Razer「Tiamat 7.1 V2」「Tiamat 2.2 V2」比較表
項目 | Tiamat 7.1 V2 | Tiamat 2.2 V2 |
---|---|---|
発売日 | 2017年10月31日 | 2017年10月31日 |
スペック | ハイエンドクラス | ハイクラス |
Amazon税込価格 | 23,492円 | 15,186円 |
ヘッドホン | 計10個のネオジウムドライバーサブウーファー:40mmドライバーフロントスピーカー:30mmドライバーリアスピーカー:20mmドライバーセンタースピーカー:30mmドライバーサイドスピーカー:20mmドライバー各周波数特性:20Hz~20kHz | 計4個のネオジウムドライバー4種全て:50mmドライバー各周波数特性:20Hz~20kHz |
サラウンド | PC:リアル7.1chPS4:ステレオ(リアル5.1ch)その他のコンシュマー:ステレオ(リアル5.1ch)スマホ・タブレット:✕ | PC:7.1chPS4:ステレオその他のコンシュマー:ステレオスマホ・タブレット:ステレオ |
触覚(振動)テクノロジー | ✕ | ✕ |
イコライザー設定 | ✕ | ✕ |
マイク | 単一指向性エレクトレットコンデンサーマイク(ECM)周波数特性:100~10,000Hz折りたたみ | 単一指向性エレクトレットコンデンサーマイク(ECM)周波数特性:100~10,000Hz折りたたみ |
接続方法 | 電源用USB + 3.5mmマイク + 3.5mmオーディオ出力 x 4 | 3.5mm アナログ 4極 |
イヤーパッド | 合皮製ノイズアイソレーション回転:✕取外し:✕ | 合皮製ノイズアイソレーション回転:✕取外し:✕ |
重さ | 非公開 | 非公開 |
オーディオミックス | ✕ | ✕ |
モバイルデバイス | ✕ | ○ |
ライト | ○RAZER CHROMA | ✕ |
キー | マスター音量調節各スピーカー音量調節マイク音量調節ヘッドホンのミュートマイクのミュートヘッドフォン/スピーカー出力切替え7.1ch/2.0ch切替え | マスター音量調節マイクのミュート |
※Amazonの価格は、2018年12月2日現在の価格です。
「Tiamat 7.1 V2」はバーチャル7.1chではなくリアル7.1chサラウンドサウンド
詳細ページ:『10個スピーカー搭載!リアル7.1chサラウンド『Razer Tiamat 7.1 V2』』
「Razer Tiamat」シリーズ2種のうち、リアルにスピーカーが10個も搭載されるゲーミングヘッドセットです。よくあるバーチャルサラウンドではありません。リアルサラウンドです。
動物ほどではありませんが、人の耳も「音の聴こえる方向」と「音の発信源との距離」をある程度認識することができます。
しかしゲーミングヘッドセットもテレビ・モニターも、大体は2つのスピーカーしか搭載されていません。
ですから「音の聴こえる方向」も「音の発信源との距離」も、いつでも同じ場所から聞こえているのです。そのため映像と矛盾、臨場感にかけてしまうのです。
バーチャルサラウンドは、その2つしかスピーカーから発生する音に時間差や効果音に変化を与えることで脳を錯覚させ、仮想的にサラウンドサウンドを実現することのできる技術です。
固定されたスピーカー2つから発生する音を、とても複雑な処理を行うことで、真正面・左右斜め前・左右・左右斜め後ろと、音がいろんな方向から聞こえるようにでしているのです。
とても凄い技術です。例えばFPSゲームにおいては、足音だけで本当に索敵することができてしまいます。「Tiamat 2.2 V2」も7.1chバーチャルサラウンド対応モデルになります。
「Tiamat 7.1 V2」の場合、サブウーファー1つ、さらに真正面・斜め前・横・斜め後ろと、合計5つものスピーカーを片側のヘッドフォン部分に搭載させています。左右合わせて10個のスピーカーが搭載。
実際にスピーカーの位置がそれぞれ異なる場所に配置されているのです。当然ですが、脳に錯覚させている訳ではないので、実際に音の発生場所が7つの場所に分けられています。より索敵が確実になる、本格的なFPS向けゲーミングヘッドセットとなります。
※7.1chサラウンド出力非対応のPC:アナログ音声分離器必要
※PS4などのコンシュマーゲーム機:アナログ音声分離器必要
「Tiamat 2.2 V2」は、7.1chバーチャルサラウンド対応しているだけでなく、片側にサブウーファーと普通のスピーカー2つ、合計4つのスピーカーが搭載されたゲーミングヘッドセットです。
2.2chという、重低音専用のスピーカーが2つも搭載されてモデルなので、通常の2ch対応ゲーミングヘッドセットと比較すると、迫力と臨場感は「Tiamat 2.2 V2」の方が上です。
