RAZER KRAKEN V3/PRO/X/HYPERSENSE 4種の違い

KRAKEN V3 X / V3 / V3 HYPERSENSE / V3 PRO 4種類の違いを比較

X
V3
V3 HYPERSENSE:HY
V3 PRO:PRO
ケーブル長X:1.8 m
V3:2.0 m
HY:2.0 m
PRO:1.3 m
サラウンド
3D立体音響
X:サラウンドサウンド(Windows 10 64bitのみ)
V3:THX Spatial Audio(PCのみ)
HY:THX Spatial Audio(PCのみ)
PRO:THX Spatial Audio(PCのみ)
周波数特性X:12Hz ~ 28,000Hz
V3:20Hz ~ 20,000Hz
HY:20Hz ~ 20,000Hz
PRO:20Hz ~ 20,000Hz
インピーダンスX:32 Ω (1 kHz)
V3:32 Ω (1 kHz)
HY:32 Ω (1 kHz)
PRO:32 Ω (1 kHz)
マイク感度X:-42 ± 3 dB
V3:-42 ± 3 dB
HY:-42 ± 3 dB
PRO:-42 ± 3 dB
ドライバーの種類X:Razer™ TriForce
V3:Razer™ TriForce チタン
HY:Razer™ TriForce チタン
PRO:Razer™ TriForce チタン
ドライバーサイズX:40 mm
V3:50 mm
HY:50 mm
PRO:50 mm
感度X:103 dBSPL/mW
V3:96 dB SPL/mW
HY:96 dB SPL/mW
PRO:96 dB SPL/mW
マイクスタイルX:HyperClear カーディオイド
V3:着脱式HyperClear カーディオイド
HY:着脱式HyperClear カーディオイド
PRO:着脱式HyperClear スーパーカーディオイド
マイク周波数特性X:100Hz ~ 10,000Hz
V3:100Hz ~ 10,000Hz
HY:100Hz ~ 10,000Hz
PRO:100Hz ~ 10,000Hz
集音パターンX:単一指向性(カーディオイド)
V3:単一指向性(カーディオイド)
HY:単一指向性(カーディオイド)
PRO:単一指向性(スーパーカーディオイド)
コントロールX:音量調整/マイクのミュート
V3:音量調整/マイクのミュート
HY:音量調整/マイクのミュート/触覚の調節
PRO:音量調整/マイクのミュート/触覚の調節
イヤーカップ内径X:60 mm x 40 mm
V3:62 mm x 42 mm
HY:62 mm x 42 mm
PRO:62 mm x 42 mm
イヤーパッド素材X:通気性ファブリック/レザーレット/メモリーフォーム
V3:熱伝導ファブリック/レザーレット/メモリーフォーム
HY:熱伝導ファブリック/レザーレット/メモリーフォーム
PRO:熱伝導ファブリック/レザーレット/メモリーフォーム
ノイズキャンセリングX:-
V3:パッシブノイズキャンセリング
HY:パッシブノイズキャンセリング
PRO:パッシブノイズキャンセリング
Razer HyperSense
触覚テクノロジー
X:-
V3:-
HY:〇(オフ、低、中、高)
PRO:〇(オフ、低、中、高)
接続タイプX:USB-A
V3:USB-A
HY:USB-A
PRO:2.4GHzワイヤレス(USB-A)/3.5mm
概算重量X:285 g
V3:332g
HY:344 g
PRO:372g
バッテリー持続時間X:-
V3:-
HY:-
PRO:最大 44 時間
Razer Chroma RGBX:Chroma enabled earcup
V3:Razer Chroma RGB
HY:Razer Chroma RGB
PRO:Razer Chroma RGB
互換性X:PC/PS4
V3:PC/PlayStation/Nintendo Switch (ドックのみ)
HY:PC/PlayStation/Nintendo Switch (ドックのみ)
PRO:PC/PlayStation/Nintendo Switch/モバイルデバイス/Xbox

