キャプチャーボードとは
『キャプチャーボード』とは、PS4やSwitchなどの家庭用ゲーム機の映像・音声をPCに出力。録画、ライブ配信、ゲーム実況するためのデバイスのことをいいます。【PS4】オンラインマルチプレイ動画配信キャプチャーボード接続方法
【PS4】ゲーム実況(自分の声)するためのキャプチャーボード接続方法
【PS4】キャプチャーボード プレイ動画配信+ボイスチャット接続方法
【PS4】のプレイ動画のライブ配信 録画キャプチャーボード接続方法
キャプチャーボードの選び方 PS4 Switchに合わせた選択肢の絞り方
PS4のシェア機能、Switchのキャプチャー機能では自由度と映像の質が低い
PS4・Switchの録画・ライブ配信機能の解像度が低い
解像度をわかりやすくご説明すると、縦横に並ぶ点の数のことをいいます。点の数が少ない(解像度が低い)と映像が角ばってしまいます。
ファミコン時代のマリオを想像していただくとわかりやすいでしょうか。解像度が低すぎるとマリオのように角ばってしまうのです。
特に配信する際に文字を利用する方は注意。スマホでの動画鑑賞は、至近距離で観ることになるので、解像度が悪いと文字が角ついて読みづらいのです。
PS4はフルHD(1920x1080)に対応するきめ細やかな映像で楽しむことのできるゲーム機。PS4単体で録画もライブ配信もすることができます。
録画・ライブ配信するためには、必ずしもPC・『キャプチャーボード』を必要としません。ただし録画・ライブ配信する際にはHD(1280 × 720)解像度になります。2分の1以下の解像度。
PS4 ProはPS4より解像度が高く4K(3840 × 2160)に対応。フルHDの4倍もきめ細やかな映像でゲームができます。
録画・ライブ配信する際には4KからフルHD(1920x1080)に下がります。フルHDであればそこまで気にならないきめ細やかさです。
Switchの場合、PS4と違ってSwitch単体では録画しかできません。ライブ配信する場合にはPCと『キャプチャーボード』必須。
TVモードでは、フルHD(1920x1080)解像度でゲームすることができますが、録画した場合の映像はPS4と同じくHD(1280 × 720)解像度に下がってしまいます。
PS4・Switchの録画・ライブ配信機能のフレームレートが低い
フレームレートをわかりやすくご説明すると、1秒間に何枚の静止画で動画が作られるのかという数値になります。
パラパラ漫画をイメージしていただくとわか理やすいでしょうか。1秒間に60枚の静止画で作られる動画は滑らかですが、1秒間に30枚だと動画が角つきます。
PS4・PS4 Pro・Switch、3種の家庭用ゲーム機は最大60fps(1秒間に60枚)のフレームレートにてゲームすることができます。
60fpsは、動体視力の良い方がスピーディなゲームをすると動きの角つきが気になる数値ですが、普通にゲームしていたらかくつくことには気がつかないくらいには滑らかです。
しかしPS4・PS4 Pro・Switch3種とも、録画した映像のフレームレートが30fpsに下がってしまいます。
そのため録画したアクションゲームやFPSゲームなどは、動画を鑑賞している方がその角つきを残念に感じてしまう恐れがあります。
PS4・PS4 Proは単体でライブ配信ができますが、ライブ配信の場合だけ60fpsのフレームレートのままで出力可能。
PS4・Switchでは動画投稿・ライブ配信できる動画配信サイトが少ない
PS4・PS4 Pro単体で動画投稿できるサイトは、「YouTube」「Facebook」「Twitter」の3種類だけになります。ライブ配信も3種類で、「YouTube」「Twitch」「niconico」に配信できます。
Switchはさらに少なく、「Facebook」「Twitter」にしか動画投稿できません。
PS4・Switchでは録画の制限時間がある
PS4・PS4 Pro単体で録画する場合の制限時間は60分です。60分が短いと思うか十分だと思うかは人それぞれ。それなりに満足できる動画を録画できます。
Switchの録画制限時間はたった30秒。ほとんど何も伝えることができない短さなので、動画鑑賞している方は残念に思うことでしょう。
『キャプチャーボード』は自由度と映像の質が高くメリットがたくさんある
『キャプチャーボード』の録画・ライブ配信は高い解像度を選ぶことができる
『キャプチャーボード』の性能や機能は購入するものによってさまざまです。多くの『キャプチャーボード』はフルHD(1920x1080)のきめ細やかな解像度で録画・ライブ配信できます。
価格が上がってしまいますが、4Kに対応するものもありますので、PS4 Proの4K映像のきめ細やかさを伝えたい方のニーズにも応えてくれます。
