現在お使いの小さいテレビやモニターのサウンドを変えたい方にはコンパクトサウンドバー。コンパクトサウンドバーであれば小さいテレビ台にも載せることができます。
コンパクトサウンドバーの特徴
幅を取らない
サウンドバーの多くは90cm~100cm前後の幅で高さは5~10cm程度の細長い棒状の形をしています。コンパクトなサウンドバーはそれよりも幅が短い50cm~60cm。
90~100cmの幅というのは42インチのテレビくらいの幅。
42インチ以上のテレビが置けるテレビ台があれば通常サイズのサウンドバーで問題ありませんが、それよりも小さいサイズのテレビやモニターに合わせた台を使っている場合はコンパクトなサウンドバーでないと置くことができません。
幅を取らないコンパクトサウンドバーは小さいテレビやモニター向けの製品とも言えます。
価格が安い製品が多い
メーカー・ブランドにもよりますがコンパクトサウンドバーは10,000~20,000円台で購入できるものが多いです。
通常サイズのサウンドバーよりも数千円~数万円安いのでオーディオ機器初心者にも手が出しやすい値段となっています。
単体での重低音表現が苦手で3D立体音響非対応なことが多い
コンパクトで幅を取らないメリットがある分ウーファーやサブウーファーといった低音用のスピーカーがない製品が多く、通常サイズのサウンドバーに比べて低音の表現が苦手です。(そもそも低音が薄かったり、低音がでていても歪んでしまったり)
Dolby AtmosやDTS:Xなどの3D立体音響(音の方向や距離が再現できる技術)も非対応の製品がほとんど。
低音が特徴的な音楽(ロックなど)の迫力を楽しみたい方や映画のアクションシーンをリアルに感じたい方は、コンパクトサウンドバー単体の製品はおすすめできません。サブウーファーがセットになっている製品や3D立体音響に対応しやすい通常サイズのサウンドバーがおすすめです。
コンパクトサウンドバーの選び方
幅の大きさで選ぶ
置くスペースが狭い場合には特にサイズに注目して選びます。モニターで24インチなどの小さいものにつけるのであれば、50cm台のサウンドバーならちょうどモニターの幅と同じくらい。
ただしコンパクトな分迫力や臨場感が他の大きめの製品より劣る場合があるので、どうしても迫力や臨場感を優先したいのであればスペースを確保して選択の幅を拡げるのをおすすめします。
サブウーファーの有無で選ぶ
低音を増強するサブウーファー。コンパクトサウンドバーの中にも少ないながらもサブウーファー内蔵の製品がありますので迫力あるサウンドを楽しみたい方はサブウーファーのついているものを選びましょう。
ゲームや映画における銃撃戦や爆発音、エンジン音などの迫力が大幅に増しますので臨場感あふれるサウンド体験が可能となります。
接続方法で選ぶ
サウンドバーとテレビ・モニターとの接続はHDMIと光デジタルが主流ですが、とっても小さいサイズのサウンドバーの場合3.5mmステレオアナログ接続の場合もあります
有線接続のみならず無線接続であるBluetoothやWi-Fiに対応した製品であればスマホの音楽鑑賞時にも役立ちます。
HDMI接続タイプの場合4KHDRパススルー対応かどうかで選ぶ
サウンドバー、テレビ・モニター、PS5・PS4 Pro、3つのデバイスを接続する方法は2種類あります。①PS5・PS4 Pro → サウンドバー → テレビ・モニターと間にサウンドバーを配置する方法。
②サウンドバー → テレビ・モニター ← PS5・PS4 Proと間にテレビ・モニターを配置する方法の2つです。
①の接続方法を選ぶ場合サウンドバーが4K/HDRパススルーに対応していないと4K/HDRの映像をサウンドバーが素通りさせることができません。
4K/HDRパススルー非対応のサウンドバーにて①の接続方法ではフルHDの映像でしかゲームできなくなってしまうため、4K/HDRでもゲームしたい方は実質②の接続方法を強制されることになるので注意が必要です。
4K/HDRパススルー対応のサウンドバーであれば①②どちらの接続方法でも4K/HDRでゲーム可能。
コンパクトサウンドバーの注意点
コンパクトなサウンドバーは小さいテレビやモニターにつけられることを想定されているためか、4Kパススルーに非対応の製品が多いです。
4Kパススルーがない場合、ゲーム機→サウンドバー→テレビorモニターと繋いだ時にテレビやモニターに映る映像がフルHD画質になってしまいますのでPS4ProやPS5にて使用したい場合には注意が必要。
おすすめのコンパクトサウンドバー 4製品
『SR-C20A』ヤマハ – サブウーファー内蔵かつ音楽鑑賞も楽しめコスパも◎
ヤマハ コンパクトサウンドバー SR-C20A 横幅60cm PC ゲーム スピーカー Bluetooth対応 テレビ/パソコン/ス…
- 2.1ch サブウーファー内蔵型
- 高音質音声コーデックAAC対応だからスマホ接続での音楽鑑賞にも向いている
- サウンドモードに「ゲーム」「映画」があり、その他の機能も充実
- Bluetooth5.0で通信範囲、通信速度〇
『DENON HOME SOUND BAR 550』DENON – コンパクトかつ高性能
デノン DENON SOUND BAR 550 3Dサラウンド対応の高音質コンパクトサウンドバー ブラック DENONHOMESB550
- コンパクトサウンドバーでは唯一3D立体音響(Dolby Atmos、DTS:X)に対応
- さらに4KパススルーやeARC対応
- 通常サイズのサウンドバー並みの性能なのにコンパクト
- Denon Home 150や250(別売りのネットワークスピーカー)をリアスピーカーにしてリアルサラウンドを拡張可能
『SC-HTB200』パナソニック – 小さいのに80Wの出力が可能
- 450×51×135mmととにかく小さい
- オーディオ機器初心者でも手の出しやすい価格
ハイセンス HS214 – 約1.1万円にして108Wの迫力
ハイセンス 2.1ch サウンドバー スピーカー HS214 サブウーファー内蔵 Bluetooth/HDMI/ARC対応 2020年モデ…
- 映画・音楽・ニュース 独自のバーチャルサラウンド技術を3つ搭載
- 大口径78mmサブウーファー内蔵だから小さいのに大迫力と臨場感
- タッチ式コントロールパネル
比較表
2021/6/21時点でAmazonでの価格が高い順番に比較しています。記載価格はAmazonにおける税込価格です。
DENON HOME SOUND BAR 550 |
