ASUS JAPAN株式会社はゲーミングブランド「ROG」より8個のドライバーを搭載したリアル7.1chサラウンドヘッドセット「ROG Theta 7.1」を2020年3月18日に発売しました。
今回は「ASUS ROG Theta 7.1」について専門用語等わかりやすくご紹介します。
『ASUS ROG Theta 7.1』概要
ASUS ゲーミングヘッドセット ROG THETA 7.1 PC、PS5、Nintendo Switch、Mac USB-C 装備
- 8つのドライバー搭載リアル7chサラウンドサウンド(7.1chモードはPCのみ)
- AIノイズキャンセリングマイク
- 8つのドライバーは高音質なASUS Essenceドライバー
- 4つのESS 9601ヘッドフォンアンプ
- カスタマイズされたROGホームシアターグレード7.1 DAC
- 特殊な高速冷却ファブリックとアイウェアに優しいデザインのROG Hybridイヤークッション
- 2種類のROG Hybridイヤークッションが付属
- Armory IIソフトウェアでオーディオチューニング可能
- RGBライティング
左右に4つづつドライバーが搭載されるリアル7chサラウンドサウンド

お部屋の中央にあなたがいるとして、あなたを囲うようにお部屋の真正面、左右斜め前、左右、左右斜め後ろにスピーカーを配置すると7chのサラウンドサウンド環境が整います。
テレビやモニターの場合、テレビの左右からすべての音が鳴るのでリアリティに欠けますが、あなたを中心に囲うようにスピーカーを配置するだけで、斜め後ろの音はちゃんと斜め後ろから聞こえるようになりますのでゲームの世界に入り込んだような錯覚に陥ります。
しかしヘッドセットの場合そのようなことはできません。耳も頭もお部屋に比べると小さいですから、頭の周りを囲うようにシャンプーハットにスピーカーをつるすようなヘッドセットは邪魔で仕方ありません。これでは音も筒抜けになるのでヘッドセットと呼んでいいのかすらわからなくなります。
「ASUS ROG Theta 7.1」の場合、あの小さなイヤーカップの中に4つものドライバー(音をつくりだす装置)を搭載させることでお部屋の7chサラウンドサウンドのようにリアルにサラウンドサラウンドを実現してしまいました。
ヘッドセットには通常、ドライバー(音をつくりだす装置)は左右に1つづつしか搭載されません。そのためサラウンドサウンド対応と書いてあってもバーチャルサラウンドサウンドなので仮想的にスピーカーに囲われているような音をつくりだしているにすぎません。
左右の音のなり方に時間差を設けたり、左右の音の大きさを変えたりすることで左斜め前から音が鳴っているような錯覚をつくりだしているのです。
一方「ASUS ROG Theta 7.1」の場合本当にドライバーが左右に4つづつ搭載されているので錯覚ではありません。本当に斜め前や斜め後ろから音が鳴るのでFPSゲームなど音が重要なゲームで確実に有利になります。
音を増幅する際に歪み成分+ノイズ成分を約0.000141%程度に抑えられる精密測定機器並みに優れたアンプESS 9601が4つ搭載
ドライバーがつくりだせる音の大きさはとても小さな音です。そのためヘッドセットやスピーカーにはアンプと呼ばれる音を増幅させる装置が搭載されます。
アンプは音を増幅するときに歪みと呼ばれる音源にはない、本来聞こえないはずの音やノイズ(雑音)を必ず混じらせてしまいます。
歪みとノイズの量が多ければ多いほどに小さな足音がかき消されたり、判断を鈍らせるあるはずのない音などを発生させます。ですからゲーミングデバイスメーカー各社、できる限り歪みとノイズの少ないアンプを採用します。
またコンピューター向けの言語で届いた音のデータを人間の耳で聞こえるよう翻訳する装置DACと呼ばれる装置もアンプ同様に翻訳する際に歪みとノイズを発生させます。
しかしほとんどのゲーミングヘッドセットはアンプやDACのメーカーや製品を公開していません。一方「ASUS ROG Theta 7.1」はアンプもDACもメーカーや製品名を公開しています。
アンプは世界有数のアンプ・DACメーカーESS Technologyが開発する製品を採用。しかも歪み成分+ノイズ成分を約0.000141%程度に抑えられるESS 9601ヘッドフォンアンプを4つも搭載しています。
