2022年11月5日発売のCorsair XENEON 32UHD144について詳しくご紹介したいと思います。XENEON 32UHD144の何がすごいのか、わかりやすく解説します。
XENEON 32UHD144概要
- 32インチ
- 解像度4K(3840×2160)
- リフレッシュレート144Hz
- VESA DisplayHDR 600
- sRGB 100%/Adobe RGB 100%
- 10.7 億色
- 応答速度1ms(MPRT)
- 量子ドット対応IPSパネル
- FreeSync Premium/NVIDIA G-SYNC Compatible
- HDMI 2.1×2、DisplayPort v1.4×1
RPG大好きな人におすすめの解像度4K

フルHDよりもきめ細やかな4K対応のゲーミングモニターです。美しく広い映像を映し出すことができるので、RPGが大好きな人におすすめです。
ただしゲーミングPCでゲームする方は注意。最低でも、GPUのスペックはGeForce RTX 2060は必要です。GeForce RTX 2060であれば、Apex Legendsなどの軽い部類のゲームソフトであれば、なんとか4K(低画質)/100Hzのリフレッシュレートを実現できると思います。
理想的にはGeForce RTX 3070以上に高性能なGPUをおすすめします。GeForce RTX 3070以上であれば、軽い部類のゲームソフト限定ですが、4K(低画質)/140Hz以上、4K(高画質)100Hz以上を実現できる可能性があります。
PS5の性能は、GeForce RTX 2060 Super~GeForce RTX 2080相当といわれていますので、Apex Legendsなどの軽い部類のゲームソフトであれば、4K(低画質)/100Hzのリフレッシュレートを実現できるでしょう。
Xbox Series Xは、PS5より少し性能が高いので、4K(低画質)/100Hzのリフレッシュレートはほぼ確実に実現できるでしょう。
つまりXENEON 32UHD144は、以下のゲーミングPCまたはコンソールゲーム機をお持ちの方、かつ、RPGがお好きの方におすすめです。
- GeForce RTX 2060以上搭載のゲーミングPCご利用の方
- PS5をご利用の方
- Xbox Series Xをご利用の方
遅延少ないリフレッシュレート144Hz

映像は、上のイラストにように、パラパラ漫画のように作られています。一般的なテレビ・モニターは、1秒間60枚でつくられています。タイムラグや動きのカクカクが、ゲームするうえで不快で、対戦ゲームでは不利になるのでおすすめできません。
ゲーム用にゲーミングモニターを買うのであれば、4Kのような高解像度であっても、リフレッシュレート120Hz以上は欲しいところです。
1を60で割ると0.0166秒。1を144で割ると0.0069秒。つまり、おおよそ0.01秒速い未来を観ながらゲームができるので、FPSであってもとっても有利な環境でプレイできます。
DisplayHDR600の視認性の高さ

ゲーミングモニターにおいてはリフレッシュレートの方が優先してみられがちですが、ゲームの世界では、暗い環境下での戦闘が少なくありませんので、個人的にはHDRの性能の方が重要だと思っています。
リフレッシュレートは、動体視力がよほどよくない人でなければその差を感じることができませんが、HDRの性能が悪いと、誰もがその視認性の悪さにストレスを感じてしまうからです。対戦ゲームであったら暗い場所で不利になります。RPGであれば、せっかくのいいシーンも台無しになります。
実はHDR10対応なだけのゲーミングモニターのHDR性能は信頼できません。HDR対応のゲーム映像を受け入れることができれば、HDR対応になってしまうからです。HDRの映像がどれだけ劣化しようが関係ないのです。
一方、XENEON 32UHD144はDisplayHDR600というテストに合格した、HDRの性能が約束された、HDR出力が高性能なゲーミングモニターです。
バックライトを部分制御することで、暗い部分だけ暗く、明るい光の部分だけを色鮮やかに光らせるといったことができます。最大輝度(明るさ)は600cd/m2。最低輝度(暗さ)は0.1cd/m2以下が約束されています。つまり、動的コントラスト比は6000:1を超えます。液晶にもかかわらず高コントラスト比を実現できるのです。
DisplayHDR600は色鮮やかさも抜群です。広い範囲の色を使って映像表現できるので、色鮮やかで、グラデーションも滑らか。やはりXENEON 32UHD144はRPGにおすすめです。
PS5・Xboxの120Hz(HDMI 2.1)に対応
XENEON 32UHD144は、HDMI2.1とリフレッシュレート144Hz対応なので、PS5とXbox Series Xのゲーム映像を、4K/120Hz出力できます。
XENEON 32UHD144まとめ
発売日 | 2022年11月5日 |
---|---|
種別 | 32型ワイド IPS液晶 |
最大解像度 | 4K(3840×2160) |
ビット深度(最大表示色) | 約10.7億色 |
リフレッシュレート | DisplayPort:144Hz HDMI:144Hz |
輝度 HDR | 600cd/㎡(HDRモード時) 400cd/㎡(通常) HDR:HDR10 / DisplayHDR™ 600 |
G-SYNC / FreeSync | FreeSync Premium NVIDIA G-SYNC Compatible |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
色域 | sRGB 100% Adobe RGB 100% |
コントラスト比 | 1000:1 (通常) |
視野角(上下/左右) | 178゜/ 178゜ |
フリッカー機能 | 〇 |
ブルーライト軽減機能 | 〇 |
PIP/PBP | × |
その他の機能 | |
入出力端子 | HDMI 2.1×2 Display port 1.4 x1 USB-C×1 3.5mmヘッドフォンジャックx1 |
USBハブ | USB-A 3.1 ×2 |
スピーカー | なし |
サイズ(幅×高さ×奥行 単位:mm) | スタンドあり:732×316×607 |
重量(単位:kg) | |
消費電力 | |
HDCP | 〇 |
ピボット機能 | – |
チルト機能 | 前 : -5゚ / 後 : 20° |
スイベル機能 | 対応(角度未公開) |
上下高さ調節 | 110mm |
壁掛け機能 | VESA 100 × 100 |