2023年1月18日発売予定LG OLED Flex(42LX3QPJA)ゲーミングテレビについて詳しくご紹介したいと思います。OLED Flex(42LX3QPJA)の何がすごいのか、専門用語をかみ砕きながらわかりやすくご紹介します。
第 2 世代 Razer™ アナログオプティカルスイッチ(光学式)
ラピッドトリガー
調整可能な2 段式アクチュエーション
遅延:2.2ms(理論値)
ポーリングレート:1,000Hz
OLED Flex(42LX3QPJA) 概要
- 予想実売税込価格:440,000円前後
- OLED(有機EL)
- 湾曲調整:平面~最大900R(20段階)
- 画面サイズ調整(27、32、42インチ)
- リフレッシュレート:120Hz
- 応答速度0.1ms×黒挿入技術OLED Motion
- HDMI 2.1 VRR / NVIDIA G-SYNC Compatible / AMD FreeSync Premium
- eARC、ALLM、HGiG ゲームモード対応
- 2.2ch 40Wスピーカー × 3D立体音響Dolby Atmos
- エコーキャンセリングマイク搭載なのでマイクなくてもボイチャ可能
- HDMI 2.1×4
2024年2月2日発売予定
リフレッシュレート:最大540Hz
応答速度:0.2ms
NVIDIA® G-SYNC Ultra Low Motion Blur 2(ULMB 2)
低遅延のオーディオ・ESSコーデック(384 kHz/32bit)
NVIDIA® Reflex Analyzer
液晶より色彩鮮やか×暗い表現が圧倒的な有機EL
液晶パネルは、自ら発光することができないのでLEDを必要とします。一方有機ELテレビはLEDライト不要です。自ら光ることができるからです。
安い液晶では、画面の1%の色表現のため、すべてのLEDライトを点灯しなければなりません。部分制御ができないからです。常にLEDライトが光っていることになるので当然暗い表現が苦手です。
有機ELでは点で光の部分制御ができるので、画面の1%だけ光らせて、他すべてを消灯するといったことができます。つまり暗い表現がとっても得意です。
高価な液晶の場合、LEDライトを部分制御できるので、あるエリアのLEDだけ点灯させて、他を消灯するといった表現もできるようになります。しかし有機ELのように点で制御することはできません。とてもつもないコストがかかってしまうことと、有機ELの点ほど小さなLEDライトをつくることができないからです。
ある部分だけ消灯して、ある部分だけ最大値まで明るくするといった制御ができる有機ELは、暗さ対明るさ、つまりコントラスト比が液晶に比べてとっても高いです。安い液晶のコントラスト比は1000:1くらい、高い液晶は部分制御できるので5000:1前後のコントラスト比が70万:1に拡大します。液晶に比べて有機ELとなると10万~1000万:1と圧倒的なコントラスト比をほこります。
有機ELは、暗い色から明るい色まで幅広い色の表現ができるので、色彩も現実世界に近くとっても鮮やかに画面を彩ることが可能です。
残像誤射を防ぐ応答速度0.1ms×黒挿入技術OLED Motion
ゲームの世界の中で、敵が動いたり、あなたがキャラやカメラを操作することで画面が更新されていきます。リフレッシュレート120Hzの場合、0.0083秒ごとに画面が更新されます。それに合わせて有機ELパネルは色を変えなければなりません。その色を変える速度のことを応答速度といいます。
OLED Flex(42LX3QPJA)の応答速度はなんと0.1ms(0.0001秒)。0.0083秒で画面が更新され、その0.0001秒後にはもう色の切り替えが終わっています。
安いテレビの応答速度は10ms~30ms(0.01~0.03秒)なので、120Hzテレビでは、映像の更新に色の切り替えが間に合いません。色の切り替えが間に合わないということは、色を切り替えている最中に次の映像の色も切り替えなければならないので、残像のように映像の輪郭がぼやけます。
FPSでは、正確なエイム力を求められます。敵に銃弾を当てなければならないのに、残像がひどいと誤射が増加してキルレを下げます。一方応答速度0.1ms(0.0001秒)のOLED Flex(42LX3QPJA)でFPSをプレイしたら、残像やぼやけとは無縁。つまり誤射する心配がありません。
しかもOLED Flex(42LX3QPJA)は、映像の更新の間に、人には感知できないほどの一瞬、有機ELパネルを消灯して黒を挿入する技術OLED Motionにも対応しています。黒を挿入することで、光が生み出すボヤケや残像感がバッサリカットされます。0.1ms(0.0001秒)の応答速度でも十分なのにOLED Flex(42LX3QPJA)は、徹底してぼやけ、残像感を取り除きます。
遅延やカクツキが減るVRR対応
ゲーム機が映像をつくりあげ、HDMIケーブルを通してテレビに渡します。通常のテレビは、0.0083秒ごとに更新しており、その更新はゲーム機の映像遅延の影響を受けません。つまり、ゲーム機の映像づくりが0.0083秒以内に間に合わない場合、次の映像更新を待たなければならないのです。
すると上のイラスト左のようなスタッタリング現象を発生させます。ゲーム機が映像づくりに遅延したため、テレビは仕方なく前の映像を表示し続けます。われわれ人間はそれを見て、一瞬止まったように、カクついたように感じるのです。
次のテレビの更新まで映像が切り替わらないということは、たった0.0001秒の遅れが、0.0083秒に拡大するということです。まるで電車。9時に出発する電車に1分遅れただけで、次の電車が来る1時間の遅刻に拡大してしまうような感覚です。
