2022年11月18日発売、世界初の41.5型有機ELゲーミングモニターROG Swift OLED PG42UQについて詳しくご紹介したいと思います。ROG Swift OLED PG42UQの何がすごいのか、専門用語をかみ砕きながらわかりやすくご紹介します。
ROG Swift OLED PG42UQ 概要
ASUS ゲーミングモニター 有機EL ROG Swift OLED PG42UQ 41.5インチ/4K/138Hz/0.1ms応答速度/ノングレア/HD…
- 価格(税込):221,220円前後
- 41.5インチ OLED(有機EL) 4K(3840×2160)/138Hz
- HDR10(最大輝度450 cd/m2、コントラスト比1,500,000:1)
- 長時間ゲーム時 目に優しい輝度均一化機能
- 応答速度0.1ms(GtG)
- カスタムヒートシンク内蔵(動作温度8%低下)
- VESA Adaptive-Sync / NVIDIA G-SYNC™ Compatible / VRR(HDMI 2.1)
- Harman Kardonの10Wフロントスピーカー×2 + 15Wウーファー
- OSDジョイスティック&リモコン付き
- アスペクトコントロール
- DCI-P3 98%、sRGB 133%
- HDMI 2.1×2、HDMI 2.0×2、DisplayPort×1
OLED×HDR10のコントラスト比150万:1が実現する暗いシーンの高い視認性

HDR10の映像コンテンツは、最大輝度(最大の明るさ)1000 cd/m2以上から10000 cd/m2にまで拡張できます。ゲームコンテンツの多くは最大輝度1000 cd/m2を目安につくられています。
しかし実は、ゲーミングモニターの多くが最大輝度400 cd/m2の製品が多いことをゲーム開発者側が知っていますので、原則は輝度400 cd/m2までで制作し、どうしても避けられないときだけ401 cd/m2~1000 cd/m2でゲームをつくります。つまり現時点においては、最大輝度400 cd/m2以上のゲーミングモニターを購入してあると安心です。
一方、HDR10の映像コンテンツの最低輝度(最大の暗さ)は0.0005 cd/m2でつくることができます。ROG Swift OLED PG42UQなら、最低輝度0.0003 cd/m2までの暗い表現ができます。つまりHDR10を超える暗さ表現にまで対応しているので、暗いシーンの視認性もばっちりだということになります。
秘密はOLED(有機EL)。液晶パネルの場合、自ら発行できないが故、LEDライトを使って色の表現を行います。最近はLEDライトをエリアごとに分け、部分的に光らせたり、消灯したりできる液晶も発売されていますが、OLED(有機EL)にはかないません。なぜならOLED(有機EL)は、自ら発行できるので、1ピクセル単位で光ったり、消灯したりできるからです。OLED(有機EL)の高いコントラスト比、暗いシーンの高い視認性の理由です。
サウンドバー不要!Harman Kardonの2.1chスピーカー内蔵
Harman Kardon(ハーマン・カードン)をご存じでしょうか? 原音に忠実な音響機器メーカー。BMW、ランドローバー、ミニ、ボルボ、メルセデス・ベンツ、ハーレーダビッドソンといった高級な車の車内スピーカーとしても知られています。
ROG Swift OLED PG42UQに内蔵されるスピーカーはなんとHarman Kardonのもの。しかも、スピーカーは2つだけでなく、中低音専用スピーカーのウーファーまで搭載されます。サラウンド最大出力は35W。別にサウンドバーを購入しなくても、高級なスピーカーで大迫力の低音でゲーム可能です。
便利すぎるアスペクトコントロール
FPSをプレイする際、一般的には24インチが理想だと言われています。なぜなら、画面の端から端まで、首を動かすことなく、無理のない状態で索敵するには、24インチのサイズ感がちょうどいいとされているからです。
しかしROG Swift OLED PG42UQなら問題ありません。ROG Swift OLED PG42UQは、41.5インチとデスクに置くには大きめのゲーミングモニター。FPSをプレイするには大きすぎますが、24インチ、27インチ、34インチのサイズで表示できるアスペクトコントロール機能が搭載されているのです。
FPSで誤射しない応答速度0.1ms