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発売日:2021年 4月23日 | 販売価格:Amazon80,000円 |
3D立体音響:Dolby Atmos/DTS:X | 4KHDRパススルー:〇 | ARC:〇eARC | HDMI:出力×1/入力×1 | 光デジタル:入力×1 | 実用最大出力:19mmツイーター×2/55mmミッドバス×4/50×90mmパッシブラジエーター×3/サブウーファー× | サイズ:650x75x120mm |
SONOS Beam |
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発売日:2018年10月 | 販売価格:Amazon46,800円 |
3D立体音響:× | 4KHDRパススルー:× | ARC:〇 | HDMI:出力×1/入力×1 | 光デジタル:入力×1 | 実用最大出力:フルレンジウーファー×4/ツィーター×1/パッシブラジエーター×3/サブウーファー× | サイズ:651×68.5x100mm |
Bose TV Speaker |
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発売日:2020年 7月 2日 | 販売価格:Amazon28,889円 |
3D立体音響:× | 4KHDRパススルー:× | ARC:〇 | HDMI:出力×1 | 光デジタル:入力×1 | 実用最大出力:フルレンジ×2/サブウーファー× | サイズ:594x56x102mm |
SONY HT-S200F |
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発売日:2018年 1月27日 | 販売価格:Amazon24,570円 |
3D立体音響:× | 4KHDRパススルー:× | ARC:〇 | HDMI:出力×1 | 光デジタル:入力×1 | 実用最大出力:46mmフルレンジ25W×2/70mmサブウーファー内蔵30W×1 | サイズ:580x64x95mm |
ヤマハ SR-C20A |
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発売日:2020年10月 1日 | 販売価格:Amazon17,936円 |
3D立体音響:× | 4KHDRパススルー:× | ARC:〇 | HDMI:出力×1 | 光デジタル:入力×1 | 実用最大出力:46mmフロント20W×2/75mmサブウーファー内蔵30W×1 | サイズ:600×64×94mm |
パナソニック SC-HTB200 |
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発売日:2018年 5月18日 | 販売価格:Amazon16,145円 |
3D立体音響:× | 4KHDRパススルー:× | ARC:〇 | HDMI:出力×1 | 光デジタル:入力×1 | 実用最大出力:フロント40W×2(100mm×4)/サブウーファー× | サイズ:450×51×135mm |
JBL Bar 2.0 All-in-One |
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発売日:2019年 8月23日 | 販売価格:Amazon12,800円 |
3D立体音響:× | 4KHDRパススルー:× | ARC:〇 | HDMI:出力×1 | 光デジタル:入力×1 | 実用最大出力:40W×2/サブウーファー× | サイズ:614x58x90mm |
ハイセンス HS214 |
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発売日:2020年10月下旬 | 販売価格:Amazon11,259円 |
3D立体音響:× | 4KHDRパススルー:× | ARC:〇 | HDMI:出力×1 | 光デジタル:入力×1 | 実用最大出力:フルレンジ44mm×100mm 27W×2/78mmサブウーファー内蔵54W×1 | サイズ:650×61.5×95mm |
Creative Stage Air |
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発売日:2019年3月上旬 | 販売価格:Amazon5,470円 |
3D立体音響:× | 4KHDRパススルー:× | ARC:× | HDMI:× | 光デジタル:× | 実用最大出力:10W×2/サブウーファー× | サイズ:410×70×78mm |
本体とサブウーファーセットの製品もおすすめ
コンパクトな本体とは別にサブウーファーを置くスペースがある場合、セットになっている製品も検討してみてはいかがでしょうか。より一層迫力のある音楽が楽しめます。
『SC-HTB250』パナソニック
- サウンドバー450×51×135mm、サブウーファー97×451×307mm
- サブウーファーは縦置き横置きどちらもOK
- 本体がとてもコンパクトだからテレビの前に置いても邪魔にならない
- ARC対応、4Kパススルー非対応
『Sound BlasterX Katana』クリエイティブ
Creative Sound BlasterX Katana 最大150W出力 PC/TV/PS4/スマホ対応 Dolby Digital光入力対応 マルチメデ…
- サウンドバー約600×60×97mm、サブウーファー 約130×333×299mm
- 「Aurora Reactiveライティングシステム」で1680万色のカラーで光る
- PCとUSB接続時ハイレゾ可能
- ヘッドセット端子やマイク入力端子があるゲーミング向けサウンドバー
- HDMI端子がないので光デジタル端子のあるPS4向け
『Creative Stage』クリエイティブ
Creative Stage 最大出力160W TV/プロジェクタ/PC等入力可(光デジタル/アナログピンジャック/Bluetooth/US…
- サウンドバーは約550 x 70 x 78mm、サブウーファー約115 x 420 x 250mm
- 最大出力160Wのパワフルなサウンド
- サブウーファーつきで10,000円台とリーズナブル
- 日本国内ではTV ARC使用不可(サポート対象外)