『Razer(レイザー)』のゲーミングヘッドセットの中でも、ミドルレンジモデルのご購入をお考えの方向けに、選択の参考にしていただけるよう、3シリーズ4製品を比較しました。
製品名をタップ・クリックすると、製品それぞれを詳細に説明したページに移動します。
『Razer』 ゲーミングヘッドセット ミドルレンジモデル3シリーズ 4製品比較
項目 | Nari Essential | Thresher TE | Kraken TE | Kraken 7.1 V2 |
---|---|---|---|---|
発売日 | 2018年11月 | 2017年11月25日 | 2018年11月30日 | 2017年11月25日 |
スペック | ミドルレンジクラス | ミドルレンジクラス | ミドルレンジクラス | ミドルレンジクラス |
Amazon税込価格 | 11,999円 | 13,154円 | 12,562円 | 11,562円 |
ヘッドホン | ダイナミックネオジウムドライバー40mm20Hz~20,000Hz | ダイナミックネオジウムドライバー50mm12Hz~28,000Hz | ダイナミックネオジウムドライバー50mm12Hz~28,000Hz | ダイナミックネオジウムドライバー50mm12Hz~28,000Hz |
サラウンド | THX Spatial AudioPC:7.1chPS4:ステレオその他のコンシュマー:✕スマホ・タブレット:✕ | PC:ステレオPS4:ステレオその他のコンシュマー:ステレオスマホ・タブレット:ステレオ | THX Spatial AudioPC:7.1chPS4:ステレオその他のコンシュマー:ステレオスマホ・タブレット:ステレオ | Razer SynapsePC:7.1chPS4:ステレオその他のコンシュマー:✕スマホ・タブレット:✕ |
触覚(振動)テクノロジー | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
イコライザー設定 | ○Synapse3 | ✕ | ○Synapse3 | ○Synapse2 |
マイク | 単一指向性跳ね上げ式100Hz~6,500HzS/N比:≧50dB感度(@1kHz):-42 ±3dB | 単一指向性・近距離音声格納式100Hz~10,000HzS/N比:>55 dB感度(@1kHz):-38 ±3dB | 単一指向性エレクトレットコンデンサー格納式100Hz~10,000HzS/N比:≥60 dB感度(@1kHz):-45 ±3dB | 単一指向性MEMSノイズキャンセリング格納式100Hz~10,000HzS/N比:>55 dB感度(@1kHz):-38 ±3dB |
接続方法 | 2.4GHz ワイヤレス USBトランシーバー | 3.5mm 4極 アナログ | USB フルオーディオコントローラー ワイヤード3.5mm 4極 アナログ | USB ワイヤード |
イヤーパッド | レザーレット冷却ジェル注入型高密度フォーム回転:✕ | レザーレット低反発フォーム回転:○ | レザーレット冷却ジェル注入型高密度フォーム回転:✕ | レザーレット冷却ジェル注入型高密度フォーム回転:✕ |
重さ | 非公開 | 非公開 | 322g | 346g |
オーディオミックス | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
モバイルデバイス | ✕ | 3.5mm 4極 アナログ | 3.5mm 4極 アナログ | ✕ |
ライト | ✕ | ✕ | ✕ | Razer Chroma lighting |
サウンドコントロール | ヘッドホン音量調節ダイヤルマイクを跳ね上げるとミュート | ヘッドホン音量調節ダイヤルゲーム/ボイスチャットバランス調整マイクミュート | ヘッドホン音量調節ダイヤルゲーム/ボイスチャットバランス調整マイクミュート17レベルの低音コントロールサラウンド切り替え | ヘッドホン音量調節ダイヤルマイクミュート |
約12,000円で購入できるワイヤレス3Dサラウンドサウンド『 Razer Nari Essential 』
Razer Nari Essential ゲーミングヘッドセット THX 360度立体音響 無線 冷却ジェルパッド 【日本正規代理店…