継承は呪いか、それとも祝福か?─戦国SF─

ナノボットを統べるケモ耳忍者と一緒にシルルRPG──戦国──

雪輪碧

西暦2126年、現実世界をゲームの舞台にしてしまう恐ろしいサービス「シルルRPG──戦国──」がひっそりと開始された。

高度に発達した超古代文明に運営・管理されいている日本は、戦国時代の後半。無限の闘争を繰り返していた。

日本古来の歴史書にも記載される妖怪。妖狐・天狗・猫又など、その正体は、超古代文明に遺伝子編集された人間だった。

伊賀の忍び・妖狐の新左衛門も、室町幕府の権威低下に伴う動乱に巻き込まれていく。

そんな中、「シルルRPG──戦国──」のプレイヤー権利を買った一人の超古代文明人が、戦国の世に暮らす人の自我を奪って(異世界転生)、ロールプレイングを始めた。

戦国世界とナノ兵器をめぐる混沌とした戦いの幕が上がる。

カクヨム

詳しい説明

サウンドについて

サラウンドサウンド・3D立体音響

サラウンドサウンドより、3D立体音響の方が定位に優れ、臨場感あふれるサウンドを実現できます。

THX社とは、主に映画の音響技術を提供するアメリカの会社です。親会社はなんとルーカスフィルム。スター・ウォーズシリーズやインディ・ジョーンズシリーズの制作者として知られる、ジョージ・ルーカスが設立した会社です。ちなみにですが、ルーカスフィルムはウォルト・ディズニー・スタジオ傘下の会社。つまりTHX社は、ディズニーグループの一つです。

有名かつ高い技術を持ったTHX社が開発した立体音響技術がTHX Spatial Audioです。THX Spatial Audioは、PS5のTempest 3Dオーディオ、Dolby Atmos、DTS:Xといった3D立体音響技術の一つです。3D立体音響技術は、5.1ch/7.1chサラウンドサウンドとは全く異なる技術で、サラウンドサウンドより優れた技術でもあります。つまり、現実世界に近い臨場感あふれるサウンド体験が可能です。

3D立体音響の場合、ゲームの開発者が、音ひとつひとつに設定した位置データを読み込み、音がどのように動いていくのか、位置関係によって音量がどのように変化するのかなどシミュレート(高速演算)して再現します。

しかも、音に含まれる位置データは7.1chなんてレベルではありません。人間を、立体的な円の中に入れ、無数の点という点を音の発生源として位置座標を音に記憶させています。つまり、上下方向の位置も再現できますし、7ch以上のきめ細やかな方定位を実現します。

THX Spatial Audioでは、ゲーム音に含まれる位置情報をシミュレート(高速演算)後、さらに7つのバーチャルスピーカーに調整して鳴らしています。つまり、3D立体音響×7.1chバーチャルサラウンドサウンドという技術になります。普通の7.1chバーチャルサラウンドサウンドとは比べ物にならない臨場感を実現できます。

ただし、PC用ソフトウェアRazer Synapse 3 で有効化できる技術なので、スイッチやPS4/PS5では使うことができません。PCのゲームでのみ利用可能。Apex Legends、一部のBattlefieldシリーズ、一部のCall of Dutyシリーズ、PUBG、レインボーシックス シージ、Tom Clancy’s Division 2などが3D立体音響対象のゲームソフトになります。

KRAKEN V3 Xだけは、普通のサラウンドサウンドなので、KRAKEN V3 / V3 HYPERSENSE / V3 PROに比べて、定位感でかなり劣ってしまいます。PS4/PS5、スイッチなどのコンソールゲームしかしない人であれば、KRAKEN V3 Xがおすすめです。

周波数特性

周波数特性は、数字の範囲が広い方が、より多くの音を感じられます。

周波数特性とは、スピーカーが再生できる音の低さから高さ範囲のことです。人の耳が聴き取ることのできる音の範囲は20Hz ~ 20,000Hzと言われています。つまり、KRAKEN V3 / V3 HYPERSENSE / V3 PROの3種類でも十分といえます。

