おすすめのゲーミングモニター20種厳選&どこよりも詳しい選び方【 2023年1月 】

2023年1月13日時点において発売中、またはこれから発売されるゲーミングモニターを検証した結果からおすすめのゲーミングモニターを選びました。当ページでは、360Hzを5選、280Hzを5選、240Hz WQHDを5選、240Hz フルHDを5選、合計20種類の厳選ゲーミングモニターをご紹介しております。

ゲーミングモニターの選び方もご用意しましたので、知識の少ない方であっても検討しやすいページとなっているかと思いますので是非参考にしてください。

4K/120Hz、WQHD/165Hz以下、フルHD/165Hz以下のゲーミングモニターについては以下のページよりお探しください。

※2023年1月13日更新

ゲーミングモニターについて

ゲーミングモニターと普通のモニターの違い

文書や表の作成、ウェブページの閲覧を目的とする動きの少ない作業をすることに適したモニターが普通のモニターです。

一方ゲーミングモニターは、動きの速い映像を映し出すこと、さらにはキーボード、マウス、コントローラー(ゲームパッド)等を操作した際のタイムラグができる限り少ないことを考えて作られています。そのため普通のモニターでゲームしたときのストレスを感じません。

動きの滑らかさ・画面更新の速さ(リフレッシュレート)が違う

普通のモニターは1秒間に60枚の静止画でしか動画を作成(リフレッシュレート60Hz)できません。そのためゲームをすると動きがカクカクして見えます。また1÷60=0.016秒と画面更新がゆっくりです。つまり0.016秒後でなければ、敵の最新の動きを確認できません。

一方ゲーミングモニターのほとんどは1秒間に120枚以上の静止画で動画を作成(リフレッシュレート120Hz以上)できます。ゲームをすると動きが滑らか。120Hzで0.0083秒(8.3ms)、144Hzで0.0069秒(6.9ms)、165Hzで0.006秒(6ms)、240Hzで0.00416秒(4.16ms)、360Hzで0.00277秒(2.77ms)ごとに、高速画面更新します。つまり、敵の最新の動きを敵より先に知ることができます。

タイムラグ(入力遅延)が少ない

私たちがキーボード、マウス、ゲームパッド等でゲームの操作をしてから画面に反映されるまでの旅は以下の通りです。

  1. キーボード、マウス、ゲームパッド等で操作
  2. PCが入力解析
  3. PCがゲーム処理
  4. PCが描画処理
  5. DisplayPort・HDMIケーブルが映像をモニターに
  6. モニターが映像処理
  7. モニターが静止画1枚分担保(フレームバッファ)
  8. 寿命が短くなり過ぎないようにするための処理(有機ELのみ)
  9. ディスプレイの色を変える(応答速度)

映像は1~9の順番に流れていきます(入力遅延)。1~4まではPC側の入力遅延。6~9までがモニター側の入力遅延。もしくは映像遅延とも呼ばれます。9だけがパネルの応答速度という表現がなされます。

ゲーミングモニターのほとんどは入力遅延おおよそ8ms(0.008秒)ほど。SONYの最新のテレビの一部でも入力遅延おおよそ8msと公表しています。

しかし激安テレビの入力遅延は100ms(0.1秒)だったりする製品もあるので注意が必要。普通のモニターも30ms(0.03秒)以上といわれているのでゲームするには向いていません。

激安テレビや普通のモニターの入力遅延0.03~0.1秒に対してゲーミングモニターはたったの0.008秒。タイムラグに明らかな違いがあります。激安テレビや普通のモニターでは、「今だ!」とベストタイミングでクリックしたのに動作が遅れてあたらないなんてこともあり得ます。

残像(応答速度)が少ない

「タイムラグ(入力遅延)が少ない」で軽くご紹介しましたが、ディスプレイの色を変える速度が応答速度。動きの速い映像を応答速度が遅い激安テレビや普通のモニターに映し出すと次の画面更新に色の変更が間に合いません。

その結果、輪郭がぼやけたり、残像のように二重三重に映像が重なって見えたりします。普通のモニターや激安テレビの応答速度は16ms(0.016秒)以上。50ms(0.05秒)以上の製品なんかもあります。

普通のモニターや激安テレビのリフレッシュレートは60Hzなので、1÷60=16.6ms(0.016秒)ごとに映像を切り替えることになります。ということは、16.6ms(0.016秒)以内に色の切り替えが完了していないと、異なる色、もしくは色が薄いままに次の色に変更しなければなりません。終わっていない中途半端な状態で次に行くのです。

一方ゲーミングモニターの応答速度は0.5~5ms(0.0005~0.005秒)と超高速。動きの速いゲームの映像だろうと残像を発生させる心配がありません。

ゲーミングモニターおすすめメーカー

ASUS

ASUSは、PC、PCパーツ、PC周辺機器、スマホなどでも日本で人気・有名な、中華民国(台湾)のグローバル企業です。高画質で、リフレッシュレート・応答速度速いゲーミング向けにもかかわらず、安く買えるところが特徴です。2022年第1四半期ゲーミングモニター世界シェア第3位。

BenQ

BenQは、ゲーミングモニターが日本で人気・有名な、中華民国(台湾)のグローバル企業です。リフレッシュレートと応答速度が高速で、プロゲーマーやeスポーツの大会にも使われているところが特徴です。

MSI

MSIは、PC、PCパーツ、PC周辺機器なども日本で人気・有名な、中華民国(台湾)のグローバル企業です。4K、DisplayHDR、量子ドットなど高画質なゲーミングモニターも豊富です。2022年第1四半期ゲーミングモニター世界シェア第5位。

LGエレクトロニクス

LGエレクトロニクスは、テレビ、生活家電、PC、スマホなども日本で人気・有名な、韓国のグローバル企業です。LGのテレビは世界シェア第2位、有機ELテレビの世界シェアは第1位。LG有機ELテレビはXbox Series X公式パートナー。もちろんゲーミングモニターも優れています。2022年第1四半期ゲーミングモニター世界シェア第4位。

SONY

SONYは、言わずと知れた、世界に誇る日本の総合電子機器メーカーです。テレビ、オーディオ機器、カメラ、スマホ、ゲーム機とさまざまな電子機器が大人気。2022年、満を持してゲーミングデバイスに参入しました。4K、DisplayHDR、直下型LED部分駆動など、テレビの技術を活かした高画質が特徴です。

Dell

Dellは、PC、モニター、PC周辺機器が大人気、アメリカのグローバル企業です。PCモニターで蓄積された技術を活かした、選択肢豊富な幅広いゲーミングモニターが販売されています。

Acer

Acerは、ゲーミングモニターが日本で人気・有名な、中華民国(台湾)のグローバル企業です。リフレッシュレートと応答速度が高速で、FPS向けのゲーミングモニターが豊富です。

IODATA

IODATAは、PC周辺機器も有名な日本メーカーです。応答速度の速いゲーミングモニターが豊富。FPS向けとRPG向けのモニターが用意されています。

GIGABYTE

GIGABYTEは、PC、PCパーツ、PC周辺機器が人気の中華民国(台湾)のグローバル企業です。4K、DisplayHDR、量子ドットなど高画質なゲーミングモニターが豊富です。

AOC

AOCは、ゲーミングモニターの世界シェア第1位の大人気のグローバル企業です。リフレッシュレート・応答速度速い、FPS向けの安いゲーミングモニターが豊富。2022年第1四半期ゲーミングモニター世界シェア第2位。

ゲーミングモニターのサラッとカンタンな選び方

ゲーミングモニターをサラッと簡単に選びたい場合には以下の5つのチェックポイントを満たす製品を選ぶだけでゲーミングモニター選びで失敗を軽減できます。

Display HDRは視認性が大幅に上がるのでおすすめではありますが、映像が1.25倍ほど重くなり、その分リフレッシュが安定しないので、人によっては、HDR非対応でもよいと思います。