詳しい情報は:『安い3D立体音響7.1chゲーミングヘッドセット Razer Nari Essential』ページをご確認ください。
「7.1ch3Dサラウンドサウンド」対応
高級ゲーミングヘッドセットのエントリーモデルに分類されるので、価格は約13,000円です。とても安価ですが、7.1ch3Dサラウンドサウンドを可能とする「THX Spatial Audio」に対応しています。
真正面・左右斜め前、左右、左右斜め後ろと7つの方向を音だけで感知できるだけでなく、上下方向の位置まで把握できます。
「THX Spatial Audio」を開発・提供する会社の創業者は、あのジョージ・ルーカス。FPSでさらに高いアドバンテージを得られます。RPGや映画なら音がとてもリアルになります。
ただしPCでしか機能しないので、PS4ではステレオ再生になります。3Dサラウンド機能が欲しい方は『Razer Kraken TE』か『Razer Nari Essential』の2択。
PCでもPS4でも遅延無い2.4GHzワイヤレスだけどスマホで使えない
『Razer Nari Essential』は、2.4GHzの無遅延ワイヤレスゲーミングヘッドセットです。PCでもPS4でもワイヤレスです。
ただし、USBトランシーバーにてそれを可能とさせるため、その他の家庭用ゲーム機やスマホで利用することはできません。
Nintendo Switchに関しては不明です。Ver.4.1.0 以上にアップデートすると USBヘッドセットも使うことができますが、『Razer Nari Essential』が機能するかどうかは保障されていません。
ミドルレンジモデルで唯一ドライバーと音域が普通
ドライバーの大きさの違いや音域の違いは、聴き比べしてみないとわからない程度の差でしかないかと思います。
約12,000円にしてワイヤレスかつ3Dサラウンドサウンド対応ですから、スピーカー部分で差をつけたようです。
『Razer』ゲーミングヘッドセットにおいて、他のミドルレンジモデルのドライバーサイズは50mm。
音域は12Hz~28,000Hzと、ゲーミングヘッドセットとしてはハイエンドモデルに匹敵するほどの広さです。
しかし『Razer Nari Essential』のドライバーサイズは40mmで、音域は20Hz~20,000Hzと、普通のゲーミングヘッドセットと同じような仕様。控えめです。
ワイヤレス&3Dサラウンドサウンドを取るか、音質を取るか、この辺りが選択のポイントになりそうです。
ミドルレンジモデルで唯一跳ね上げ式マイクだけど跳ね上げるだけでミュートもできる
『Razer』ゲーミングヘッドセットにおいて、他のミドルレンジモデルのマイクは全て格納式です。ヘッドフォン部分に収納できるので邪魔になりません。
『Razer Nari Essential』だけ跳ね上げるタイプのマイクになります。スマホで使えないタイプのヘッドセットなので、取り外しできるようにしたり、収納できる必要がなかったのだと考えられます。
ただし、マイクを跳ねあげることでマイクミュートできるので一石二鳥で便利。
騒音に満ちた環境でも使えるeスポーツ向けマイクが採用される『Razer Thresher Tournament Edition』
詳しい情報は:『eスポーツ向け高性能ゲーミングヘッドセット『Razer Thresher TE』』ページをご確認ください。
単一指向性・近距離音声マイク
『Razer Thresher TE』はeスポーツ選手の意見を取り入れて開発されたゲーミングヘッドセットです。
eスポーツ選手はあまりサラウンドサウンドを使わないようなので、サラウンドには非対応です。つけ心地や騒音に満ちた環境でもスムーズな連携の方を重要視しているようです。
そこで『Razer Thresher TE』のマイクは、他のマイクが単一指向性としてしか記載されていないところ、単一指向性・近距離音声と表記されています。
あなたの口元方向からしか音を集音しないだけでなく、近い距離の音しか集音できないようにしてあるのです。
近い距離の音しか集音できないのであれば、騒音に満ちた環境であっても、あなたの声以外をより集音できなくなります。
音は回り込んだり反射したりしますし、横からの音も集音してしまうからです。ゲーム環境が良くない方にオススメです。
『Razer』のミドルレンジは4つ中3つも音域広い12Hz~28,000Hz
