約2倍ロード時間が速くなる!PS4 ProのHDDをSSDに換装する手順 方法

PS4 「HDD」を取り外す

最近のPS4ゲームソフトの起動やロード、時間かかりますよね。とても映像が綺麗で、システムも素晴らしい反面、読み込みの都度イライラしてしまうことも。

そんなお悩みも、2万円くらいの製品購入と、30分の手間さえ投資できれば、ある程度解決することができます。

今回は、約2倍ロードの高速化ができる『PS4 Pro』の「HDD」から「SSD」への換装の方法・手順をご紹介したいと思います。

目次

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目的はロード時間の短縮

『PS4 Pro』の内臓ストレージを、「HDD」から「SSD」に換装する目的は、起動とロードの高速化です。

「ARK:Survival Evoived」「Horizon Zero Dawn」「モンスターハンター:ワールド」「Grand Theft Auto V」など、50GBに近い、もしくは50GBを超えます。

「STAR WARS バトルフロント Ⅱ」「Battlefield1」に関しては80GBを超え。「FINAL FANTASY XV」にいたってはなんと90GBを超えます。

プレイしたら楽しい名だたるゲームタイトルが、読み込み時間が短くなることでよりゲームを楽しむことができるようになります。

そのために必要な投資は「SSD」への換装です。50GB前後のものでおおよそ2倍、80GBを超えるものでしたら3倍近く高速になりますので、ゲームプレイがとても快適になります。

HDDとSSDの違い

『PS4』と『PS4 Pro』に内蔵されるストレージは「HDD(ハードディスクドライブ)」です。「HDD」は、テレビの録画やパソコンのストレージなどにも採用されているので有名です。

「HDD」の良いところは、3TBなどの大容量であっても、1万円くらいで購入できるほどに格安なところです。

しかし「HDD」は、「SSD(ソリッドステートドライブ)」より読み書きの速度が遅い部分がネックです。

「HDD」は「SSD」に比べ、理論的に2〜4倍遅いのです。また「HDD」は、「SSD」に耐久性においても劣っています。

ストレージHDDSSD
メリット 容量あたりの価格が安い 大容量 高速アクセス 衝撃に強い HDDより熱に強い 発熱しにくい 振動に強い 音が静か 低消費電力が少ない
デメリット アクセス速度がSSDに劣る 衝撃に弱い 熱に弱い SSDより発熱しやすい 振動に弱い モーターが駆動するので音が発生する 消費電力が高い 容量あたりの価格が高い 容量が小さい 静電気に弱い

Serial ATA 2.0とSerial ATA 3.0の違い

『PS4』の接続インターフェース規格は「Serial ATA 2.0」。『PS4 Pro』は「Serial ATA 3.0」。違いはデータの転送速度です。

「Serial ATA 2.0」のデータ転送速度は3Gps。「Serial ATA 3.0」は2倍の6Gpsになります。

「HDD」ストレージにおけるインターフェース規格の違いは、「Serial ATA 3.0」の方がほんの少しだけ速くなります。大きな差はありません。

それに対して「SSD」ストレージにおけるインターフェース規格の違いは大きな差を生みます。理論値としては3Gpsから6Gpsなので約2倍ですが、実際に1.5〜2倍くらいでしょうか。

「HDD」では活かしきれなかった「Serial ATA 3.0」の性能は、「SSD」に換装してからこそ本領発揮されるのです。

ストレージの仕様(購入する際の注意)

  • サイズ:2.5インチ
  • 本体の厚さ:9.5mmまで
  • 容量:160GB以上

「SSD」の商品ページには、しっかりサイズと本体の厚さが記載されているので、それを確認してから購入しましょう。

注意が必要なのは容量です。『PS4』及び『PS4 Pro』では、デフォルトで92GB以上の領域をシステムが確保しています。

そのため、もし最も安価な160GBの「SSD」が販売されていたとしても、実質使うことのできる容量はたったの68GBになってしまいます。

68GBしかないのであればインストールできるゲームタイトルは1〜2つ程度。言い方を変えると、高速化できるゲームタイトルがたった1〜2つしかないのです。

容量が50GBを超えるゲームタイトルが増えつつあることはすでにご紹介した通りです。ですからデータ容量と財布容量のバランスをしっかり考えてから購入することをお勧めします。