それぞれの詳しいご説明をチェックしたい方は「ゲーミングモニターのしっかりちゃんとした選び方」以降も読んでみてください。

チェックポイント判断基準
画面サイズ/画面解像度・24インチならフルHD
・27~32インチならWQHD
・42インチ以上なら4K
※PS4ならフルHD or 4Kの2択
※PS5/Xbox ならフルHD or WQHD or 4Kの3択
※Nintendo SwitchならフルHD1択
リフレッシュレート・ロースペックPC:120Hz以上
・ミドルレンジ以上の性能(RTX 2060以上):165Hz以上
・ハイレンジ以上の性能(RTX 3070以上):240Hz以上
・PS5&Xbox Series X/S:120~165Hz
・PS4&Xbox One&Nintendo Switch:60~75Hz
パネル・FPSメイン:TNパネル
(応答速度が速い)
・ホラーゲームメイン:VAパネル
(高コントラスト)
・RPGメイン:IPSパネル
(色が美しくバランスが良い)
応答速度1ms 以下
HDRVESAの統一規格Display HDR対応
ホラーゲームやRPGメインの方におすすめ

ゲーミングモニターのちゃんとした選び方

ゲーミングモニターをしっかりちゃんと選ぶうえで重要な項目は以下5つのポイントとなります。初心者向けにひとつづつ専門用語などをかみ砕きながら解説していきたいと思います。

  1. 画面サイズと画面解像度
  2. リフレッシュレート
  3. 応答速度
  4. HDR・輝度・コントラスト比
  5. 色域・最大表示色

画面サイズと画面解像度について

解像度の違いをイメージ化

フルHD<WQHD<4Kの順番にきめ細やか

写真画像を印刷用紙に引き伸ばして印刷することをご想像ください。用紙サイズが大きくなればなるほどに画質が荒くなることが想像できると思います。

写真や映像は上のイラストのように小さな四角い点が密集して作られています。WQHDはフルHDの約1.7倍ものたくさんな四角い点で構成されているのできめ細やか。4KにもなるとフルHDの4倍ものたくさんな四角い点で構成されているのでWQHD以上にきめ細やかです。つまりWQHDや4Kは、フルHDより大きな画面に引き伸ばしても画質の荒さが目につかないということになります。

例えば24インチモニターは横約50cm×縦約30cmのサイズなので、フルHDならおおよよそ0.26mmの四角い点、WQHDならおおよそ0.2mmの四角い点、4Kならおおよそ0.13mmの四角い点が寄り集まって映像として仕上がります。

30インチ、40インチ、50インチと大きな画面に映像を引き伸ばすことを考えると、もとの映像の四角い点は小さければ小さいほど画質がきめ細やか。つまり24インチ以下と画面サイズが小さい場合にはフルHDでOKです。大きくなるにつれ適した画面解像度がWQHD、4Kと変わってきます。

4KはフルHDの2分の1、WQHDはフルHDの4分の1近い距離でOK

例えば24インチ(型)/フルHD解像度のモニターの場合90cm以上距離をあければ画質の荒さが目に付くと言われています。24インチ/フルHDの場合おおよよそ0.26mmの四角い点が集まっているので、確かに90cm以内に近づいてみると輪郭がファミコン時代のマリオに近づいて見える可能性が出てきます。

一方24インチ/4Kモニターの場合にはなんと、約40cmの近い距離で観ても画質の荒さがわかりません。0.13mmの四角い点(フルHDの半分)で構成されているのですからきめ細やかです。24インチではフルHDで十分ということになりますが、モニターに映し出される映像の範囲(視野)が、フルHDよりWQHD、WQHDより4Kのほうが広いので、24インチに4Kであっても、まったく無意味というわけではありません。

デスクトップなら60~90cm距離の画面サイズ/画面解像度がおすすめ

パネルサイズフルHDWQHD4K
21インチ約80cm以上約60cm以上約40cm以上
24インチ約90cm以上約70cm以上約45cm以上
27インチ約100cm以上約75cm以上約50cm以上
32インチ約120cm以上約90cm以上約60cm以上
43インチ約160cm以上約120cm以上約80cm以上
48インチ約180cm以上約135cm以上約90cm以上

一般的なデスクの奥行きは70cm。デスクにモニターを置くと10cm分は幅を取ります。壁にぴったりデスクをくっつけていない環境でない限り、モニターアームを使っていても幅10cm以上の幅を取ります。そしてデスクの前に座ると自然と10~20cmは離れると思います。つまり、70cmーモニター幅+10~20cm=60~90cm。デスクの奥行き60~100cm、モニター幅0~-20cmと、人それぞれ環境が違うので、デスクの前に座って実際に距離を測っておくと良いと思います。

おおよそですが、デスクトップでゲームするのであれば最適なサイズは、24インチ以下ならフルHD、27~32インチならWQHD、43インチ以上で4Kとなります。デスクの奥行きが狭いなどの理由で、あなたとモニターの距離が近い場合には、24インチでもWQHD解像度にするといった、環境により臨機応変な選択をしましょう。

32インチ以下は見上げなくてよいので首が疲れにくい

身長デスクの高さ目安
115~125cm約45cm
125~135cm約50cm
135~150cm約55cm
150~160cm約60cm
160~170cm約65cm
170~180cm約70cm
175~185cm約75cm
185~200cm約80cm

目線と24インチモニターの高さはほぼ一致しています。椅子の座面高さは一般的に40cm。人の座高はおおよそ80cm。合わせると120cmです。

24インチモニターの高さはおおよそ30~40cm。32インチは40~50cmです。デスクの高さはおおよそ70cm。そのため24インチ+デスクの高さは100~110cm、32インチ+デスクの高さは110~120cmになります。目線と同じ、もしくは少し下くらいであれば、上を見上げなくてよいので、32インチ以下であれば首が疲れにくいといえます。

デスクと高さの多くは70cmではありますが、実は、キーボードを使う場合において、身長150~160cmの人に最適なデスクの高さは約60cmです。165~170cmの人であっても最適なデスクの高さは約65cm。つまり、普通のデスクではなく、高さ調整可能なデスク、もしくはローデスク、はたまた子供用のデスクの方がおすすめです。

デスクの高さが60cmであれば、高さ60~70cmある48インチも視野に入ってきます。ですから身長低めな人や32インチを超える大きめサイズのモニターをデスクトップ上でご利用予定の方は、デスクサイズにも拘るようおすすめします。

48インチ/4Kを購入する場合には地デジチューナーを接続してテレビ代わりに使うことをおすすめします。

おすすめの画面サイズと画面解像度のまとめ

  • 24インチ以下ならフルHD
  • 27~32インチならWQHD
  • 43~48インチなら4Kかつ高さ60cmデスクまたは地デジチューナーを接続してテレビ代わり

リフレッシュレートについて

リフレッシュレートが高いほどに動き滑らかで遅延少ない

上のイラストのように映像は、パラパラ漫画のようにたくさんの静止画がで構成されています。1秒間の映像が60枚の静止画でつくられるとリフレッシュレート60Hz。120枚ならリフレッシュレート120Hz。390Hzのゲーミングモニターも販売されています。

1秒間に60枚ということは次の画面更新までのタイムラグは1秒÷60枚=0.016秒(16ms)。120Hzなら1秒÷120枚=0.0083秒(8.3ms)、300Hzなら1秒÷300枚=0.0033秒(3.3ms)です。

ゲーム、特にFPSや格闘ゲーム、レーシングゲームにおいてタイムラグはできる限り少ない方が有利です。つまり、FPSや格闘ゲーム、レーシングゲームが好きな人は、できる限りリフレッシュレート高い製品がおすすめです。NVIDIAの研究で、エイムの精度はリフレッシュレート120Hzで28%、240Hzで33%、360Hzで37%と、リフレッシュレートが高くなるほどに上昇することがわかっています。

また上のイラストを見てわかる通りリフレッシュレートが60Hz程度だと動きがカクカクして見えます。極端に描いていますが、60Hzでは手の振りが細やかでありません。視認性が悪いですし3D酔いしやすくなります。

