2018年02月28日『Horizon Zero Dawn』 が全世界累計実売760万本を突破を発表
2018年02月28日、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PS4向けオープンワールド・アクションRPGゲーム『Horizon Zero Dawn(ホライゾン ゼロ ドーン)』の全世界累計実売本数が760万本を突破したこを発表しました。
SIEワールドワイド・スタジオ(SIE WWS)が手がけるPS4®の完全新規タイトルとして、最大のヒットとのことです。最近では、カプコンのモンスターハンター:ワールドとのコラボレーションでも話題を集めました。
『Horizon Zero Dawn』は2017年3月2日に発売。おおよそ1年間で760万本を売り上げたことになります。数多くの栄誉あるゲームアワードを受賞した作品というだけでなく、世界中のユーザーから高い評価を得ることのできた、世界トップクラスの作品に仲間入りしたことになります。
あらすじ
自然豊かな壮大な大地が舞台です。人類は原始的な狩猟をして生活しています。しかし、そのような舞台にはふさわしくない建物と生物が存在します。遺跡のように点在する機械的な建造物と自ら意思を持ち、人々を襲う機械生物です。
かつて大きな文明があったことは明らかです。熟練女性ハンター「アーロイ」となり、その謎に満ちた広大な大地を探索、謎を解き明かしていきます。
キャラクターとストーリー
ジャンルは「オープンワールド・アクションRPGゲーム」です。あらすじでも軽く触れましたが、古代ミステリーの要素もあります。
開発はオランダのテレビゲーム開発会社「ゲリラゲームズ」です。「ゲリラゲームズ」は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの子会社になります。
主人公は女性ハンター「アーロイ」。弓矢や槍を武器に戦う女性戦士です。「異端者」として、部族からは排除されているといってもよい、過酷な環境下で子供時代を過ごしています。そのため、優しい性格に相反して、男勝りな言動と行動を取ってしまう不器用なところがあります。
出自は謎。そのため、「異端者」として扱われる理由もわかりません。「アーロイ」の旅は、自分の出生を解き明かすための旅であるともいえます。
海外が開発するゲームには珍しく、ストーリーや主人公の内面に触れる描写が多く、とても感情移入しやすい内容であるところも魅力の一つです。
ゲームシステム
戦闘
『Horizon Zero Dawn』の最も優れている点は、戦闘の面白さにあると個人的には考えています。敵は、人であることもありますが、多くの場合「機械獣」が相手です。「機械獣」の種類は様々で、モンスターハンター:ワールドと同じように、様々な動物を模した「機械獣」が大地を闊歩しています。
「アーロイ」の武器は、槍と一体になった弓と罠、そして環境です。これらの武器を駆使して、小さい「機械獣」から、大きな「機械獣」まで、「アーロイ」一人で挑むことになります。時には、仲間と思われるものとの共闘で、たくさんの「盗賊」が占拠する拠点を解放することもあります
「機械獣」の部位破壊にはまってしまう爽快な戦闘
「機械獣」には様々な種類が存在しますが、基本的に本体・装甲・弱点と3種類の部位があります。それら3つの部位めがけて、弓矢にてピンポイントでヒット。部位破壊を狙います。
とても細かくできており、破壊したパーツはそのままあたりに転げ落ちます。そのパーツが「機械獣」の武器であった場合、「機械獣」はその武器を使うことができなくなります。中には、その転げ落ちた武器を装備して、「アーロイ」の攻撃手段として利用することのできるものもあります。
狙った部位に当てられた時の爽快感。そして、その時に発生する心地よい音が、何度もなんども部位破壊をしたくさせてくれます。
様々な「スキル」を取得すれば戦闘がもっと楽しくなる
「アーロイ」のレベルが上がると、HPが上昇し、スキルポイントをもらうことができます。このスキルポイントを利用して、「狩人」「義勇」「知識」「流浪」4種のスキルを解放していくことができます。「狩人」「義勇」「知識」は12、「流浪」は8のスキルがあるので、合計42のスキルを獲得することができます。
口笛により一番近くの敵をおびき寄せるスキルや、ステルス中に速い動きができるようになるスキル、ジャンプ中や「機械獣」に乗っている最中、スローモーションになり、狙いやすくできるスキルなど、戦闘の幅がどんどん広がっていきます。
ステルスアクションが本当の狩りのようで楽しい
自然がとても豊かで、その自然に自分の姿を隠し、移動することができます。発見されていない時の「機械獣」の動きは、巡回している時のように同じ場所をぐるぐる回っている場合もあります。それを利用して、隠れた場所から無音で大ダメージを与えたり、罠を仕掛けたりができます。人間や小さな「機械獣」であれば、隠れた場所からの一撃で仕留めることが可能。
