移動する際の水の音、鳥の羽ばたく音等、音だけではっきり位置を把握することができます。

橋の上で船の移動する音を聴くと水の音が下から聴こえますし鳥の羽ばたく音は上の方からしっかり聞こえるので振り向く場所もピンポイントで可能。

Godfall(ゴッドフォール)

 敵が攻撃する際に発する声、武器が空気を震わせることで発生する音等それだけで敵がどの位置にいるのかはっきりわかります。背中越しであっても迷わずピンポイントで敵に振り替えることが可能。

コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー

 仲間の声、敵の声、銃声、足音等で位置を把握することがとても容易。仲間がどの方向から話しているのか、どのくらいの位置を歩いているのか目をつむっていてもわかるほど。

PS5:USB接続 または USB + 光デジタル接続 どちらも捨てがたい

 『Astro MixAmp Pro TR』をPS5で使う場合には状況によって接続方法に悩みます。USB+光デジタル接続時はとても便利ですが、定位はUSB接続時のTempest 3Dオーディオに明らかに劣るからです。

バーチャルサラウンドサウンドは音の大きさと音の発生のタイミングをズラすことで、5つもしくは7つのスピーカーに囲まれているように錯覚させる技術です。

今発生して色音の位置を5つないし7つのスピーカーのどれから鳴らすのかを決定し、ヘッドセット2つのスピーカーに最適化させ、決定したスピーカーの位置からなっているように錯覚させるように鳴らすわけです。

一方Tempest 3DオーディオはDolby AtomosやDTS:Xと同じ技術である3D立体音響です。バーチャルサラウンドサウンドと異なり拡張、錯覚させるのではなく初めから11chで録音された音声を2つのスピーカーで立体再現します。

録音もまた実際に存在する部屋における「音の鳴り方」を計測&リアルタイム演算して音に付加しているので、実在する空間の残響までシュミレートされます。

そのためサラウンドサウンドであるDolby Digitalと3D立体音響であるTempest 3Dオーディオは全く異なる技術。どちらがリアルで定位を感じられるのかは、実在する空間の残響までシュミレートされているTempest 3Dオーディオの方が圧倒的です。

そのためリアルなサウンド体験を求める場合やFPSをプレイする場合にはTempest 3Dオーディオの方が良いのですが、USBだけの接続だとゲーム音/フレンド声バランス調節ができません。

『Astro MixAmp Pro TR』が実現する機能まとめ

USBのみUSB+光デジタルMixAmpなし
PS4オーディオ第3世代:7.1ch
第4世代:5.1ch
2ch(ステレオ)
PS5オーディオTempest 3Dオーディオ第3世代:7.1ch
第4世代:5.1ch
Tempest 3Dオーディオ
ゲーム音/フレンド声
バランス調節
××
イコライザ×
ノイズゲート×
ミキシング一部×

瞬時にゲーム音とボイスチャット音声のバランス調整ができる便利さ

 ボイチャをしながらFPS・TPSをプレイしているとゲーム音だけを大きくしたいとき、またはフレンドの声だけを大きくしたいときがその場その場で変わってきます。

しかしPS4/PS5ではバランス調整できません。『Astro MixAmp Pro TR』があればほんの少し手を伸ばしてて首をひねるだけでそれが可能です。

一度このバランス調整の便利さを味わってしまうともう後戻りはできません。

『ロジクールG Astro MixAmp™ Pro TR』仕様

メーカー名ロジクール
ブランド名Astro
製品名(日本語)Astro MixAmp Pro TR
型番第3世代:MAPTR-002
第4世代:ブラックPS4 – MAPTR-002
発売日第3世代:2018年9月20日
第4世代:2019年6月27日
サイズ(幅 x 奥行 x 高さ)第3世代:132.5 x 81 x 47 mm
第4世代:132 x 81 x 47 mm
接続I/FTOSlink 光デジタル入力
USB micro-B(オーディオ/電源)
3.5mmストリーム出力
3.5mmヘッドセット コネクタ
3.5mm Aux入力
デジタル デイジーチェーン ポートx2
周波数特性第3世代:20Hz-24,000Hz
第4世代:10Hz-24,000Hz
歪率THD < 0.1%
ソフトウェア対応機種ASTRO COMMAND CENTER: PC/MAC対応
要件PlayStation 4
PlayStation 5
Xbox
Windows 8.1
Windows 8
Windows 7
クレジット© 2021 アストロ GAMING. ALL RIGHTS RESERVED.
ロジクールG633s

最大11.1chサラウンドゲーミングヘッドセット『ロジクールG633s』

  • ユーザーアンケートを基に開発
  • 3.5mm 4極プラグ接続
  • 肌触り抜群のスポーツメッシュ・イヤーパット
  • ロジテック独自開発50mm PRO-Gドライバー
  • 3D立体音響DTS Headphone:X 2.0対応
  • 連動するRGBライティング

ASTRO Gaming ミックスアンプ プロ MixAmp Pro TR

PS5×『Astro MixAmp Pro TR』でTempest 3Dオーディオ レビュー


  • Tempest 3Dオーディオ or 5.1chサラウンドサウンド 両方使える
  • イコライザ設定可能
  • 4種のイコライザ設定を保存&切り替え可能
  • ノイズゲート機能搭載
  • ミキシング機能付き
  • PlayStationのボイチャとPC・スマホのボイチャのミキシングも可能
  • PCからのゲーム配信がカンタン
ASTRO Gaming ミックスアンプ プロ MixAmp Pro TR
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