一方リフレッシュレート120Hz以上なら上のイラスト120pのように手の振りが滑らか。3D酔いもしにくいのでリフレッシュレートは120Hz以上がおすすめです。

リフレッシュレート240Hz以上はハイレンジPC(RTX3070搭載PC)以上ご利用の方向け

フルHD(高画質)/リフレッシュレート240Hz以上でゲームしようとしたら、プレイするゲームソフトが軽い部類であること。さらにPCがハイレンジ以上の高性能な製品をご利用であることが条件になります。

先ほどFPSや格闘ゲーム、レーシングゲームが好きな人は、できる限りリフレッシュレート高いモニターをおすすめしましたが、PCも高性能にする必要があるのです。性能が低いと、モニターが高リフレッシュレートに対応していても、PCが高フレームレートで描画できません。例えばリフレッシュレート360Hzのモニターを購入しても、PCのGPUがGeForce GTX 1660と性能低いPCだと、リフレッシュレート120Hzでしかゲームできなかったりするわけです。

例えば「ファイナルファンタジー XV」は重たい部類のゲームソフトになりますが、RTX3080搭載のハイエンドPCかつフルHD(低画質)であってもリフレッシュレート240Hzではゲームできません。RTX3080搭載のハイエンドPCかつフルHD(低画質)であっても、リフレッシュレート120Hzが限界。頑張っても144Hz。

中程度の重さのゲームソフト「ファイナルファンタジー XIV」であってもRTX3080搭載のハイエンドPCかつフルHD(標準画質)で、フレッシュレートは175Hzくらいです。やはり240Hzは無理。

軽い部類のゲーム「Apex Legends」ならRTX3070搭載のハイレンジPCかつフルHD(低画質)にてリフレッシュレート240Hz以上を実現可能です。

ですから240Hz以上のハイエンドゲーミングモニターはRTX3070以上搭載(ハイレンジ以上)のゲーミングPCをお持ちの方にだけおすすめします。

GPU・ゲーム機別おすすめのリフレッシュレートまとめ

※あくまでも目安です。

GPU軽い部類のゲーム
Apex Legends
おすすめモニター
リフレッシュレート
GeForce RTX 4090
Radeon RX 7900 XTX
GeForce RTX 4080
Radeon RX 7900 XT
フルHD(低画質)360Hz前後
WQHD(低画質)360Hz前後
4K(低画質)320Hz前後
フルHD(高画質)320Hz前後
WQHD(高画質)320Hz前後
4K(高画質)280Hz前後
360Hz前後
GeForce RTX 4070 Ti
GeForce RTX 3090 Ti
Radeon RX 6950 XT
GeForce RTX 3090
GeForce RTX 3080 Ti
Radeon RX 6900 XT
Radeon RX 6800 XT
GeForce RTX 3080 12GB
GeForce RTX 3080 10GB
Radeon RX 6800
GeForce RTX 3070 Ti
GeForce RTX 3070
フルHD(低画質)300Hz以上
WQHD(低画質)220Hz以上
4K(低画質)140Hz以上
フルHD(高画質)240Hz以上
WQHD(高画質)170Hz以上
4K(高画質)100Hz以上
280Hz前後
Radeon RX 6700 XT
GeForce RTX™ 3060 Ti
Radeon RX 6600 XT
GeForce RTX™ 3060
Radeon RX 6600
GeForce RTX 2060
フルHD(低画質)240Hz以上
WQHD(低画質)160Hz以上
4K(低画質)100Hz以上
フルHD(高画質)170Hz以上
WQHD(高画質)100Hz以上
240Hz前後
PS5
Xbox Series X/S
4K/120Hz対応
WQHD120Hz対応
フルHD120Hz対応
120~144Hz
GeForce GTX 1660 Ti
GeForce RTX™ 3050
GeForce GTX 1660 SUPER
フルHD(低画質)144Hz以上
WQHD(低画質)120Hz以上
144Hz前後
GeForce GTX 1660
GeForce GTX 1650 SUPER
Radeon RX 6500 XT
GeForce GTX 1650 GDDR6
フルHD(低画質)120Hz以上120Hz前後
GeForce GTX 1050 TiフルHD(低画質)100Hz以上120Hz前後
PS44K/60Hz対応
フルHD60Hz対応
60~75Hz
Xbox One4K/60Hz対応
WQHD60Hz対応
フルHD60Hz対応
60~75Hz
Nintendo SwitchフルHD60Hz対応60~75Hz

応答速度について

映像の切り替え速度より色の切り替え速度が遅いとボヤケたり残像を発生させる

お手持ちのゲーミングデバイスのライティング効果。色がゆっくりと切り替わっているのを確認できると思います。オレンジから黄色、黄色から赤といったように色が変わってゆきます。

モニターもライティング効果同様に映像を構成する1枚1枚の静止画に合わせてパネルが色を切り替えています。しかも目に見えない小さな点一つ一つの色を高速に変化させているのです。

24インチ/フルHDなら約0.26mmの点、24インチ/WQHDなら約0.2mmの点、24インチ/4Kなら約0.13mmの点ごとにとても小さいひとつひとつの点の色を切り替えています。その色を変える速度が応答速度。

リフレッシュレート60Hzなら1÷60Hz=16ms(0.016秒)、144Hzなら約7ms(0.007秒)、240Hzなら約4ms(0.004秒)、360Hzなら約2.77ms(0.00277秒)。

例えばリフレッシュレート60Hzなら16ms(0.016秒)ごとに画面が更新されるので、パネルの色を切り替え速度・応答速度は最低でも16ms(0.016秒)あれば間に合います。リフレッシュレート360Hzの場合には応答速度2.77ms(0.00277秒)以下でなければ理論上ボヤケや残像が発生するということになります。

理想は画面更新の半分の時間で色が切り替えられること。つまり、60Hzなら応答速度8ms以下、144Hzなら3.5ms以下、165Hzなら3ms以下、240Hzなら2ms以下、360Hzなら1ms以下がおすすめです。とはいえゲーミングモニターの多くは応答速度1ms以下。1ms超過の製品の場合に注意しましょう。

リフレッシュレート1フレーム最低必要応答速度
理想的な応答速度
60Hz16.67ms最低16ms
8ms
120Hz8.33ms最低8ms
4ms
144Hz6.94ms最低7ms
3.5ms
165Hz6.06ms最低6ms
3ms
200Hz5ms最低5ms
2.5ms
240Hz4.17ms最低4ms
2ms
360Hz2.78ms最低2ms
1ms
390Hz2.56ms最低2ms
1ms

応答速度の無印・GTG・MPRT・VRBの違い

応答速度の種類と説明、特徴については以下の表のとおりです。

応答速度の種類説明参考
無印黒→白→黒
の切り替え速度
ゲーム内容に真っ暗から最大の明るさに切り替わるシーンがあまりないのでゲームにおいては参考にならないと言われているが…
GTGあるグレーからあるグレー
の切り替え速度
ゲームにおいては中間色から中間色の切り替え速度が重要だと言われているが…
MPRT映像を表示したモニターを撮影し、
動きのある部分の(輪郭の)
ボヤケが発生する速度
実態に近いので参考になる
測定方法は規格団体のVESAが決めた方法
つまりメーカーが違っても同じ数値
になる信頼度高い数値
応答速度 無印

応答速度1msといったように無印の場合の速度は「黒→白→黒」の切り替え速度を表しています。最小輝度(最小の明るさ)から最大輝度までの切り替え速度のこと。

しかしゲームの映像に真っ黒から真っ白といった色の変化はほとんどありませんのでゲームするうえではあまり参考にならないと言われています。

しかし測定方法には統一の規格がありませんので各メーカーにより違いが発生。何の疑いもなく信頼できる数値ではありません。もちろんできる限り速い応答速度のものを選んでおいて損はありません。

応答速度 GTG

応答速度1ms GTG(Gray to Gray)といった表記がある場合の速度は「あるグレーからあるグレー」の切り替え速度を表しています。最小輝度(最小の明るさ)ではない中間色から最大輝度ではない中間色までの切り替え速度。

ゲームの映像においてはこれがすべてといっていいほどに連続して常に中間色から中間色への色の切り替えが発生しています。そのためゲームするうえで最も参考になる応答速度と言われています。