上のイラスト右のようなティアリング現象を発生させることもあります。一部分だけ映像が更新され、一部分だけ前の映像が表示されるので、ズレた表現になるのです。
このような遅延、スタッタリング、ティアリングを防ぐ方法がVRR(可変リフレッシュレート)です。その名の通り、テレビとゲーム機が同期するので、ゲーム機の映像遅延に合わせて画面を更新してくれます。つまり、0.0001秒の遅れは0.0001秒の遅れのまま映像が更新されます。そのため遅延、スタッタリング、ティアリングが減少するのです。
FPSでは、遅延、スタッタリング、ティアリングが多いと致命的です。その間に敵に撃たれてしまうかもしれないからです。
OLED Flex(42LX3QPJA)のVRR(可変リフレッシュレート)機能は、PS5とXbox Series Xと互換性があります。
遅延:0.325ms(理論値)
ポーリングレート:8,000Hz
第 3 世代オプティカルマウススイッチ(光学式)
DPI:30,000 / DPI刻み:50DPIずつ
最大速度:750IPS
2.2chの迫力あるスピーカーで3D立体音響のDolby Atmosを楽しめる
PS5ならBlu-rayの映画鑑賞時のみ、Xbox Series Xなら有料でゲームも3D立体音響のDolby Atmosのリアルなサウンド体験が可能です。
スピーカーも4つ搭載。安いテレビは通常小さなスピーカーが2つしか搭載されていませんが、OLED Flex(42LX3QPJA)には中低音専用のウーファーが2つ分多いので、低音響く迫力のサウンドを楽しめます。
OLED Flex(42LX3QPJA)におすすめのスペック
- GeForce RTX 2060以上搭載のゲーミングPCご利用の方
- PS5をご利用の方
- Xbox Series Xをご利用の方
ゲーミングPCのGPUはGeForce RTX 2060以上で、Apex Legendsのように軽い部類のゲームソフト限定で、4Kの低画質設定で、100Hz以上のリフレッシュレートを実現できます。GeForce RTX 3070以上なら、4Kの低画質設定で120Hz、4Kの高画質設定で100Hz以上でゲームできるでしょう。ただしDisplayport非搭載なところだけが残念です。
4K/120Hz、HDMI2.1 VRR、eARC、ALLM、HGiG ゲームモード対応のOLED Flex(42LX3QPJA)は、PS5とXbox Series Xをプレイするにぴったりなゲーミングテレビです。
OLED Flex(42LX3QPJA) まとめ
画面サイズ | 42インチ |
---|---|
チューナー | BS4K・100度 CS4K チューナー ×2 地上デジタル(CATV パススルー) ×3 BS・110度 CS ×3 |
録画機能 | 外付け HDD 裏番組録画 |
パネルタイプ | OLED(有機EL) |
湾曲 | 平面~最大900R(20段階調整) |
反射防止 | SAR(Super Anti Reflection)技術 |
最大解像度 | 4K(3840 × 2160) |
リフレッシュレート | 120Hz |
可変リフレッシュレート(VRR) | HDMI 2.1 VRR NVIDIA G-SYNC Compatible AMD FreeSync Premium |
応答速度 | 0.1ms |
バックライト技術 | – |
HDR | HDR10 Pro HLG Dolby Vision IQ |
輝度 | |
コントラスト比 | |
色域 | |
最大表示色 | |
視野角(上下/左右) | |
フリッカー機能 | |
ブルーライト軽減機能 | |
PIP/PBP | |
高画質機能 | プロセッサー:α9 Gen5 AI Processor 4K 高精細:AI 4k アップスケーリング 映像調整機能:AI 映像プロ 高コントラスト:ピクセル自発光 829万画素 動きくっきり:OLED Motion FILEMAKER MODE オートスタート 明るさ自動調整 |
PCソフトウェア | – |
ライティング | – |
スピーカー | 2.2ch 40W フロント10W×2 ウーファー10W×2 |
マイク | エコーキャンセリングマイク |
高音質機能 | 音声調整機能:AI サウンドプロ 3D立体音響:Dolby Atmos 部屋に合わせた音場設定:オートサウンドチューニング Bluetooth:5.0 WiSA:2.1ch |
ネットワーク機能 | エンターテインメント:webOS 音声検索 無線LAN機能:Wi-Fi 6(IEEE802.11ax) スクリーンシェア Apple AirPlay2 |
入出力端子 | HDMI 2.1 ×4 光デジタル音声出力端子 ×1 USB-A 2.0 ×3 ヘッドホン出力(3.5mm Jack) ×1 LAN端子(100Base-TX) ×1 |
エンターテインメント機能 | ゲームオプティマイザ eARC ALLM HGiG ゲームモード スポーツアラーム ウェブブラウザ 画面サイズ調整 NVIDIA® GeForce Now KVNスイッチ |
高さ調節 | 140mm |
チルト | -5° – 10° |
スイベル | – |
ピボット | – |
壁掛け | VESA 100 × 100 |
消費電力 | 消費電力 207W 年間消費電力量 141kWh/年 消費電力 ( スタンバイ時 )0.5W |
サイズ(幅×高さ×奥行) | スタンドあり:約93.7×61.4-75.4×29.7cm スタンドなし: |
重量(単位) | スタンドあり:22.6 kg スタンドなし: |
付属品 | |
保証 |