ROG Strix XG256Q/XG276Qゲーミングモニター | VRRとモーションブラー同時使用可

ゲーミングモニター

出典: https://rog.asus.com/jp/monitors/23-to-24-5-inches/rog-strix-xg256q-model/

ROG Strix XG256Qゲーミングモニター

2022年11月11日発売のROG Strix XG256Q/XG276Qゲーミングモニターについて詳しくご紹介したいと思います。ROG Strix XG256Q/XG276Qの何がすごいのか、専門用語をかみ砕きながらわかりやすくご紹介します。

ROG Strix XG256Q/XG276Q 概要

  • 価格(税込):XG256Q 38,520円前後、XG276Q 45,000円前後
  • XG256Q:24.5インチ/165Hz(OC180Hz)、XG276Q:24.5インチ/144Hz(OC170Hz)
  • Fast IPS フルHD(1920×1080)
  • DisplayHDR400(最大輝度400 cd/m2)
  • 応答速度1ms(GtG)
  • FreeSync Premium Pro / NVIDIA G-SYNC™ Compatible
  • ASUS Extreme Low Motion Blur Sync
  • HDMI 2.0×2、DisplayPort1.2×1

現時点における最低限のHDR10性能を満たすDisplayHDR400

HDR非対応とHDR対応の暗がりの視認性イメージ比較

HDR10でつくられるゲームコンテンツの最大輝度(最大の明るさ)は1000 cd/m2です。しかし実は、ゲーム開発者側が、現時点におけるゲーミングモニターの最大輝度の多くが400 cd/m2であることを知っているので、400 cd/m2を目安にゲームが開発されます。

どうしても400 cd/m2を超える映像表現が必要な場合にHDR10に対応してゲームコンテンツをつくるという方法をとっているようです。つまり現時点において、HDR10対応のゲーミングモニターを選ぶ際には最大輝度400 cd/m2未満なのか、400 cd/m2以上なのか、かなり重要な判断基準になるということです。

ROG Strix XG256Q/XG276QはDisplayHDR400に対応しております。つまり最大輝度400 cd/m2です。ほぼすべてのHDR10ゲームの明るさ表現を、ゲーム開発者が意図する通りに表現可能なゲーミングモニターなので、安心して購入できます。

シーンの数は少ないので、そこまで心配する必要はないと思いますが、輝度400 cd/m2を超える部分に関しては、白飛びしてしまう可能性は残っています。またIPSパネルかつDisplayHDR400なので、暗い表現が苦手です。ホラーゲームをたくさんプレイされる方は、DisplayHDR600またはDisplayHDR1000対応の液晶モニターか、輝度400 cd/m2以上の有機ELモニターがおすすめです。

可変リフレッシュレート×モーションブラーを実現する稀なモニター

リコイルコントロール、カメラワークなど、高速にカメラを動かしたり、レーシングゲームの様に高速にオブジェクトが動くゲームにおいては、残像感や輪郭のボヤケの恐れがあります。

残像感や輪郭のボヤケに騙されたプレイヤーは、FPSにおいては残像を撃ってしまうことでキルレを下げ、レーシングゲームでは残像に騙されてタイムを落とすことになるのです。

そこで登場するのがモーションブラー低減技術です。残像はLEDライトの残り香がつくりあげるものなの。つまり、リフレッシュ(映像の切り替え)とリフレッシュの間に、バックライトを消灯することで光の残り香を強制的に排除してしまうことにしたのです。

高速なカメラワークであっても残像感が低減されるので、ゲーマーにはうれしい機能でしたが、今までのモーションブラー低減技術には課題がありました。可変リフレッシュレートとモーションブラー低減技術を同時に使うことができないのです。

つまり、遅延とスタッタリングとティアリングを低減するのか、残像感を低減するのか、どちらか一方を選ぶしかなかったのです。ASUSのモーションブラー低減技術Extreme Low Motion Blur(ELMB)もそれは同じでした。