しかしGTGの測定方法には統一の規格がありませんので各メーカーにより違いが発生。何の疑いもなく信頼できる数値ではありません。もちろんできる限り速い応答速度のものを選んでおいて損はありません。

応答速度 VRB

VRBのみ応答速度の種類に入れていない理由は、VRBが応答速度のことではなく、応答速度を速めるための技術の名前だからです。

ソニーやパナソニックなどのテレビにも採用されている技術で、映像と映像の間に黒を挿入することで色の中途半端な切り替わりをバッサリと切り落としてしまう技術です。モーションブラー低減技術ともいわれます。

残像だろうとボヤケだろうと、人の目では視認できないほど一瞬だけLEDを強制消灯して、黒を挟み込み、ボヤケ・残像感などを無効化します。

応答速度 MPRT

動きのある映像をモニターに映し出して撮影。さらに輪郭にボヤケが発生する速度を計測するという、モニターを使う私たちの実態に最も近い、もっとも参考にできる応答速度になります。

計測方法はVESAが決めていますので統一した規格なので信頼できる数値。応答速度 MPRTの基となる映像はVRBの技術で残像感を減少させたうえで計測しているものがほとんど。

VRBとだけ記載されている場合には「残像感減少技術を使っています」と言っているだけ。一方MPRTは「実際に計測した応答速度(残像感減少技術を使っている可能性大)」という違いに注意が必要です。

応答速度の注意点

GTG・MPRTの数値に開きのあるモニターには注意が必要です。残像感減少技術を使うことでMPRTの数値上は1msであったとしても、グレーからグレーを計測した際には8msだった場合に注意。

VESA規格で1ms、中間色が8msだと中間色の切り替えが本当に遅くて不利になるかもしれないからです。であれば単純にVESA規格で1msで中間色で4ms・3ms・2msといった製品の方が安心できます。

応答速度まとめ

  • 応答速度の数値はできる限り低いほうがいい(1ms以下だと嬉しい)
  • 応答速度の種類は無印・GTG・MPRTすべての表記があると助かる(実際にはGTG・MPRTの2種類の表記まで)
  • もっとも参考にしたい応答速度はMPRT
  • 無印・GTG・MPRT3種類の数値に開きがある場合には注意(できればGTG・MPRTの数値が近い方が安心)

HDR・輝度・コントラスト比について

輝度は1000cd/m2、400cd/m2、0.005cd/m2が目安

輝度とはゲーム映像等コンテンツやテレビ・モニターが表現可能な明るさのことです。輝度の単位はcd/m2・カンデラ毎平方メートルと読みます。

テレビ・モニターの仕様には最大輝度(ピーク輝度)400cd/m2といったように記載されています。これがそのテレビ・モニターで表現できる限界の明るさ。一方最低輝度(黒レベル)は、テレビ・モニターで表現できる限界の暗さになります。

輝度が高いほど良いとは一概に言えませんが、ゲーム内に存在するオブジェクトひとつひとつの視認性が向上します。例えばトンネル内を車で走っているとして、出口に差し掛かった時、最大輝度が低いと、そのと風景が真っ白になってしまい判断付きません。道はこのまままっすぐなのか、右に逸れているのか、左にそれているのか、警察が待ち構えているのか、さっぱり判断がつかないのです。

一方最大輝度が高いと、白は白でも、微細な色表現が可能となるので、トンネルの出口の外の風景を、トンネル内から把握可能です。つまり、トンネルの外に出てから焦るといったことがなくなるのです。

ゲームを快適にプレイできるスマホの代名詞であるiPhone 13 Proなんかも最大輝度は1,200cd/m2とかなり高輝度。なぜiPhoneが最大輝度1,200cd/m2なのか、ゲームコンテンツが最大輝度1000cd/m2を目安につくられているからだと推測できます。つまりゲーミングモニターも、最大輝度1000cd/m2以上の製品がおすすめです。

しかし最大輝度1000cd/m2以上の製品はとても高価です。また、ゲーミングモニターの多くは最大輝度400cd/m2であることをゲーム開発者が知っているので、最大輝度400cd/m2を意識してゲームがつくられます。ですから最低でも最大輝度400cd/m2以上の製品を購入すると良いと思います。

最大輝度とコントラスト比の関係

コントラスト比とは、テレビ・モニターで表現可能な白(最大輝度)と黒(最小輝度)の輝度比率のことです。コントラスト比1000:1で、最大輝度1000cd/m2の場合には、1000÷1000で最低輝度1cd/m2、最大輝度400cd/m2なら400÷1000で最低輝度0.4cd/m2ということがわかります。

つまりゲーミングモニターは、最大輝度1000cd/m2以上、コントラスト比200,000:1以上であることが理想です。1000÷200,000で最低輝度0.005cd/m2になるので、ゲーム開発者が意図する明るさ&暗さ表現ができるということになります。

液晶のIPSパネルとTNパネルのコントラスト比はおおよそ1000:1。VAパネルは3000:1くらいです。しかしエリア駆動可能な液晶モニターであれば、コントラスト比6000:1以上も実現可能です。さらに直下型エリア駆動可能になると、20,000:1以上、100,000:1といった液晶モニターもあります。有機ELモニターであればコントラスト比100,000:1以上が当たり前。

ですから、ゲーム開発者が意図する映像表現可能なモニターを購入する場合には、エリア駆動対応(DisplayHDR600以上など)液晶モニターか、有機ELモニターがおすすめということになります。

HDRとは

太陽光の輝度は約2,800億cd/m2とか約1兆cd/m2とか言われています。人間の目で識別できる明るさの範囲は0.01~20,000cd/m2です。それにもかかわらず今までのゲーム等映像コンテンツは0.1~100cd/m2という狭い範囲の明るさ表現でつくられていました。HDR非対応。SDRと呼ばれています。

一方HDR対応のゲーム等映像コンテンツの輝度は0.005~1,000cd/m2、もしくは0.005~3,000cd/m2という広い範囲の暗さ~明るさでつくられています。

HDRコンテンツの最大輝度は現状1,000~3,000cd/m2でつくられていますが、最大10,000cd/m2まで対応可能。そのため人間の目で識別できる明るさの範囲にかなり近づくのです。

HDR10の入力信号に対応しているだけのモニターが多数あるので注意

ゲーム等映像コンテンツの輝度は0.005~1,000cd/m2という広範囲な暗さ~明るさでつくられていることをご紹介しました。しかしゲーミングモニターを真剣にお選びの皆さんはもうお気づきかと思います。HDR10対応モニターなのに最大輝度250cd/m2、最低輝度0.25cd/m2程度の激安製品がたくさんあります。

HDR10の入力信号に対応しているモニターとはいえ明確な基準がないのです。HDR10のゲーム等映像コンテンツを表示できるのであればHDR10対応ゲーミングモニターと名乗っていいのです。ゲーム等映像コンテンツの輝度0.005~1,000cd/m2は、最大輝度250cd/m2、最低輝度0.25cd/m2に圧縮(劣化)して表示しているのです。

250cd/m2に圧縮する際、最適化する処理を施さなければなりませんが、激安モニターの場合、250cd/m2以上の明るさはすべて250cd/m2です。つまり250cd/m2も500cd/m2も1000cd/m2もすべて250cd/m2で表示されます。差がないので区別できないのです。真っ白になります。これが白飛びという現象。

0.25cd/m2に圧縮する際も、激安モニターは何の処理もしません。つまり、0.25cd/m2も0.05cd/m2も0.005cd/m2も全部0.25cd/m2で表現されるので差がありません。真っ黒。黒つぶれという現象。

個人的には、激安のHDR10対応/最大輝度250cd/m2ゲーミングモニターを購入するくらいなら、HDR非対応であっても最大輝度400cd/m2という製品の方をおすすめします。この場合ゲーム等HDR非対応映像コンテンツの輝度100cd/m2が400cd/m2に明るく拡張され、全体的な視認性が上がります。

VESA規格であるDisplayHDRとは

最近のゲーミングモニターには「Display HDR 400/500/600/1000/1400」と記載ある製品が増えてきました。Display HDRは応答速度 MPRTと同じくVESAが統一した規格。VESAが決めた基準(性能テストに合格)を満たすHDR10対応モニターにだけ表示が許されます。