必要なもの-購入したものと用意したもの-

PS4 SSD 換装の手順
  • Samsung SSD 500GB 860EVO 2.5インチ内蔵型 5年保証 正規代理店保証品 MZ-76E500B/EC:約16,000円(Amazon)
  • UGREEN 2.5インチ HDDケース USB3.0 SATAⅢ 9.5mm/7mm厚両対応 UASP対応 外付ハードディスクケース:約1,200円(Amazon)
  • プラスドライバー
  • USBメモリ16GB(厚さ8mm以下)
  • インターネットに接続できるパソコン

※上に記載のAmazon価格は2018年5月31日現在のものです。現在は以下のAmazon情報を見てわかる通り価格が半額くらいに値下がっています。

Samsung SSDを選んだ理由は安さと書き込み速度

「SSD」をSamsung(サムスン)製にした理由は、安いだけでなく、書き込み速度も速かったためです。「SSD」は読み込み速度はかなり高速ですが、書き込み速度は比較的遅め。

ですがSamsung(サムスン)は両方高速でした。

「EVO」と「Pro」の違いは、読み書き速度の差もありますが、最も大きな違いは寿命です。

「EVO」の平均故障間隔は150万時間ですが、「Pro」は200万時間。書き換え可能容量に関しては、2倍の差があります。

「HDD」に限らず「SSD」に変わっても、ストレージが消耗品であること、忘れないようにしましょう。

プラスドライバーは市販のもので大丈夫

プラスドライバーは、少し小さめのタイプでしたが、家にある市販の安いもので間に合いました。

USBメモリは厚さ8mm以下で最低2GB

「USBメモリ」に関しても家にあるもので構いません。ただし、「フォーマット」という作業が必要で、これをするとUSB内に保存されていたデータが消去されます。

ですから失っても構わないデータであった場合に限り、家にあるUSBを使いましょう。

面倒ですが、他にデータのバックアップを取っておいてから今回の作業に使っても良いかと思います。

もう一つ注意事項があります。『PS4』『PS4 Pro』のUSB接続部分は、筐体の形状が邪魔をするので、「USBメモリ」本体の厚さが8mm以下でなければなりません。

デザインが汚らしく見えてしまうからでしょうか。ボコッと窪んだ場所にUSB端子が搭載されているので、薄くないと入らないのです。

さらにもう一つ注意があります。「USBメモリ」の容量は、最低でも2GBのものを用意しましょう。

「USBメモリ」は、システムソフトウェアを新たな「SSD」にインストールする際に利用します。このシステムソフトウェアのダウンロードファイルは約1.1GBあるからです。

オンラインストレージにセーブデータを保存しない場合には、「USBメモリ」に保存しなければなりませんので、さらに5GBくらいは必要でしょうか。

セーブデータに関してはゲームプレイした数により異なりますのでしっかり確認しておきましょう。もちろんオンラインストレージに保存される方は確認する必要も、2GB以上のUSBメモリを用意する必要もありません。

今回は、USBがむき出しになった、USB3.0 亜鉛合金ボディ 防水 防塵 耐衝撃 永久保証、厚さたった約4mmというPS4にぴったりなUSBメモリを使いました。

※PSN会員の方は、オンラインストレージにセーブデータを保存することもできますので、その場合には2GBのUSBでO.K.