DACには自社開発のカスタマイズされたROGホームシアターグレード7.1 DACを採用しているとのこと。小さな足音すら逃さない、本格的なゲーミングヘッドセットです。
5000万種類以上のバックグラウンドノイズを除去できる驚異のAIノイズキャンセリングマイク
アクティブノイズキャンセリングマイクは、実は皆さんが思っているほどには万能ではなく、あまり環境ノイズを除去することができません。
理由はその仕組みにあります。アクティブノイズキャンセリングの仕組みは、マイクで集音されたノイズの音を分析して逆の波長をつくりあげ、ぶつけることで相殺しています。
マイクが拾ったノイズの音と逆の波長をつくりださなければならないので、連続して鳴り続けている音しか除去できないのです。
例えばPS4/5のファンの音、エアコンや電車の音などは除去できます。しかし突発的になる音は排除できないのです。
ですから実は物理的に音を遮断するパッシブノイズキャンセリングの方が優秀ですが、マイクの場合あなたの声を集音しなければなりませんから、物理的に遮断するにも限界があります。
一方「ASUS ROG Theta 7.1」に搭載されるマイクはAI搭載のノイズキャンセリングになります。専用プロセッサを搭載する優秀なAIが集めた、5000万種類以上の分析済バックグラウンドノイズを除去できるとのことです。
例えばアクティブノイズキャンセリングでは除去できるかどうか不安な音、人のおしゃべりする声だったり、キーボードがガタガタする音だったり、マウスのクリック音だったりすら最大95%も削減できるとのこと。
優秀過ぎるマイク。ノイズにてフレンドに迷惑をかける心配が格段に減ること間違いなし。
まとめ
ASUS ゲーミングヘッドセット ROG THETA 7.1 PC、PS5、Nintendo Switch、Mac USB-C 装備
- 8つのドライバー搭載リアル7chサラウンドサウンド(7.1chモードはPCのみ)
- AIノイズキャンセリングマイク
- 8つのドライバーは高音質なASUS Essenceドライバー
- 4つのESS 9601ヘッドフォンアンプ
- カスタマイズされたROGホームシアターグレード7.1 DAC
- 特殊な高速冷却ファブリックとアイウェアに優しいデザインのROG Hybridイヤークッション
- 2種類のROG Hybridイヤークッションが付属
- Armory IIソフトウェアでオーディオチューニング可能
- RGBライティング
『 ASUS ROG Theta 7.1 』 仕様
メーカー | ASUS |
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発売日 | 2020年3月18日 |
サラウンドサウンド | 7.1ch |
ヘッドホンタイプ | オーバーヘッド |
イヤーパッド | 独自のASUS Hybridイヤークッション 特殊な急速冷却機能を持つファブリック 減圧クッションの素材 人間工学に基づいた逆D字型 |
ヘッドホン構造 | 密閉型 |
ドライバーユニット | ネオジムマグネット |
ドライバーユニットサイズ | フロント:40mm センター・サイド・リア:30mm×3 |
感度 | 未公開 |
周波数特性 | 20~40,000Hz |
インピーダンス | 32Ω |
全高調波歪み | 未公開 |
コントローラー | イヤーカップで音量コントロール |
マイクのタイプ | ブームマイク |
マイク集音特性 | 単一指向性 |
マイク感度 | -54 dB |
マイク周波数特性 | 100Hz-10,000Hz |
マイクインピーダンス | 未公開 |
ノイズキャンセリング機能 | AIノイズキャンセリング |
マイクコントローラー | イヤーカップでマイクミュート |
LED | RGB |
接続I/F | USB 2.0 Type-C |
ワイヤレス | – |
付属品 | Detachable microphone User guide ROG Hybrid ear cushion USB-C to USB 2.0 (Type-A) adapter |
クレジット | ©ASUSTEK COMPUTER INC. ALL RIGHTS RESERVED. |
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