ですからHDR10対応ゲーミングモニターを買う場合には、HDR10対応とだけ記載ある製品を買うよりDisplay HDRと記載ある製品の方が信頼・信用できます。ただしDisplay HDRには以下のようなグレードがあることに注意。基本的には数字が大きいほどに性能が高く、価格も跳ね上がります。

DisplayHDR最大輝度
最小輝度
標準輝度
色域
最大表示色
バックライト駆動バックライト
調整遅延
DisplayHDR 400大:400cd/m2以上
小:0.4cd/m2以下
標:320cd/m2以上
sRGB
sRGB:95%以上
画面レベル8フレーム以内
DisplayHDR 500大:500cd/m2以上
小:0.1cd/m2以下
標:320cd/m2以上
WCG
sRGB:99%以上
DCI-P3:90%以上
約10億7370万色
エリア駆動レベル
(エッジor直下型)
8フレーム以内
DisplayHDR 600大:600cd/m2以上
小:0.1cd/m2以下
標:350cd/m2以上
WCG
sRGB:99%以上
DCI-P3:90%以上
約10億7370万色
エリア駆動レベル
(エッジor直下型)
8フレーム以内
DisplayHDR 1000大:1000cd/m2以上
小:0.05cd/m2以下
標:600cd/m2以上
WCG
sRGB:99%以上
DCI-P3:90%以上
約10億7370万色
エリア駆動レベル
(直下型)
8フレーム以内
DisplayHDR 1400大:1400cd/m2以上
小:0.02cd/m2以下
標:900cd/m2以上
WCG
sRGB:99%以上
DCI-P3:95%以上
約10億7370万色
エリア駆動レベル
(直下型)
8フレーム以内
DisplayHDR 400
TrueBlack
大:400cd/m2以上
小:0.0005cd/m2以下
標:250cd/m2以上
WCG
sRGB:99%以上
DCI-P3:90%以上
ピクセル駆動レベル2フレーム以内
DisplayHDR 500
TrueBlack
大:500cd/m2以上
小:0.0005cd/m2以下
標:300cd/m2以上
WCG
sRGB:99%以上
DCI-P3:90%以上
ピクセル駆動レベル2フレーム以内
DisplayHDR 600
TrueBlack
大:600cd/m2以上
小:0.0005cd/m2以下
標:350cd/m2以上
WCG
sRGB:99%以上
DCI-P3:90%以上
ピクセル駆動レベル2フレーム以内

※1 sRGBは現実世界の色の約58%までを再現できる技術
※2 WCGは現実世界の色の約99%までを再現できる技術
※3 液晶テレビにおいてDisplayHDR 500/600/1000/1400のようなコントラスト比を実現するには現状バックライトがエリア駆動に対応している必要があります
※4 液晶テレビにおいてDisplayHDR 1000/1400のようなコントラスト比を実現するには現状バックライトがエリア駆動に対応しているだけでなく、直下型である可能性があります
※5 TrueBlackはバックライト不要・自発光可能(ピクセル駆動)な有機ELのみ

バックライトが部分駆動できるDisplayHDR500以上の認証取得製品がおすすめ

おすすめはDisplay HDR 500以上の認証取得製品です。Display HDR 400とDisplay HDR 500以上認証取得製品には大きな差があるからです。

バックライトエリア駆動。ローカル・ディミングとも呼ばれています。なんとDisplay HDR 500以上の認証取得製品はバックライトの輝度をエリアごとに分けて制御しなければ実現できません。通常バックライトの輝度レベルは画面全体で均一な制御しかできません。仮に100個のバックライトがあったとしてもすべて同じ輝度(明るさ)で光り続けるのです。

では奇麗な夜景のように暗い部分と明るい部分が混在する映像はどうしているのか。液晶パネルがシャッターの役割を果たします。バックライトの輝度は均一のまま。液晶パネルが光を遮って調整するのです。TN・IPS・VAといったパネルの種類によりコントラスト比が違う理由がこれ。光を遮るのが得意なパネルとそうでないパネルがあるのです。

しかし液晶パネルが光を遮ったとしても光は漏れ出てしまいます。漏れ出た光は暗いエリアを侵食。本来表現したい暗さが少し明るくなってしまうのです。

一方部分駆動できるバックライトでは液晶パネルのシャッターだけに頼らず、バックライトそのものの光の制御を行います。この部分だけ光を消して、この部分だけ最大の明るさで点灯するといったことが可能です。つまり、有機ELに近い制御が可能です。これにより液晶にもかかわらず、コントラスト比が上昇し、視認性が上がります。

DisplayHDR500以上の認証取得製品の場合エリア駆動の技術を活用。通常のコントラスト比1,000:1だったとしても、実質5,000:1以上のコントラスト比を実現します(ダイナミックコントラスト比)。

DisplayHDR 1000なら1,000:1だとしても実質20,000:1以上を実現。液晶モニターなのに有機ELに近づく圧倒的な視認性を出力します。

HDR・輝度・コントラスト比まとめ

  • 視認性が抜群に上がるので高コントラスト比がおすすめ
  • 高輝度は視認性が上がる
  • HDR10の入力信号に対応しているだけのモニターに注意
  • バックライト部分駆動で高コントラストを実現するVESA規格・DisplayHDR500以上の認証取得製品がおすすめ

色域と最大表示色について

色域とは表現できる色の範囲のこと(色鮮やかさ)

色域は表現できる色の範囲のこと。今までのモニターの色の範囲は、sRGBと呼ばれる色の範囲を100%再現できると高色域と呼ばれていましたが、今ではsRGB 100%の色表現では高色域とは呼べません。なぜならsRGBの色の範囲では現実世界の色の約58%程度の色しか再現できないからです。

DCI-P3という名前の色の範囲では現実世界の色の範囲により近い再現が可能。ですからDisplayHDR 500以上からはDCI-P3のカバー率も規定に盛り込まれています。DCI-P3のパーセンテージが高いゲーミングモニターを選んでおくととても色鮮やかできれいな映像でゲームができます。

高色域な量子ドット

通常の液晶は白色のLEDバックライトをカラーフィルターに通して、赤・緑・青を表現します。それ以外の色は赤・緑・青の色を混ぜて作ります。

カラーフィルターの色は赤・緑・青の3種類で、例えば赤をつくるときには、LEDの明かりを赤いフィルターにだけと押すことになります。つまり緑・青に照射された光は無駄になります。液晶パネルから漏れ出た光と混ざり合うことになるので、色素が薄くなったり、ゲーム開発者が意図する色表現ができなかったりするので、色域を狭めます。

一方量子ドット対応のモニターでは、白ではなく、青色のLEDバックライトを使います。直径数nm~20nmの発光する微細なナノサイズ半導体粒子に照射。光の正体は波長なので、ナノサイズ半導体粒子に照射することで波長を変化、つまり青い光を赤や緑色に変えるのです。

カラーフィルターと違いすべての光量を無駄なく使います。カラーフィルターの場合、例えば赤を表現したい場合に緑と青に漏れ出た光と混ざってしまいましたが、量子ドットでは、すべての光量の色を変化させているので、漏れ出た色の混ざり合うといったことを心配する必要がありません。つまり色域が広いのです。

最近SONYが、液晶×量子ドットではなく、有機EL×量子ドットという超高色域なテレビを発売しました。高色域だと色彩鮮やかなので、グラフィック美しいRPGやアドベンチャーゲームの映像が、感動できるものに変わります。

NanoIPSも高色域

量子ドットと同じく、微細なナノサイズ半導体粒子を使ったLGのNanoIPS(NanoCell)という技術も存在します。同じく色域を高める技術です。

NanoIPSでは、白色LEDライトとカラーフィルターを使うまでは、通常の液晶モニターと同じです。しかし微細なナノサイズ半導体粒子を使うことで、不必要に混ざってしまった色を除去します。純度の高い色(混じりけない色)が抽出されることになるので、量子ドット並みの高色域を実現。つまり量子ドットと同じく、グラフィック美しいRPGやアドベンチャーゲームの映像が、感動できるものに変わります。