応答速度とは、パネルが色を切り替える速度のこと。応答速度が遅いと、映像の切り替えに色の切り替えが間に合わないので、映像の輪郭をぼやけさしたり、残像を発生させたりします。つまり、FPSにてリコイルコントロールするさいや、カメラワークする際に、残像を撃ってしまうなんて失敗も無きにしも非ずです。
しかしROG Swift OLED PG42UQなら応答速度たったの0.1msは0.0001秒。最近のゲーミングモニターの応答速度は1ms(0.001秒)が珍しくありませんが、なんとそこから10倍も高速。ですから輪郭のボヤケや残像とは無縁です。
ROG Swift OLED PG42UQにおすすめのスペック
- GeForce RTX 2060以上搭載のゲーミングPCご利用の方
- PS5をご利用の方
- Xbox Series Xをご利用の方
ゲーミングPCのGPUは、GeForce RTX 2060あれば、Apex Legendsのように軽い部類のゲームソフト限定で、4K(低画質)/100Hz前後のリフレッシュレートを可能とします。
理想はGeForce RTX 3070以上。GeForce RTX 3070なら、軽い部類のゲームソフト限定で、4K(低画質)/140Hz前後、4K(高画質)100Hz前後でリフレッシュ可能です。
PS5の性能はGeForce RTX 2060 Super~GeForce RTX 2080相当ありますので、軽い部類のゲームソフト限定で、4K(低画質)/100Hz前後のリフレッシュレートを可能とします。Xbox Series Xは、PS5より少し性能が高いので問題なし。しかもHDMI 2.1のVRR対応なので、遅延、スタッタリング、ティアリングも防げます。
ROG Swift OLED PG42UQ まとめ
ASUS ゲーミングモニター 有機EL ROG Swift OLED PG42UQ 41.5インチ/4K/138Hz/0.1ms応答速度/ノングレア/HD…
画面サイズ | 41.5インチ |
---|---|
パネルタイプ | OLED(有機EL) ノングレア |
最大解像度 | 4K(3840×2160) |
リフレッシュレート | DisplayPort:138Hz HDMI:138Hz |
可変リフレッシュレート(VRR) | VESA Adaptive-Sync NVIDIA G-SYNC™ Compatible VRR(HDMI 2.1) |
応答速度 | 0.1 ms(GTG) |
バックライト技術 | – |
HDR | HDR10 |
輝度 | 最大:450 cd/m2 標準:135 cd/m2 |
コントラスト比 | 135000:1 HDR:1,500,000:1 |
色域 | DCI-P3 98%以上 |
最大表示色 | 約10.7億色 |
視野角(上下/左右) | 178゜/ 178゜ |
フリッカー機能 | 〇 |
ブルーライト軽減機能 | 〇 |
PIP/PBP | 〇 |
画質モード | Racing MOBA Cinema RTS/RPG FPS mode sRGB Scenery |
その他の機能 | VividPixel テクノロジー GamePlus機能 GameVisual機能 HDCP 2.3 |
PCソフトウェア | – |
ライティング | – |
スピーカー | 2.1Ch (10Wx2 + 15W ウーファー) |
入出力端子 | DisplayPort 1.4×1 HDMI 2.1×2 USB 3.2 Gen 1 Type-Ax4 光デジタル(S/PDIF) ヘッドホン出力 x1 (3.5mm Jack) |
高さ調節 | – |
チルト | -5° – 5° |
スイベル | – |
ピボット | – |
壁掛け | VESA 300 × 300 |
消費電力 | 電圧レート100 – 240V 電源内蔵 消費電力 220W 消費電力 ( スタンバイ時 )0.3W |
サイズ(幅×高さ×奥行) | スタンドあり:約932.08 x 611.3 x 255.4 mm スタンドなし: |
重量(単位) | スタンドあり:約14.77kg スタンドなし: |
付属品 | キャリブレーションレポート DisplayPortケーブル Ultra high speed HDMIケーブル USBケーブル 電源コード リモコン ROGポーチ 保証書 クイックスタートガイド |
保証 | 購入日より2年間の日本国内保証 |