音質は「Tiamat 2.2 V2」方が高い?4つ全て50mm大型ドライバー採用
詳細ページ:『スピーカー4個!7.1chサラウンドヘッドセット『Razer Tiamat 2.2 V2』』
小さい虫などの鳴き声は、音が小さく高音。さらに何を言っているのか聞き取りづらいといった印象があるかと思います。
トラやライオンなど大きな動物の鳴き声は、音が大きく低音。はっきりくっきり、心が震えるほどに芯の通った音といった印象でしょうか。
これはスピーカーでも同じ。ゲーミングヘットセットに採用されるスピーカーは、ドライバーと振動板が空気を震わせる事で、音を作り出すという仕組みで成り立っています。
ドライバーと振動板の大きい方が、大きな音と低い音を出しやすく、音質もよくなるので、ゲーミングヘッドセット向けの仕様といえます。迫力や臨場感を考えたら、大きい方が良いのです。
「Tiamat 7.1 V2」には、直径約6cmの2つの箱の中(ヘッドフォン部分)に10個ものドライバーを詰め込んでいます。そのため残念ながら、ひとつ一つのドライバーの大きさが小さめです。
重低音を担当するサブウーファーの大きさは40mmと流石に大きめですが、他のスピーカーは20mmと30mmが格2つづつになります。
音質をある程度捨てることで、「音の聴こえる方向」と「音の発信源との距離」認識を優先させた、FPSで勝つためのゲーミングヘッドセットといって良い仕様になります。
それに比べて「Tiamat 2.2 V2」は、重低音を担当するサブウーファーも、通常のスピーカーも、4つ全て50mmの大きなドライバーが採用されています。
そのため迫力と音質だけでいえば、仕様上において、「Tiamat 7.1 V2」よりも「Tiamat 2.2 V2」の方が上ということになります。
きめ細やかな音量コントロールができるのは「Tiamat 7.1 V2」
「Tiamat 2.2 V2」は、他のゲーミングヘッドセット同様に、3.5mmプラグを接続するだけで使うことのできるタイプのものです。
「Tiamat 7.1 V2」だけ「オーディオコントロールユニット」が同梱されます。この「オーディオコントロールユニット」はかなり使い勝手が良く、様々な音声コントロールを手元で行うことが可能になります。
マスター音量調節、10個のスピーカーそれぞれの音量調節、マイク音量調節、ヘッドホンのミュート、マイクのミュート、ヘッドフォン/スピーカー出力切替え、7.1ch/2.0ch切替え。
これだけきめ細やかに、手元で気軽に音量調整できるゲーミングヘッドセットは、他では見たことがありません。
きめ細やかな音量コントロールができるのは「Tiamat 7.1 V2」
「Tiamat 2.2 V2」は、他のゲーミングヘッドセット同様に、3.5mmプラグを接続するだけで使うことのできるタイプのものです。
「Tiamat 7.1 V2」だけ「オーディオコントロールユニット」が同梱されます。この「オーディオコントロールユニット」はかなり使い勝手が良く、様々な音声コントロールを手元で行うことが可能になります。
マスター音量調節、10個のスピーカーそれぞれの音量調節、マイク音量調節、ヘッドホンのミュート、マイクのミュート、ヘッドフォン/スピーカー出力切替え、7.1ch/2.0ch切替え。
これだけきめ細やかに、手元で気軽に音量調整できるゲーミングヘッドセットは、ちょっと他では見たことがありません。
「Tiamat 2.2 V2」は接続が簡単なのに2.2ch
「Tiamat 2.2 V2」の良いところは、他のゲーミングヘッドセット同様3.5mmプラグ一本を接続するだけなのに、サブウーファーが2つも搭載された、一段階上の迫力あるサウンドを楽しむことができるところです。
「Tiamat 7.1 V2」の場合、一段階どころか七段階くらい上行くゲーミングヘッドセットといっても良いかと思いますが、残念ながら接続方法が複雑です。
何しろUSB1本 + 3.5mmプラグ5本、合計6本ものケーブルを接続しなければならないからです。ヘビーゲーマーや家電製品に詳しい方にはネックにはなりませんが、そうでない方には大きな欠点といえます。
「Razer Chroma backlighting」対応は「Tiamat 7.1 V2」だけ
「Tiamat 2.2 V2」は「Razer Chroma backlighting」非対応です。「Tiamat 7.1 V2」だけ「Chroma」に対応しています。
「Chroma」は、全1680万種のカラーオプションから無限のライティング効果をカスタマイズすることのできるイルミネーションです。暗い中で綺麗なのは「Tiamat 7.1 V2」だけ。