最大表示色とはグラデーションのきめ細やかさ

最大表示色の違い

最大表示色はグラデーションのきめ細やかさのこと。物差しで例えると、最大表示色が約10億7370万色のモニターは1mm刻みの物差しで、最大表示色約1677万色のモニターは1cm刻みの物差しということになります。

上に用意したイラストを見ていただくとわかります。最初の色と終わりの色は同じ(色域が同じ)です。しかしグラデーションにした場合の分割数が異なるが故8bitが一番滑らかさに欠けています。(わかりやすく極端に表現しています)

色の表現範囲は色域により制限され、ある特定の色を薄い色から濃い色まで分割できるきめ細やかさが最大表示色で決まります。

約1677万色は同じ色を256諧調までにしか刻めません。一方、約10億7370万色ならその4倍・1,024諧調にまで分割可能。そのため例えば、海や森、空といった映像を、最大表示色約1677万色(8bit)のモニター観た場合には、上のイラストのようにグラデーションが年輪のような表現になり、美しさに欠けてしまうのです。

一方最大表示色が約10億7370万色(10bit)のモニターでは、グラデーションがきめ細やかで美しい映像を楽しむことが可能です。

FPSメインの方にはあまり興味のない色の性能でしょうが、RPGのグラフィックスでがっかりしたくない方であれば最大表示色が約10億7370万のモニターをおすすめします。※ただし、10bitカラー表示(約10億7370万色)を行うには、10bit出力対応したグラフィックカードとソフトウェアが必要です。

色域と最大表示色まとめ

  • 色域はDCI-P3 90%以上の記載ある製品だと現実世界の色の範囲により近く色鮮やか
  • 最大表示色が約10億7370万色と記載ある製品はグラデーションがきめ細やか

液晶パネルと有機ELパネルについて

種類パネル利点欠点おすすめ
液晶TN・応答速度が速い
(残像の心配なし)
・低コントラスト
(視認性が悪い)
・色が薄い
・視野角が狭い
・FPS/TPS
・格闘
・レース
液晶IPS
ADS
AAS
IGZO
・応答速度が速め
(残像の心配低い)
・色鮮やか
・視野角が広い
・低コントラスト・多ジャンル
・複数人でプレイ/映画鑑賞
液晶VA
IGZO
・コントラストが液晶の中で高め
(視認性が高め)
・色鮮やか
・視野角が広い
・応答速度が遅め・RPG
・アドベンチャー
・映画鑑賞
部分駆動
or
DisplayHDR500以上
液晶
IPS
ADS
AAS
IGZO
・コントラストが液晶の中でずば抜けて高い
(視認性が高い)
・応答速度が速め
(残像の心配低い)
・色鮮やか
・視野角が広い
※IPS×部分駆動なら欠点がないことに・多ジャンル
・複数人でプレイ/映画鑑賞
部分駆動
or
DisplayHDR500以上
液晶
VA
IGZO
・コントラストが液晶の中でずば抜けて高い
(視認性が高い)
・色鮮やか
・視野角が広い
・応答速度が遅め・RPG
・アドベンチャー
・映画鑑賞
有機ELOLED・応答速度最速
(残像の心配なし)
超高コントラスト比
(視認性が超高い)
・色鮮やか
・視野角が広い
・高価
・焼き付きリスクがありる
・多ジャンル
・複数人でプレイ/映画鑑賞

※IPSとADSとAASは開発元が異なるだけで同じ種類のパネルです。IPSは日立開発、ADSはBOEテクノロジー開発、AASはチーメイ電子が開発しています。
※IGZOパネルはシャープが開発したパネルで、種類的にはIPSとVAの2種類があります。違いはTN/IPS/VAよりも消費電力が大幅に低く、チラツキによる眼精疲労がかなり少ない点にあります。

液晶にはバックライト必須だが有機ELはバックライト不要

液晶と有機EL最大の違いはバックライトを必要とするか、必要としないかにあります。モニターの色は光により再現されていますので、当然ですが光源になりえるLEDバックライトが必要です。一方有機ELパネルは自ら光ることが可能。つまりバックライトが不要です。

液晶は画面全体が光るが有機ELは点が個別に光ったり消えたりできる

液晶のバックライトは通常エリアごとに光の加減を調節することができません。例えば、液晶パネルの真下に100個くらいのLEDが並んでいたとして、100個すべてのLEDが一斉に同じ輝度で明るさの調整をします。

暗いシーンであっても、全体的な輝度レベルが下がるだけで色の差を表現するために光り続けます。液晶パネルがシャッターの役割を果たすことで画面の明るい部分と暗い部分の差を表現しますが、光が漏れ出てしまうがために暗い部分と明るい部分があるシーンの表現がとても苦手です。

エリア駆動対応またはDisplayHDR500以上対応の液晶の場合にはバックライトを分割してエリアごとに輝度(明るさ)の調整が可能です。パネルのシャッター機能だけで光を遮るのではなく、LEDライトも点灯・消灯することで明るさ・暗さ表現できるのです。

LEDライトのサイズを小さくして、小さなエリアごとに部分制御できる製品も登場しています。ミニLEDと呼ばれ、液晶パネルの後ろに並べられるLEDの数を千単位、もしくは万単位にまで増やしてより小さなエリアごとに部分制御します。そのため、更に有機ELに近づきます。

一方有機ELパネルは自ら光ることのできるパネル。エリア駆動どころか、範囲がとてもとても小さいピクセル駆動が可能です。ひとつひとつの画素が発光を停止したり点灯したりができるので、フルHD(1920×1080)であれば実質2,073,600に分けて、点で光らせたり消灯したりできます。

液晶というシャッターで光を遮るのではなく、光源そのものが光ったり消えたりするので光が漏れ出て暗いシーンを明るくしてしまう心配がありません。もちろん漏れ出た光により色が混ざり、色素を薄くしたり、純粋な色を阻害する心配もありません。

ですから有機ELのコントラスト比は100,000:1から1,000,000:1を実現。ただの液晶はコントラスト比4,000:1が限界、MiniLED直下型エリア駆動液晶でも最大100,000:1ですから、その差は歴然です。

有機ELは液晶に比べて応答速度も段違い

液晶の場合、電圧を調整することで液晶パネルをシャッター代わりに使っています。そのため応答速度の速いTNパネル×黒を間に挿しこむ技術を使っても応答速度はせいぜい0.3~0.5msです。十分高速でありますが有機ELならさらに上を実現。直接的に発光を制御できる利点が活かされるので、0.03msなんて化け物並みの超高速な応答速度も実現できます。

有機ELの欠点は価格と耐用年数

有機ELは液晶に比べて100倍ものコントラスト比や応答速度を実現できるので液晶よりも断然ゲーム向けのモニターといえます。しかし有機ELにも無視することのできない問題があります。まずわかりやすい欠点が価格。テレビであってもモニターであっても価格は20万円くらいします。

もう一つの欠点が耐用年数。有機ELは1画素ずつに電圧という負荷をかけることで自ら発光することのできるパネル。液晶の場合パネルと光源が別なので耐用年数に問題ありませんが、自ら発光する有機ELはお肌の色素沈着に似た問題を発生させます。

映像を映しているときも映していないときも黄色や赤色に焼き付いてしまうのです。同じものを静止した状態で表示し続けたり、高輝度で表示したりすると焼き付く可能性が上がります。一度焼き付いたら直せません。

ですから有機ELは液晶とは違った耐用年数を上げる対策を施す必要があります。焼き付き軽減策は3種類。「自動輝度抑制機能」「自動表示位置ずらし機能」「自動スリープ機能」の3つ。

静止した状態で表示し続けると焼き付きやすいのであれば短時間でスリープ状態になるオートスリープ機能を搭載させればよいことになります。さらに一定の間隔で表示位置をわずかにずらすことができれば表示し続けることを防ぐことが可能となります。「自動表示位置ずらし機能」と「自動スリープ機能」がそれにあたります。