人の耳では聞き取ることができなくても、感じることはできる20Hz~20,000Hzを超える音。癒し・リラックスなどの感情を刺激する効果が証明されています。
森の草・花・木などの音に含まれる、人が聞き取ることのできない高さ「1/f ゆらぎ」という音に、人が癒しを感じ、リラックスできるのはそのためだそうです。
お母さんの胎内にいる間には、低い音を聞き続けていたがため、低い音がよく聞こえると安心感や高揚感を感じます。
そのため、RPGゲームや映画・音楽鑑賞をメインにお考えの方、音質を求める方には『Razer Nari Essential』以外がオススメです。
7.1ch3Dサラウンドサウンド『Razer Kraken TE』
詳しい情報は:『11/30発売eスポーツ向けで快適7.1chヘッドセット『Razer Kraken TE』』ページをご確認ください。
ミドルレンジクラスで唯一きめ細やかなサウンドコントロールできる
『Razer Kraken TE』には「USB フルオーディオコントローラー」が同梱されます。これがあることで、なんと5つもの音声コントロールが可能になります。
マスターボリュームとマイクミュートといった基本はもちろん、ゲーム/ボイスチャットバランス調整、サラウンドのオン・オフ、17レベルの低音コントロールまで可能です。
Razer Chroma対応 マイク以外は『Razer Kraken TE』に劣る『Kraken 7.1 V2』
Razer Kraken 7.1 V2 OVALゲーミング ヘッドセット 【日本正規代理店保証品】 RZ04-02060200-R3M1
詳しい情報は:『7.1ch+MEMSマイク採用ゲーミングヘッドセットRazer Kraken 7.1 V2』ページをご確認ください。
『Kraken TE』の発売が2018年11月30日ですから、『Kraken 7.1 V2』はおおよそ1年前に発売された『Kraken』シリーズです。
また『Kraken 7.1 V2』は、『Thresher TE』と一緒に2017年11月25日発売されたモデルです。理由はわかりませんが、『Kraken 7.1 V2』と『Thresher TE』は両方ともマイクにこだわられたヘッドセットです。
ただし、『Kraken 7.1 V2』と『Kraken TE』を比べた場合、仕様だけ見ると性能や機能がマイク以外で劣っています。
後継機を出すには早すぎますし、『Kraken TE』は『Kraken 7.1 V2』の後継機と公表されたわけでもありません。
『Kraken TE』と『Kraken 7.1 V2』の仕様はとても似ており、それでいてサラウンドの性能、接続方法の種類、重さ、サウンドコントロールと、4つの部分で『Kraken 7.1 V2』が劣ります。
『Kraken 7.1 V2』が『Kraken TE』に優っているところは、「Razer Chroma」に対応しているところと、マイクの2つのみです。
「7.1chサラウンドサウンド」対応
『Kraken 7.1 V2』は、上下方向は把握できませんが、7.1chサラウンドサウンドに対応しています。
真正面・左右斜め前、左右、左右斜め後ろと音だけで判断可能。ただしPS4ではステレオ再生。
ミドルレンジクラスで唯一「Razer Chroma lighting」対応 暗い場所でとっても綺麗
『Kraken 7.1 V2』はミドルレンジクラスで唯一「Razer Chroma lighting」に対応しています。
「Razer Chroma lighting」は、カスタマイズや様々なエフェクトに対応する、1680万色のイルミネーション機能です。
ノイズキャンセリング機能搭載の「MEMSマイク」採用
ゲーミングヘッドセットに採用されるマイクといえば、「エレクトレット・コンデンサ・マイクロフォン(ECM)」もしくは「ECM」より音質に優れる「バックエレクトレット・コンデンサ・マイクロフォン」のどちらかかと思います。
しかし『Kraken 7.1 V2』に採用されるマイクの種類は、今最も注目されている「MEMSマイク」です。
「MEMSマイク」は主に、スマートスピーカーなどに採用されるマイクで、半導体制作技術によって1mm以下の小さなものも作ることができるといった特徴があります。
構造は「ECM」と同じですが、よりノイズが少なく、サイズも小さく作ることができるのです。しかもノイズキャンセリング機能搭載。