しかし実は、人が音を認識する方法は耳だけではありません。例えば肌などでも音を感知することが可能です。聴きとることができないだけで感じることができるのです。

例えば癒しの音と言われている1/f ゆらぎと呼ばれる音。川のせせらぎや森の草・花・木などが奏でる癒しを感じる音のことです。1/f ゆらぎは、耳では聴き取ることのできない高い音に含まれています。つまり、周波数特性12Hz ~ 28,000Hzを実現するKRAKEN V3 Xの方が、サウンドを感じて癒されたり、音楽鑑賞時などで心に響きます。

ドライバーの種類

チタンコーティングは歪みとノイズ少なく、高音にも強い振動版になります。

ドライバーとは、スピーカーの中身、音を再現する装置のことです。ドライバーの種類や品質で、音の歪み、ノイズなどの量、再現性が変わってくるので、特に大きなゲーミングメーカーは、力を入れて開発しています。

KRAKENシリーズのドライバーはすべて共通してRazerが独自に開発した、高品質なTriForceと名付けられたドライバーが採用されています。TriForceドライバーのすごいところは、その名の通り、高音、中音、低音に3種類の音の高さを個別に、バフをかけてしまう、特許技術を採用しているところです。

音楽鑑賞用のドライバーの場合、音の調和をはかろうとするので、足音やリロード音を聴き分けにくいサウンドです。ゲーム用のドライバーでは、音楽鑑賞用とは真逆のアプローチをしますので、高音、中音、低音を分離させる努力をします。

TriForceドライバーでは、高音、中音、低音を分離したあと、ゲームで犠牲されがちな高音を豊かに、低音をパワフルにバフをかけます。KRAKEN V3 X / V3 / V3 HYPERSENSE / V3 PRO 4種類共通していますが、KRAKEN V3 Xだけ、ドライバーの振動版がチタンコーティングされていないところが違います。

音を鳴らす装置が振動版です。太鼓を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。筒状の木に、皮をぴんと張り、その皮を叩くことで音を鳴らせています。その皮の部分が振動版です。

素材が硬い方が、歪みやノイズ少ないサウンドを奏でることができるのです。鉄の板を叩くとキンと鋭い音が鳴るのに対して、ゴムの板を叩くとドヨンと鈍い音が鳴ります。つまり振動版の素材は、硬いほうが足音などの音を聴きとりやすいのです。

チタンコーティングされた振動版は、それなりに高価な音楽鑑賞用のスピーカーにも採用されます。ゲーミングヘッドセットにて、技術力・販売価格などを理由に犠牲にされがちな、高音も豊かにならすことができるので、リロード音の聞き逃しを避けることができるでしょう。

KRAKEN V3 Xだけは、チタンコートされていないTriForceドライバーなので、その違いにご注意を。

ドライバーサイズ

40mmより50mmの方が力強い低音を奏でます。

ドライバーの種類ではなく今度はサイズです。ここでも太鼓を想像していただくとわかりやすいので太鼓を例に説明させていただきます。タンバリンのように小さな太鼓は、皆さんご存じの通り、高い音が出ます。和太鼓のように大きな太鼓は、心臓に響くような、パワフルで低い音が鳴ります。

これが答えです。ドライバーのサイズは大きいほど、力強い低い音が出ます。KRAKEN V3 Xだけ40mm。他3種類が50mmです。この10mmの差がどれだけ低い音に影響を与えているのかはわかりませんが、Razerのみならず、他の会社もこの10mmの差をつけていることから、それなりに大きな影響があるのだと考えています。

ゲーム、特にFPSにおいて低い音は重要です。足音が低い音だからです。つまり、ドライバーサイズ40mmのKRAKEN V3 Xよりも、他3種類のKRAKEN V3シリーズの方がおすすめです。

