欠点のないゲーミングヘッドセットなんてあると思いますか?欠点を、あえて探そうとすれば、小さなものは見つけられるかもしれません。
しかし見つけるのは難しそうです。PC、PS4だけでなく、スマホでもワイヤレス可能な、完璧ワイヤレスゲーミングヘッドセット。
PCに接続しなくても可能なイコライザー設定ときめ細やかな音量調整。心震わすハイレゾ対応のスピーカーで、PCでもPS4でも7.1chサラウンドサウンド。
ワイヤレスの欠点、バッテリー切れを気にする必要のない仕様。何もかもに手を打たれ、様々な欠点を全て克服してしまったようなゲーミングヘッドセット。
今回は、『SteelSeries ARCTIS PROワイヤレス』をご紹介したいと思います。
SteelSeries Arctis第二世代登場
PCに接続しなくてもイコライザー設定可能な有機EL搭載「トランスミッターベースステーション」とセット
【 国内正規品 】密閉型 ワイヤレス ゲーミングヘッドセット SteelSeries Arctis Pro Wireless 61473 PC PS…
イコライザー設定可能なゲーミングヘッドセットが様々発売されています。FPS向け、RPG向けなどゲームジャンルごとの音作りはもちろん、「CoD」向けといったように、ゲームタイトルごとに音作りすることもできます。
もちろんゲームに限らず、音楽のクラシック向けの音作りやポップス向けの音作り、映画鑑賞向けなど、それぞれにあった音を作ることができるのが魅力です。
欠点といえば、PCに接続して専用のソフトを使ってでしかイコライザー設定ができない点でしょうか。
気軽にゲームしながら、ゲームの音を聞きながら調節というわけにはいかないのです。
しかし『ARCTIS PROワイヤレス』に同梱されている「トランスミッターベースステーション」の場合、必ずしもPCに接続する必要がありません。
理由は同梱される「トランスミッターベースステーション」。贅沢にも有機ELディスプレイが搭載されているのです。そこに表示される周波数それぞれの音量を微調整、手元で気軽にイコライザー設定できてしまうんです。
音量調整も、ゲームとオーディオチャットのバランス調整も、Bluetooth設定管理なども可能。
PCに接続して「SteelSeries Engine ソフトウェア」を利用すれば、よりきめ細やかな設定変更もできます。
音にこだわりすぎた高級スピーカー
心動かすハイレゾ対応
数値が低いほど低い音で、数値が高いほど高い音を意味する周波数。人の耳で聞き取ることのできる周波数は、20Hzから20,000Hzといわれています。
年をとればとるほど聞き取ることのできる音の範囲が狭まっていき、30代にもなると15,000Hzまでの音までしか聞き取ることができないといわれています。
そのため、40,000Hz以上のハイレゾ再生は意味がないと説明されていることが少なくありません。また、18,000Hz以上のあまりにも高音部分は、蚊の音と同じ周波数なので、高い音は不快でしかないという説明も少なくありません。
ではなぜ、音を専門職とするSONYなどは、40,000Hz以上の「ハイレゾ」にこだわっているのでしょうか。理由は単純です。「ハイレゾ」という高い音にも意味があるからです。
心に響く音もまた、耳では聞き取ることのできない音域にあるのです。「1/f ゆらぎ」と呼ばれる音があります。超高音域のとってもとっても高い音ですが、決して蚊の音のような不快な音ではありません。
むしろ、癒し・リラックス効果・感情を刺激するなどの効果などが最近の研究で証明されている音をいいます。
高い音=蚊のような不快な音は間違いで、高い音の中には不快な音も癒し効果が期待できる音も様々あるということです。
それは高い音や低い音に限ったことではありません。低めの音ですが、机を強く叩いた音に心地よさを感じる人は少ないでしょう。どんな音にも、不快な音と普通の音と癒される音があるのです。
特に川のせせらぎや森の草・花・木など森と風が奏でる音などには、「1/f ゆらぎ」と呼ばれるとっても高い音が含まれているといわれています。
「ハイレゾ」の再生ができる『ARCTIS PROワイヤレス』は、そんな「1/f ゆらぎ」も再生できるゲーミングヘッドセットです。
それは、RPGゲームや映画・音楽鑑賞を『ARCTIS PROワイヤレス』で奈良より感動できるということに他なりません。音が薄っぺらく心に響かない音は再生されないのです。