ゲームに影響を与える問題は「自動輝度抑制機能」。有機ELは高輝度の映像を表示することで焼き付きしやすくなります。そこでPCから送られてきた輝度情報を含む映像データをそのまま表示するのではなく、まず映像データの輝度を解析。最大輝度や標準輝度が高すぎる映像だった場合に輝度を下げるといった処理を施します。これが「自動輝度抑制機能」。映像データの輝度をチェックしなければならない部分が液晶にはない映像遅延です。具体的には1フレーム分遅延するので、120Hzの映像なら8.3ms(0.0083秒)液晶より表示遅延します。

しかし最近のゲーミング向け有機ELは進化しており、表示遅延が排除されつつあります。つまり液晶と有機ELの、遅延の大きさが変わらなくなりました。

液晶パネルと有機ELパネルまとめ

  • 断然液晶よりも有機EL
  • 液晶かつFPSメインならTNパネル液晶
  • 液晶かつRPGメインならVAパネル液晶
  • 液晶かつさまざまなジャンルを満遍なくプレイしたいならIPSパネル液晶

おすすめのゲーミングモニター360Hz以上 ベスト5

Acer Nitro XV252QFbmiiprx(XV2)

  • 発売日:2021年7月8日
  • 市場想定価格(税込):90,000円
  • 24.5型 / フルHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:360Hz(OC390Hz)
  • AMD FreeSync Premium
  • 応答速度:0.5ms(GtG)
  • VESA DisplayHDR 400(最大輝度:400 cd/m2)

応答速度0.5msという超高速、FPS向けゲーミングモニターです。DisplayHDR 400対応なので、明るさ表現高めで視認性もバッチリ。

ASUS ROG Swift PG259QNR

  • 発売日:2021年10月22日
  • 市場想定価格(税込):88,020円
  • 24.5型 / フルHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:360Hz
  • NVIDIA Reflex Latency Analyzer
  • NVIDIA G-SYNC
  • 応答速度:1ms(GtG)
  • Ultra Low Motion Blur
  • インテリジェント冷却システム
  • 最大輝度:400 cd/m2

DisplayHDR 400認証は取得していませんが、最大輝度400 cd/m2あるので明るさ表現高めで視認性バッチリ。対応するマウスが必要ですが、遅延を計測できるNVIDIA Reflex Latency Analyzer対応。

高輝度モニターは熱によりパフォーマンスを落とす恐れがありますが、冷却システムを採用しているので長時間のゲームでもハイリフレッシュレートでゲームを楽しめます。画面更新の間に黒を挟み込む技術Ultra Low Motion Blur対応。歯切れ良い、ボヤケに悩まされないゲーム体験が可能です。

BenQ ZOWIE XL2566K

  • 発売日:2022年11月16日
  • 市場想定価格(税込):114,000円
  • 24.5型 / フルHD
  • TNパネル
  • リフレッシュレート:360Hz
  • AMD FreeSync Premium / VESA Adaptive-Sync
  • 応答速度:0.5ms(GtG)
  • Dynamic Accuracy+
  • 最大輝度:320 cd/m2

応答速度0.5msという超高速、FPS向けゲーミングモニターです。画面更新(リフレッシュ)の間に黒を挟み込むDynamic Accuracy+技術対応なので、輪郭のボヤケ・残像とは無縁。つまりエイム力が上昇します。

ZOWIE XL2566K最大のおすすめポイントは、ゲームタイトル別にモニター設定を共有できるXL Setting to Share機能。ゲームタイトル別に最適な有利な設定でゲーム可能。設定変更をワンタッチでできるS.Switch対応有線コントローラーも便利。

Acer X25bmiiprzx (Predator X25)

  • 発売日:2021年2月25日
  • 市場想定価格(税込):100,000円
  • 24.5型 / フルHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:360Hz
  • NVIDIA G-SYNC
  • 応答速度:0.3ms(GtG)
  • NVIDIA Reflex Latency Analyzer
  • VESA DisplayHDR 400(最大輝度:400 cd/m2)

応答速度0.3msという超高速、FPS向けゲーミングモニターです。DisplayHDR 400対応なので、明るさ表現高めで視認性もバッチリ。対応するマウスが必要ですが、遅延を計測できるNVIDIA Reflex Latency Analyzer対応。

JAPANNEXT X-360(JN-IPS245FHDR360)

  • 発売日:2022年5月27日
  • 市場想定価格(税込):59,980円
  • 24.5型 / フルHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:360Hz
  • AMD FreeSync
  • 応答速度:1ms(MART)
  • HDR10(最大輝度:400 cd/m2)

DisplayHDR 400認証は取得していませんが、最大輝度400 cd/m2あるので明るさ表現高めで視認性バッチリ。他社製品に比べて機能・性能は限定的ですが、価格を見ていただけたら納得していただけると思います。激安。

おすすめのゲーミングモニター280Hz ベスト5

AOC AGON Pro AG254FZ2/11 ・ AG274FZ2/11

  • 発売日:2022年8月26日
  • 24.5型・27型 / フルHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:240Hz(OC280Hz)
  • 24.5型:VESA Adaptive Sync / 27型:AMD FreeSync Premium
  • Low Input Lag
  • 応答速度:0.5ms(MART)
  • VESA DisplayHDR 400(最大輝度:400 cd/m2)
  • 24.5型:NTSC 95%、sRGB 111%、DCI-P3 87% (CIE1976)
  • 27型:NTSC 94%、sRGB 110%、DCI-P3 85% (CIE1976)
  • 約1677万色

応答速度0.5msという超高速、FPS向けゲーミングモニターです。DisplayHDR 400対応なので、明るさ表現高めで視認性もバッチリ。

マウス、キーボード、ゲームパッド等、USB入力機器の入力遅延を低減するLow Input Lag(表示遅延読み込み機能)対応なので、FPSやレーシング、格闘などのゲームでとっても有利。

ASUS TUF Gaming VG259QM ・ VG279QM

  • 発売日:VG259QM:2022年7月29日 / VG259QM:2020年4月24日
  • 市場想定価格(税込):VG259QM:44,000円
  • 24.5型・27型 / フルHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:240Hz(OC280Hz)
  • NVIDIA G-SYNC Compatible
  • 応答速度:1ms(GtG)
  • Extreme Low Motion Blur Sync
  • VESA DisplayHDR 400(最大輝度:400 cd/m2)
  • 99% sRGB
  • 約1,677万色

DisplayHDR 400対応なので、明るさ表現高めで視認性もバッチリ。ROG Swift PG259QNRと同じく、Extreme Low Motion Blur Sync技術対応です。画面更新(リフレッシュ)の間に黒を挿入することで高い応答速度と輪郭のボヤケ・残像を防ぐゲーム向けの機能。通常G-SYNC Compatibleなどの可変リフレッシュレートと併用できませんが、TUF Gaming VG259QM ・ VG279QMなら同時に使用可能。

Dell ALIENWARE AW2723DF

  • 発売日:2022年9月9日
  • 市場想定価格(税込):130,680円
  • 27型 / WQHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:240Hz(OC280Hz)
  • AMD FreeSync Premium Pro / NVIDIA G-SYNC Compatible / VESA AdaptiveSync / HDMI2.1 VRR
  • 応答速度:1ms(GtG)
  • VESA DisplayHDR 600(最大輝度:600 cd/m2)
  • 100% sRGB、95% DCI-P3
  • 約10.7億色

WQHDの高解像度にして、通常時リフレッシュレート240Hz、オーバークロック時リフレッシュレート280Hz、応答速度1msという超高速、FPS向けゲーミングモニターです。DisplayHDR 600対応なので、明るさ表現高く、視認性もバッチリです。

Acer XB253QGWbmiiprzx (Predator XB3)

  • 発売日:2022年5月13日
  • 24.5型 / フルHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:240Hz(OC280Hz)
  • NVIDIA G-SYNC Compatible
  • 応答速度:0.5ms(GtG)
  • VESA DisplayHDR 400(最大輝度:400 cd/m2)
  • sRGB 99%
  • 約1,677万色

応答速度0.5msという超高速、FPS向けゲーミングモニターです。DisplayHDR 400対応なので、明るさ表現高めで視認性もバッチリ。

Acer NITRO XV252QZbmiiprx (XV2)