一方ROG Strix XG256Qに搭載されるモーションブラー低減技術は、Extreme Low Motion Blur Sync(ELMB Sync)と呼ばれる、ELMBが進化した機能です。名前の後ろに”Sync”が追加されました。

ELMBの場合、リフレッシュとリフレッシュの間にバックライトを消灯しなければならないので、リフレッシュが固定されていないとバックライトを消灯できなかったのですが、ELMB Syncでは、リフレッシュが可変した状態であってもバックライトを消灯できてしまうのです。つまりROG Strix XG256Q/XG276Qは可変リフレッシュレートとモーションブラー低減技術を併用可能です。

可変リフレッシュレートとモーションブラー低減技術を併用可能なゲーミングモニターはいまだに少ないので、現時点においてはROG Strix XG256Qは貴重です。FPSゲーマーにうれしい技術革新です。

ROG Strix XG256Q/XG276Qにおすすめのスペック

  • GeForce GTX 1660 SUPER以上搭載のゲーミングPCご利用の方
  • PS5をご利用の方
  • Xbox Series Xをご利用の方

ゲーミングPCのGPUは、GeForce GTX 1660 SUPERの低スペックGPUであっても、Apex Legendsのように軽い部類のゲームソフト限定で、フルHD(低画質)144Hz前後のリフレッシュレートを実現できます。

GeForce RTX 2060以上のGPUであれば、軽い部類のゲームソフト限定で、フルHDの高画質設定でも165Hz前後、フルHDの低画質設定なら180Hzを安定して出力できるので、GeForce RTX 2060以上を積んでいるゲーミングPCをお持ちの方に強くおすすめできるゲーミングモニターです。

PS5の性能はGeForce RTX 2060 Super~GeForce RTX 2080相当ですので、フルHD/120Hzのリフレッシュレートを余裕で出力できます。もちろんPS5の性能を少し超えるXbox Series Xであっても同じ。

ROG Strix XG256Q/XG276Q まとめ

画面サイズXG256Q:24.5インチ
XG276Q:27インチ
パネルタイプIPS
ノングレア
最大解像度FHD(1920×1080)
リフレッシュレートXG256Q:DisplayPort:180Hz、HDMI:165Hz
XG276Q:DisplayPort:170Hz、HDMI:144Hz
可変リフレッシュレート(VRR)VESA Adaptive-Sync
FreeSync™ Premium Pro
NVIDIA G-SYNC™ Compatible
応答速度1 ms(GTG)
バックライト技術
HDRHDR10
DisplayHDR 400
輝度最大:400 cd/m2
コントラスト比1000:1
色域XG256Q:sRGB 99%
XG276Q:sRGB 115%
最大表示色約1670万色
視野角(上下/左右)178゜/ 178゜
フリッカー機能
ブルーライト軽減機能
PIP/PBP
画質モードRacing
MOBA
Cinema
RTS/RPG
FPS mode
sRGB
Scenery
その他の機能ASCRテクノロジー
Trace Freeテクノロジー
VividPixel テクノロジー
GamePlus機能
GameVisual機能
Extreme Low Motion Blur技術
HDCP 2.2
PCソフトウェア
ライティング
スピーカー
入出力端子DisplayPort 1.2×1
HDMI 2.0×2
ヘッドホン出力 x1 (3.5mm Jack)
高さ調節110mm
チルト-5° – 20°
スイベル左右25°
ピボット90°
壁掛けVESA 100 × 100
消費電力電圧レート100 – 240V
電源アダプター
消費電力 XG256Q:16W、XG276Q:23W
消費電力 ( スタンバイ時 )0.5W
サイズ(幅×高さ×奥行)XG256Q:約558 x 381~491 x 235 mm
XG276Q:約614.81 x 399.32~509.32 x 264.94 mm
重量(単位)XG256Q:約5.2kg
XG276Q:約7.47kg
付属品HDMI ケーブル
DisplayPort ケーブル
保証書
電源コード
電源アダプター
クイックスタートガイド
ROGポーチ
保証購入日より3年間の日本国内保証

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