※ハイレゾに対応するゲームは現在ありませんが、将来的には発売される可能性が高いです。
※ハイレゾ音源でなくても、ハイレゾ対応のデバイスで聴く音質の恩恵があるとのことです。
世界最強の磁力を持つ「高密度ネオジウム(ネオジム)」
スピーカーのエネルギー源になるマグネットはとても重要。マグネットの種類によって磁力の強さが異なるので、最大音量や音質にまで影響を与えるのが理由です。
重要にもかかわらず、安いヘッドセットの多くはその磁石の種類は公表しません。世界最強の磁力を持つ「ネオジウム(ネオジム)」磁石が採用されていないからだと考えられます。
『ARCTIS PROワイヤレス』は「高密度ネオジム」磁石採用のスピーカーです。迫力と高音質両方に期待が持てます。
PS4/PS5、スイッチ、PCで「DTS Headphone: X 2.0」3D立体音響
『SteelSeries ARCTIS PROワイヤレス』は、最近のスマホにも内蔵されているDolby Atmosと同じ3D立体音響「DTS Headphone: X 2.0」に対応しています。
音に含まれる位置情報から、音がどのように動いていくのか、位置関係によって音量がどのように変化するのかなどをリアルタイムでシミュレート(高速演算)して、ヘッドホンで再現します。つまり、5.1ch/7.1chなどのサラウンドサウンド以上のリアリティ。
3D立体音響のすごいところは、2つなら2つのスピーカー、5つなら5つのスピーカーに合わせて、3次元空間に音声オブジェクトを演算できてしまうところです。つまり、3D立体音響とステレオヘッドホンには互換性があるのです。
ですから、PS4/PS5、スイッチ、PCで「DTS Headphone: X 2.0」の3D立体音響を楽しめます。PS4は5.1chサラウンドサウンドに対応しておりますので、また異なる立体音響を体感できます。PS5とPCに関しては、そもそも3D立体音響に対応しますので、ゲームの世界に入り込んだのかと錯覚するようなサウンド体験を実現するでしょう。
ゲームもスマホもワイヤレス接続可能
PCやPS4にはUSB端子を利用、スマホやタブレットには3.5mmプラグで接続といった、様々なデバイスで利用可能なゲーミングヘッドセットが主流になりつつあります。
しかし多くは、PCやPS4にはワイヤレス接続できても、スマホやタブレットには有線接続するタイプのものです。
『ARCTIS PROワイヤレス』の場合、遅延無い2.4GHzワイヤレス接続とBluetoothによるワイヤレス接続と両方に対応しています。
そのため、遅延や電波障害あっては困るゲームには2.4GHzワイヤレス接続、スマホ・タブレットにはBluetoothによるワイヤレス接続と、使い分けることができるのです。
今時のスマホ・タブレットにはBluetoothが搭載されていますので、別途何か購入する必要もありません。全てワイヤレス接続できるゲーミングヘッドセットです。
ボイスチャットに最も最適と名高い「双方向性ノイズキャンセリングマイク」採用
最もボイスチャット向けな「双方向性」マイクの実力
5,000円以下のゲーミングヘッドセットに採用されるマイクは「全指向性」です。360度全方位から集音できるマイクなので、環境音やたくさんの人の声を集音したいときに最適ですが、ボイスチャットには向いておりません。
ゲーミングヘッドセットのハイエンドモデルの多くに採用されるマイクは「単一指向性」です。口元方向からしか集音しないマイクなので、ボイスチャットにとても向いたマイクです。
しかし「単一指向性」マイクにも欠点があります。口元方向側の120度から180度の範囲の音を集音するので、マイクの横からの音も集音してしまうのです。
その点「双方向性」マイクの場合、横方向からの音はほとんど集音しません。8の字を描くように、口元方向とその真後ろの音だけ集音するのです。
8の字の横の部分、くびれている部分がマイクの横部分になりますので、その部分の音だけ拾いません。
しかも、口元方向とその裏の部分と集音する側は、狭い範囲の音しか集音できないのです。ですから、マイクに近い声は集音しますが、マイクから離れた生活音は集音されにくいというわけです。
そのため「双方向性」マイクは、「単一指向性」マイク以上にボイスチャット向けのマイクとして注目されています。
集音してしまった環境音はノイズキャンセリング機能が相殺
「ノイズキャンセリング」機能とは、マイクが集音した生活音や環境音を、逆の音波にしてぶつけることで、音をかき消すことのできる技術をいいます。