罠や弓以外の武器はモンスターハンターより狩人的で豊富
「アーロイ」の武器は狩人らしく、中距離から遠距離のものが基本です。弓にもいくつか種類があり、連射に特化したものや攻撃力や属性に特化したものがあります。また、パチンコのような武器で爆弾を投下することのできる武器。
ワイヤーアンカーを地面に打ち込んで罠を仕掛けたり、「機械獣」と地面とをつなぎとめ、動きを固定することのできる武器などもあります。
「機械獣」の動線上に爆発物などを固定しておくような罠もありますが、個人的に最も魅力を感じる武器がワイヤーアンカーです。ただ落とし穴を設置する原始的なものでなく、「機械獣」との戦闘中、機械獣と地面とを瞬時に縫い付け、動きを止めるのがとても面白く感じます。
動きの速い「機械獣」や、空を飛ぶことのできる「機械獣」の場合は特に重宝します。また、胴体真下に弱点部位のある「機械獣」の場合、ワイヤーで地面に縛り付けることで、容易に部位破壊ができるようになります。
武器は最大4種類セットすることができ、戦闘中でも瞬時に切り替え可能なので、臨機応変に様々な武器を切り替えることができるのが魅力です。
地形を利用した頭脳戦も楽しめる
『Horizon Zero Dawn』の世界にも、たくさんの人々が暮らしています。例えば、丸太がまとめられている場所もあるのですが、「機械獣」が通り過ぎるタイミングで丸太に矢を射ると、丸太を崩すことができます。これにより、「機械獣」への攻撃が可能となります。
真正面から戦うだけでなく、地形や罠、ステルスなど、様々な戦闘方法で楽しめるのはとても魅力的です。
属性ダメージを駆使して戦いを有利にできる
「アーロイ」の武器には、火炎・氷結・電撃・穢れの4つの属性を利用できるものがあります。属性ダメージは、蓄積させることで状態異常を発生させることができます。そのため、何度か属性のあるやを打ち込む必要があります。
火炎属性の場合燃やすことができるので、継続ダメージを与えることができます。氷結属性の場合凍らせるので、その後のダメージを倍加させることができます。このような形で、戦いを有利にすることが可能です。
「機械獣」を仲間にして一緒に戦たり、騎乗もできる
メインストーリーを進めると、「アーロイ」は自分の武器に「機械獣」システムコントロールを奪うことのできる器具を取り付けます。これにより、ひっそり近づいて「機械獣」を「オーバーライド」することができるようになります。
「オーバーライド」した「機械獣」は、「アーロイ」の仲間になって一緒に戦ってくれたり、騎乗してスピーディーに移動したり、騎乗中に矢を射たり、体当たりすることができるようになります。
「盗賊の野営地」での戦闘が楽しい
「機械獣」は強力な攻撃力と機動性が脅威ですが、「盗賊」は装備する武器や防具、集団の恐怖があります。正面から挑むとまずやられてしまいます。そのため、できる限り見つかることのないよう、静かに殲滅していく必要があります。
見張り台が設置されていたり、警報まで用意されています。「機械獣」との戦闘とはまた違った楽しさがあり、良いアクセントになります。
『Horizon Zero Dawn』評価・感想
個人的には、PS4のゲームソフトの中でベスト3に入るゲームです。サブクエストも豊富で、ゲームクリアまでには50時間以上はかかります。
4Kにも対応。映像がとても綺麗で、天候などによって視界が悪く敵に見つかりづらくなったり、足音がばれにくくなったりするところがとてもリアルです。
部位破壊して落とした部位やアイテムは、わかりやすいようにマークが表示されるので、とても親切だと感じます。強い敵を倒せば倒すほど、防御力の高い防具を作ることができたり、強力な武器を作ったりできるところも魅力的です。
天候、環境、持って射る武器や弓の数など、状況に合わせて多彩な戦術を駆使して戦闘できるところが『Horizon Zero Dawn』の魅力です。
- タイトル
- Horizon Zero Dawn Complete Edition
- 発売日
- 2017年12月7日(木)
- フォーマット
- PlayStation®4
- ジャンル
- オープンワールド・アクションRPG
- CERO
- D(17才以上対象)
- PS4®Pro ENHANCED
- 4Kテレビ接続時は4K解像度に適した高精細な画質でプレイできます
- クレジット
- ©2017 Sony Interactive Entertainment Europe. Published by Sony Interactive Entertainment Inc. Developed by Guerrilla.
- 公式サイトの情報を基に記述しています。