  • 発売日:2022年3月24日
  • 24.5型 / フルHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:240Hz(OC280Hz)
  • AMD FreeSync Premium
  • 応答速度:0.5ms(GtG)
  • VESA DisplayHDR 400(最大輝度:400 cd/m2)
  • sRGB 99%
  • 約1,677万色

応答速度0.5msという超高速、FPS向けゲーミングモニターです。DisplayHDR 400対応なので、明るさ表現高めで視認性もバッチリ。

おすすめのゲーミングモニター240Hz ベスト10

WQHD/27~32インチおすすめのゲーミングモニター240Hz ベスト5

LGエレクトロニクス 32GQ850-B

  • 発売日:2022年6月中旬
  • 市場想定価格(税込):110,000円
  • 31.5型 / WQHD
  • ATW偏光板搭載NanoIPSパネル
  • リフレッシュレート:240Hz(OC260Hz)
  • DAS(Dynamic Action Sync) モード
  • AMD FreeSync Premium Pro / NVIDIA G-SYNC Compatible / VESA AdaptiveSync / HDMI2.1 VRR
  • 応答速度:1ms(GtG)
  • VESA DisplayHDR 600(最大輝度:600 cd/m2、標準輝度:450 cd/m2)
  • DCI-P3 98%
  • 約10.7億色

DisplayHDR 600対応なので、明るさ表現高く、視認性もバッチリです。NanoIPSパネルなので色域も鮮やか。DAS(Dynamic Action Sync) モード対応なので、給水タンクのように映像をためておく機能を使わず、映像遅延を減らすことができます。つまりFPSやレーシング、格闘ゲームで有利です。

3.5mm 4極ヘッドセット出力からのサウンドは、3D立体音響のDTS Headphone:X対応。

Corsair XENEON 32QHD240

  • 発売日:2022年12月2日
  • 市場想定価格(税込):145,200円
  • 32型 / WQHD
  • 量子ドット対応IPSパネル
  • リフレッシュレート:240Hz
  • DAS(Dynamic Action Sync) モード
  • AMD FreeSync Premium / NVIDIA G-SYNC Compatible
  • 応答速度:1ms(MPRT) / 5ms(GTG)
  • VESA DisplayHDR 600(最大輝度:600 cd/m2、標準輝度:450 cd/m2)
  • 100% sRGB、100% Adobe RGB、98% DCI-P3
  • 約1677万色

DisplayHDR 600対応なので、明るさ表現高く、視認性もバッチリです。量子ドットなので色域も鮮やか。

BenQ MOBIUZ EX270QM

  • 発売日:2022年10月26日
  • 市場想定価格(税込):120,200円
  • 27型 / WQHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:240Hz
  • AMD FreeSync Premium Pro
  • 応答速度:1ms(MPRT/GTG)
  • VESA DisplayHDR 600(最大輝度:600 cd/m2、標準輝度:400 cd/m2)
  • 98% DCI-P3
  • 約10.7億色

DisplayHDR 600対応なので、明るさ表現高く、視認性もバッチリです。量子ドットなので色域も鮮やか。

ただのステレオスピーカーではなく、重低音専用のサブウーファーも内蔵。高音、中音、低音を正確に表現できるBenQ treVoloスピーカーシステムが採用されているので、大迫力のサウンド体験が可能です。

MSI MPG ARTYMIS 273CQRX-QD

  • 発売日:2022年3月24日
  • 市場想定価格(税込):89,800円
  • 27型 / WQHD
  • 量子ドット対応VAパネル
  • リフレッシュレート:240Hz
  • AMD FreeSync Premium Pro
  • 応答速度:1ms(MPRT)
  • アンチモーションブラー
  • VESA DisplayHDR 400(最大輝度:530 cd/m2、標準輝度:400 cd/m2)
  • sRGBカバー率:99%、AdobeRGBカバー率:93%、DCI-P3カバー率:95%
  • 約10.7億色

DisplayHDR 400対応、しかも最大輝度530 cd/m2と認証取得最低ラインより大幅に高い輝度。明るさ表現高く、視認性もバッチリです。量子ドットなので色域も鮮やか。

HP OMEN 27c QHD

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HP OMEN 27c QHD : 58,300円(税込)

  • 発売日:2022年1月20日
  • 市場想定価格(税込):71,500円
  • 27型 / WQHD
  • VAパネル
  • リフレッシュレート:240Hz
  • AMD FreeSync Premium / VESA AdaptiveSync
  • 応答速度:1ms(MPRT)
  • VESA DisplayHDR 400(最大輝度:440 cd/m2)
  • DCI-P3 92%
  • 約1677万色

DisplayHDR 400対応なので、明るさ表現高く、視認性もバッチリです。

フルHD/24インチおすすめのゲーミングモニター240Hz ベスト5

ViewSonic XG2431

  • 発売日:2021年8月25日
  • 市場想定価格(税込):39,800円
  • 23.8型 / フルHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:240Hz
  • AMD FreeSync Premium
  • 世界初Blur Busters 2.0 認証
  • PureXP™モーションブラー低減機能
  • 応答速度:1ms(MART/GtG)→PureXPモード:0.1ms(MART)
  • VESA DisplayHDR 400
  • 約1,670万色

Blur Busters Approved 2.0の厳格なテストに合格した世界初のゲーミングモニターになります。PureXPモードは、ViewSonic Strobe Utility機能を利用して応答速度約0.1ms(MPRT)を実現します。DisplayHDR 400にも対応。それにもかかわらず約3.8万円と激安。

MSI Optix MAG251RXDP

  • 発売日:2022年8月19日
  • 市場想定価格(税込):66,500円
  • 24.5型 / フルHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:240Hz
  • NVIDIA G-Sync Compatible
  • 応答速度:1ms(MPRT)
  • VESA DisplayHDR 400(最大輝度:400 cd/m2)
  • DCI-P3カバー率:81%
  • 約10.7億色

DisplayHDR 400対応なので、明るさ表現高く、視認性もバッチリです。フルHDですが約10億7,300万色対応なので、同系色のグラデーション表現が滑らかで美しい映像に仕上がります。それにもかかわらず約3.7万円と激安。

iiyama G-MASTER GB2590HSU-2

  • 発売日:2021年9月8日
  • 市場想定価格(税込):65,800円
  • 24.5型 / フルHD
  • IPSパネル
  • リフレッシュレート:240Hz
  • AMD FreeSync Premium
  • 応答速度:0.4ms(MPRT)
  • 最大輝度:400 cd/m2
  • 約1,670万色

DisplayHDR 400認証は取得していませんが、最大輝度400 cd/m2あるので明るさ表現高めで視認性バッチリ。さすがiiyama! 応答速度はVESAが規定する計測方法で色の切り替え速度をはかって、なんと0.4msと超々超高速。

Acer SigmaLine KG251QZbmiipx(KG1)

  • 発売日:2022年11月4日
  • 市場想定価格(税込):39,000円
  • 24.5型 / フルHD
  • VAパネル
  • リフレッシュレート:240Hz(OC250Hz)
  • AMD FreeSync Premium
  • 応答速度:1ms(VRB)
  • NTSC比 72%
  • 約1,670万色

リフレッシュレート240Hz。リフレッシュ(画面更新)の間に黒を挿入する技術を活用することで応答速度1msを実現。発売したてですが激安。

JAPANNEXT JN-238GT240FHDR

  • 発売日:2022年11月11日
  • 市場想定価格(税込):31,480円
  • 23.8型 / フルHD
  • TNパネル
  • リフレッシュレート:240Hz
  • AMD FreeSync
  • 応答速度:1ms(MART)
  • HDR10(最大輝度:370 cd/m2)
  • 約1,670万色

リフレッシュレート240HzのゲーミングモニターがAmazonにて約2.8万円で買えます。

※価格は24時間以内に情報を取得した時点のものであり変更される場合があります。購入においてはAmazon.co.jpに表示されている価格の情報が適用されます。

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2022年1月1日時点において発売中、またはこれから発売されるゲーミングノートPCだけで、約140製品を検証した結果からゲーミングノートPCをおすすめしています。

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