PS4のHDDをSSDに換装する方法(手順約30分)

USBメモリをフォーマットする

フォーマットとは、初期化して使える状態にする作業をいいます。「FAT32」もしくは「exFAT」を選択できますが、基本的には「exFAT」を選択しておきましょう。

「FAT32」のファイルサイズ上限は4GB、容量の上限は2TBです。「exFAT」の場合、ファイルサイズの上限なしで、容量の上限は1,600万TBです。

「設定」→「周辺機器」→「USBストレージ機器」で、フォーマットしたいUSBストレージを選択。OPTIONSボタンを押して「exFAT形式でフォーマットする」を選択。

データが消えるという確認をされてからフォーマットします。

ゲームのセーブデータを保存する

「USBメモリ」にゲームのセーブデータを保存します。「設定」→「アプリケーションセーブデータ」から「本体ストレージのセーブデータ」→「USBストレージ機器にコピーする」部分で、ゲームタイトルを選んでコピーを選択します。

「オンラインストレージ」にゲームのセーブデータを保存する場合は、「設定」→「アプリケーションセーブデータ」から「本体ストレージのセーブデータ」→「オンラインストレージにアップロードする」部分で、ゲームタイトルを選んでコピーを選択します。

システムソフトウェアをUSBメモリにダウンロードする

システムソフトウェアをUSBメモリにダウンロードする際のフォルダ作り
システムソフトウェアをUSBメモリにダウンロードする際のフォルダ作り
システムソフトウェアをUSBメモリにダウンロードする際のフォルダ作り

パソコンを起動して「USBメモリ」を接続します。「PS4」という名前のフォルダーを作成し、その中にさらに「UPDATE」という名前のフォルダーを作成します。

PS4のウェブサイト『PlayStation®4システムソフトウェア アップデート』ページ
PS4のウェブサイト『PlayStation®4システムソフトウェア アップデート』ページ

PS4のウェブサイト『PlayStation®4システムソフトウェア アップデート』ページを開き、一番下までスクロールします。

「アップデートファイル(再インストール用)」をダウンロード
「アップデートファイル(再インストール用)」をダウンロード

スクロールすると、「システムソフトウェアを再インストールする」という部分が出てきますので、「USBメモリ」の先ほど作成した「UPDATE」フォルダに、「アップデートファイル(再インストール用)」をダウンロードします。

その際ファイル名は「PS4UPDATE.PUP」で保存しましょう。「PS4」「UPDATE」「PS4UPDATE.PUP」はすべて、半角の大文字で入力します。

『PS4』『PS4 Pro』からカバーを外す

『PS4』『PS4 Pro』からカバーを外す
『PS4』『PS4 Pro』からカバーを外す

「アップデートファイル(再インストール用)」を「USBメモリ」にダウンロードしている間に、『PS4 Pro』の電源を切り、全てのケーブルを抜き、ウラッ返しにします。

上の画像にある場所、字の書いていない方を親指で持ち上げて、手前に引っ張ります。少し固めで取り外しにくいですが、頑丈な作りなので強めにしても壊れる心配はなさそうです。

カバーははめ込まれているだけ。

ドライバーでビスを外す

ドライバーでビスを外す

カバーを取り外す時にのぞいていたビスを外します。女性の力では少し固くちょっとイライラしましたが、なんとか外すことができました。

ストレージカバーを引っ張り出す

ストレージカバーを引っ張り出す

グレーの金属状の土台ストレージカバーを手前に引っ張り出します。

「HDD」を取り外す

「HDD」を取り外す
「HDD」を取り外す
「HDD」を取り外す
「HDD」を取り外す

取り出したストレージカバーをひっくり返すと「HDD」とご対面できます。ストレージカバーと「HDD」は4つのビスで固定されていますので、ドライバーにてすべて取り外します。

取り外しやすくするため4つすべてゆるめてから、一つづつ取り外すことをお勧めします。

また、あとで固定しやすくするため、4サイド同じ位置に固定できるよう、どのビスがどの部分を固定していたのか、わかるようにビスを置いておきましょう。

購入した「SSD」を固定する

購入した「SSD」を固定する

『PS4』『PS4 Pro』のストレージカバーに装着可能な最大の厚さは、9.5mmです。購入した『Samsung SSD』の厚さは7mmですので、2.5mm分浮かした状態で装着する必要があります。