そのため『Kraken TE』よりもノイズが少なく、雑音も少ない状態で仲間と連携できます。
上位モデルがあるのは『Nari』と『Thresher』シリーズだけ
「Razer Nari Essential」には2つの上位モデル
ハイエンドモデルの「Razer Nari Ultimate」とハイクラスモデルの「Razer Nari」2つの上位モデルがあります。
Razer Nari Ultimate ゲーミングヘッドセット 振動フィードバック THX360度立体音響 無線/有線 冷却ジェル…
「Razer Nari Ultimate」にはステレオ触覚(振動)テクノロジー「HyperSense」搭載されているので、音に合わせてイヤーパッドが振動、音だけでなく振動でも索敵できます。
「Razer Nari Ultimate」と「Razer Nari」は両方とも3.5mmプラグでの接続もできますし、「Razer Chroma」にも対応。ワイヤレスヘッドセットでもあります。
詳しい情報は:『振動する 7.1ch3D ゲーミングヘッドセット『Razer Nari Ultimate』』と『3D立体音響7.1chサラウンド ゲーミングヘッドセット『Razer Nari』』ページをご確認ください。
「Nari Ultimate」「Nari」「Nari Essential」の違いについて詳しい情報は:『Razer「Nari Ultimate」「Nari 」「Nari Essential」の違いとは?』ページをご確認ください。
「Thresher TE」にも2つの上位モデルがある
ハイエンドモデルの「Razer Thresher Ultimate」とハイクラスモデルの「Razer Thresher 7.1」2つの上位モデルがあります。
Razer Thresher Ultimate for PS4(R) DOLBY + 7.1 サラウンド ワイヤレスヘッドセット【日本正規代理店保…
「Thresher Ultimate」と「Thresher 7.1」に大きな違いはありません。両方とも「Dolby Headphone」に対応しているので、PS4で7.1chサラウンドサウンドです。また両方ともワイヤレスヘッドセットです。
「Thresher Ultimate」と「Thresher 7.1」の違いは、「Thresher Ultimate」にはヘッドセットスタンド&ベースステーションが同梱され、「Thresher 7.1」は3.5mmプラグにも対応します。
Razer Thresher 7.1 PS4®対応 Dolby 7.1ch サラウンドサウンド ワイヤレスヘッドセット 【日本正規代理店保…
詳しい情報は:『PS4でDolby7.1chサラウンドヘッドセット『RAZER THRESHER ULTIMATE』』と『PS4でも7.1ch+無遅延ワイヤレスヘッドセット『Razer Thresher』』ページをご確認ください。
「Thresher Ultimate」「Thresher」「Thresher TE」の違いについて詳しい情報は:『Razer「Thresher Ultimate」「Thresher」「Thresher TE」の違いとは?』ページをご確認ください。
『Kraken TE』と『Kraken 7.1 V2』には下位モデルがある
『Kraken TE』と『Kraken 7.1 V2』はサラウンドサウンド対応ですが、下位モデルである「Kraken Pro V2」はサラウンドサウンド非対応です。
またUSB接続することもできません。3.5mmプラグ接続だけ可能です。それだけで『Razer』の製品にも関わらず10,000円を切り、Amazonにて約8,600円で購入できます。
詳しい情報は:『eスポーツプロ向けゲーミングヘッドセット『Razer Kraken Pro V2』』ページをご確認ください。
『Kraken TE』『Kraken 7.1 V2』「Kraken Pro V2」の違いについて詳しい情報は:『Razer「Kraken TE」「Kraken 7.1 V2」「Kraken Pro V2」の違いとは?』ページをご確認ください。
※価格は24時間以内に情報を取得した時点のものであり変更される場合があります。購入においてはAmazon.co.jpに表示されている価格の情報が適用されます。