マイクについて

集音特性

集音特性は、カーディオイドよりもスーパーカーディオイドの方が、環境ノイズを集音しにくい優秀なマイクに仕上げます。

マイク集音特性

ゲーミングヘッドセットの多くは、マイクの集音特性に単一指向性を採用しています。その名の通り、一方向からの音しか集音しないので、ボイチャに向いた特性です。家族の声、コップを置く音、キーボードやコントローラーのボタンの音などが集音されにくいのです。

スマホ内蔵のマイクは全指向性。全方向の音を集音できるので、友達や家族みんなで会話した内容がすべて、電話する相手に届きます。一方単一指向性は、口元方向からの音しか集音しないので、環境ノイズが集音されにくい仕様。ゲーム音とあなたの声だけが、フレンドの耳に聞こえるので、ゲーム中にフレンドに迷惑かける心配が少ないのです。

ただし上のイラストにある通り、単一指向性には3種類あります。実は、一般的な単一指向性(カーディオイド)の欠点は、横からの音を集音してしまうところにあります。つまり、ボイチャ中にご家族の誰かが、横でごそごそやっていたら、フレンドにその音が届き、FPSで誤解を与えてしまうかもしれません。

一方、ワンランク上の単一指向性であるスーパーカーディオイドであれば、集音できる範囲がさらに狭いので、横からの音も集音されにくい仕様です。つまり、KRAKEN V3 PROが、最もフレンドに迷惑をかけにくいマイクを採用していることになります。

イヤーカップについて

パッシブノイズキャンセリング

パッシブノイズキャンセリング対応のヘッドセットは、遮音性高く、ゲームの世界に没入しやすい。

KRAKEN V3シリーズのマイクにはすべて、ノイズキャンセリングと記載あるので、パッシブノイズキャンセリングはイヤーカップのことです。エントリーモデルであるKRAKEN V3 Xのマイクはノイズキャンセリング対応ですが、イヤーカップだけはパッシブノイズキャンセリング非対応とのことです。

ノイズキャンセリングには、パッシブとアクティブの2種類が存在します。アクティブノイズキャンセリングは、マイクが集音したノイズ音と逆の波長をぶつけることで、ノイズ音を相殺させてしまうとんでもない技術です。ファンの音、キーボードの音など、連続して鳴り続けるノイズを相殺できます。

パッシブノイズキャンセリングを例えるなら、映画館や防音室です。耳だけイヤーカップという防音室に閉じ込めたイメージ。つまり、外部の音を物理的に遮断します。

アクティブの場合、マイクが集音したノイズを解析しなければならないので、基本的には、連続して鳴り続ける音しか相殺できません。一方パッシブは物理的に外部の音を遮断するので、連続して鳴り続ける音に限らず、突発的になった音も遮断します。大きい音であれば小さな音になります。つまり、ゲームの世界に没入しやすいイヤーカップ、それがパッシブノイズキャンセリング対応のヘッドセットです。KRAKEN V3 / V3 HYPERSENSE / V3 PROの3種類だけパッシブノイズキャンセリング対応。

Razer HyperSense(触覚テクノロジー)

Razer HyperSense(触覚テクノロジー)対応だと、振動で敵の位置を把握でき、音の振動まで感じられる。

PS5よりRazerの方が先にやっていますが、Razer HyperSenseは、PS5のコントローラーと同じような技術です。ゲーム音と手掛かりに、音の発生源である位置、持続時間、強度を臨場感あふれる振動に変換します。

今までの振動の技術は、低い音に合わせて一つのバイブが振動しているだけでした。そのため複雑な振動を再現することができず、振動で位置を表現することもできませんでした。低すぎる音しか再現できなかったので、爆発音などには反応しても、足音などの音には反応もしません。

Razer HyperSenseの場合、広い範囲の低音を手掛かりに、2つのバイブをきめ細やかに振動させることで、正確な足音の位置、リアルかつ自然な振動を再現します。KRAKEN V3 HYPERSENSE / V3 PROの2種類だけRazer HyperSense対応。

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