「単一指向性」マイクや「双方向性」マイクといえども、音は回り込んだり反射しますので、全く生活音を集音しないというわけにはいきません。
そこで、環境音や生活音はそれとして集音し、逆にしてぶつけ相殺させてしまうのです。「双方向性」にすることで集音する音を限定させるだけでなく、さらに余計な音を「ノイズキャンセリング」が削ぎ落とすという2段構えのマイク。
こうしてあなたが聴くサウンドと、あなたの仲間が聞くあなたの声は、とても聞きやすくはっきりしたものになります。
1つのバッテリー(最大10時間)を使っている間もう一つ(最大10時間)を充電できる
無線に遅延がないとしたら、ワイヤレスゲーミングヘッドセットの1番の欠点はバッテリー。有線接続の場合、仮にもし24時間ゲームを続けてプレイできたとしても継続利用できますが、ワイヤレスでは不可能です。
充電が切れたしまったらそれまでだからです。そこで充電しながらゲームを続けるのですが、これでは有線接続となんら変わりない状態となります。
『ARCTIS PROワイヤレス』の場合、最大10時間連続駆動可能なバッテリーが、もともと2つ用意されています。
同梱されている「トランスミッターベースステーション」は充電器の役割も果たすので、ワイヤレスで『ARCTIS PROワイヤレス』を使いながら同時に、もう一つの充電器を充電しておくことができるのです。
もし今使っているバッテリーがなくなっても、交換すればそのまま継続利用ゲームを継続利用できるということ。24時間プレイしても、有線接続になる間はありません。
スイッチ&スマホと同時接続可能
『ARCTIS PROワイヤレス』にはスマホとも同時接続できる3.5mmステレオミニジャックが搭載されています。ミキサー機能も内蔵されており、『ARCTIS PROワイヤレス』一つあれば、スイッチからのゲーム音とスマホからのフレンドの声、両方聴くことが可能です。
『ARCTIS PROワイヤレス』仕様
【 国内正規品 】密閉型 ワイヤレス ゲーミングヘッドセット SteelSeries Arctis Pro Wireless 61473 PC PS…
メーカー | SteelSeries(スティールシリーズ) |
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シリーズ | Arctis |
発売日 | 2018年5月10日 |
サラウンドサウンド | 7.1ch DTS Headphone:X 2.0 |
ヘッドホンタイプ | オーバーヘッド (スキーゴーグルサスペンション/オートアジャスト ヒンジドハンガーデザイン) |
イヤーパッド | AirWeaveイヤークッション |
ヘッドホン構造 | 密閉型 |
ドライバーユニット | ダイナミック |
ドライバーユニットサイズ | 40mm ネオジムドライバー |
感度 | 102dB |
周波数特性 | 10~40,000Hz |
インピーダンス | 32Ω |
全高調波歪み | <1% |
コントローラー | USBトランスミッターベースステーション |
マイクのタイプ | 格納式ブーム |
マイク集音特性 | 双指向性 |
マイク感度 | -38dB |
マイク周波数特性 | 100Hz-10000Hz |
マイクインピーダンス | 2200Ω |
ノイズキャンセリング機能 | ○ |
マイクコントローラー | USBトランスミッターベースステーション |
ワイヤレス範囲(2.4GHz) | 12m |
バッテリー寿命 | 20時間(バッテリーごとに10時間) |
Bluetoothバージョン | 4.1 |
Bluetoothプロファイル | A2DP、HFP、HSP |
LED | 非搭載 |
接続I/F | USB / 3.5mm(4極)プラグ / オプティカル |
対応機種 | Windows 7+、Mac OS X 10.9+、PS4、モバイルデバイス |
付属品 | トランスミッターベースステーション、USBオーディオケーブル、Toslinkオプティカルケーブル、モバイルオーディオケーブル、モバイル充電ケーブル、マイクロフォンウィンドスクリーン |
保証期間 | 2年間 |
クレジット | SteelSeries(公式サイトの情報を基に記述しています。) |
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