そのままでは固定しづらいので、A4用紙を何度か折り曲げて、ストレージカバーと『SSD』の間に挟んで、ビスを固定しました。

最初に固定されていたビスの部分に、同じビスを固定することをお勧めします。癖がついている可能性があるからです。

最初はゆるく4つのビスで固定してから、あとで強く締めるとやりやすいです。

最初に挟んだA4用紙は、固定したら忘れずに引き抜いてください。そのまま内部に入れてしまってはとても危険です。

「SSD」を固定したストレージカバーを元に戻して換装完了

「SSD」を固定したストレージカバーを元に戻して換装完了

「SSD」を固定したストレージカバーごと、『PS4』『PS4 Pro』本体の中にしまい込みます。そして、最初に取り外したビスで固定。

最後に、字の書いてあるカバーをはめ込んで、「HDD」から「SSD」への換装が完了します。

『PS4 Pro』にケーブルを接続し電源を完全に切る

『PS4 Pro』の電源を確保します。全てのケーブルを接続したら、電源ランプが消灯していることを確認します。

電源ランプがオレンジ色に点灯しているときは、PS4の電源ボタンに7秒以上(「ピッ」という音が2回するまで)触れて、電源を完全に切ります。

『PS4 Pro』本体にUSBメモリを接続して電源ボタンに7秒以上触れる

『PS4 Pro』本体に「USBメモリ」を接続します。そして、電源ボタンに7秒以上触れたままにして、セーフモードで起動します。

案内に従って初期化とアップデートとセーブデータをコピーする

『PS4 Pro』を起動すると、いつものようにコントローラーの「PSボタン」を押してくださいと表示されますので、「PSボタン」を押します。

すると、「セーフモード」と記載された画面が開き、「PS4を初期化します。全てのユーザーと全てのデータが削除されます。本当によろしいですか?」と表示されるので、「はい」を選択します。

新しい「SSD」には何も保存されていませんので安心して「はい」を選択しましょう。システムソフトウェアがアップデートされます。

アップデートが終了すると、黒い画面からいつもの青い画面に切り替わり「USBストレージ機器のセーブデータ」という画面が表示されます。

「本体ストレージにコピーする」を選択。

ここまでの作業で、今まで通りに『PS4 Pro』のゲームプレイができる状態になりました。

一番時間がかかるのがゲームソフトの再インストール・ダウンロード

『PS4』や『PS4 Pro』のストレージの換装で、最も時間がかかるのが、ゲームソフトの再インストールです。もともとインストール済みだったゲームソフトの全てを、インストールしな押さなければならないからです。

パッケージ版のゲームソフトのインストールはまだいいのですが、「PS Store」で購入したダウンロード版の再ダウンロード及び再インストールの時間がかかるのです。

『PS4 Pro』から取り出した「HDD」を外付ハードディスクケースに入れて外部ストレージとして再利用する

『PS4 Pro』から取り出した「HDD」を外付ハードディスクケースに入れて外部ストレージとして再利用する
『PS4 Pro』から取り出した「HDD」を外付ハードディスクケースに入れて外部ストレージとして再利用する

『PS4 Pro』から取り出した「HDD」は、『PS4 Pro』の外付けハードディスクとして再利用することができます。

そのために購入したのが外付ハードディスクケースです。「HDD」をケースに収め、『PS4 Pro』本体と繋ぎます。

設定方法は以下のページでご確認ください。「USBメモリ」の初期設定と同じような設定をするだけなので簡単です。

よくプレイするゲームは「SSD」に保存、たまにプレイするゲームは「HDD」に保存

換装した内臓「SSD」と外部接続した「HDD」は使い分けることをお勧めします。「SSD」に換装したことで、『PS4 Pro』の起動が、かなり速くなったことが体感できるかと思います。

それと同じように、「SSD」に保存したゲームソフトの起動は「HDD」に保存したゲームに比べ、おおよそ2倍速く起動することができます。

そのため、よくプレイするゲームの保存先には、「SSD」を選択します。起動が速いのでストレスが半減します。

たまにプレイするゲームに関しては「HDD」に保存しておきます。起動は「SSD」に比べて遅いですが、いちいち保存したり削除したりする手間を省くことができるので重宝します。

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