『キャプチャーボード』の録画・ライブ配信は60fps以上の高フレームレートも選ぶことができる
PS4・PS4 Pro・Switch単体で録画するとフレームレート30fpsのカクカクした映像になってしまいますが、『キャプチャーボード』であれば録画60fpsに対応するものも販売されています。
動画鑑賞するユーザーは、滑らかな動画で楽しむことができるので他の動画配信者に差をつけることができます。
『キャプチャーボード』はすべての動画配信サイトに対応
PS4・PS4 Pro・Switch単体では、動画投稿・ライブ配信できるサイトに限りがありました。
それに比べて『キャプチャーボード』の場合、PCにゲームの映像・音声を出力するためのデバイスなので、PCから動画投稿・ライブ配信することになります。
そのため、どんな動画配信サイトであっても動画投稿可能です。
『キャプチャーボード』の録画制限時間はない
PS4・PS4 Pro・Switchには録画制限時間が設けられていましたが、PCに出力するための『キャプチャーボード』には録画制限時間がありません。
保存するストレージの空き容量に依存するので、大きなストレージを用意できればそれだけ長く録画することが可能です。60分以上の録画も自由。
動画編集が簡単
『キャプチャーボード』はPCにダウンロードするキャプチャーソフトにて操作します。キャプチャーソフトでは、簡単に動画編集する機能が搭載されているものも少なくないので、他の動画配信者に差をつけることが簡単です。
バラエティ番組のように、カット、倍速、効果音など、面白おかしく動画を仕上げることなんかも可能。
利点だけじゃない 欠点もある『キャプチャーボード』
『キャプチャーボード』購入費用が別途発生する
PS4・PS4 Pro・Switchは単体でも録画できます。PS4・PS4 Proに関しては単体でライブ配信までできます。
『キャプチャーボード』は決して安くない製品ですので、上でご説明したいくつかの利点と価格を天秤にかけて購入を考えることになります。
『キャプチャーボード』の選択が面倒
『キャプチャーボード』はたくさん販売されています。安いものから高価なものまでピンからキリまで販売されています。
価格の安さだけで『キャプチャーボード』を選んでしまうと、解像度 HD(1280 × 720)、フレームレート 30fpsといったように、利点が制限されたものをつかまされてしまう恐れがあります。
逆に、過剰スペックで高価な『キャプチャーボード』を購入してしまうと損をします。PS4の録画をするために購入するのに4K対応のものを買ってしまったり。
PS4・PS4 Pro・Switchはフレームレート60fpsまでしか対応していないのに、120fps対応の高価な『キャプチャーボード』を買ってしまうととても勿体無いことになります。
配線がよりごちゃごちゃしたり接続が面倒
PS4・PS4 Pro・SwitchとPCの間に『キャプチャーボード』を挟み、ケーブルでつなぐことになります。
そのためより配線がごちゃごちゃすることになります。遅延少なくゲームプレイしたい方は、さらにモニター・TVともケーブルでつなぐことになります。
ゲーミングPCをお持ちの方であれば、外付けではなく内蔵型『キャプチャーボード』を選ぶこともできるので配線がごちゃごちゃすることはありません。
ただしPCの内部に設置する作業が面倒。あまりPCに詳しくない方に取ってもハードルが高くなります。
タイムラグが増加する
動画は映像データと音声データで構成されています。映像データは上でもご説明した通り、例えば1秒間フルHD(1920x1080)のきめ細かい静止画60枚で作られることになります。
音声データも同様で、1秒間に何万もの音で作られています。これら大きな動画データをそのまま保存してしまうと、すぐに押入れ(収納)がいっぱいになってしまうのです。
そこで『キャプチャーボード』は、布団の圧縮袋のように動画データを圧縮します。さらに元のデータをそれぞれの「動画形式」に変換しします。
動画データを保存する押入れ(収納)には「動画形式」という形がそれぞれ決められているからです。
これら圧縮・変換作業にコンマ何秒かかかるので、その分タイムラグが発生するのです。これら表示遅延(タイムラグ)は、実は『キャプチャーボード』を使わなくても発生しています。
ゲーム機のコントローラーを操作してから、テレビ・モニターに映る映像に反映されるまでのタイムラグ。
スピードの速いアクション・FPSゲームをしていると特に、操作したのに反応が遅れてダメージを受けてしまうといった遅延に悩まされます。
『キャプチャーボード』を使うと、圧縮・変換作業の分、さらにコンマ何秒かの遅延を作ってしまうことになるのです。
コンマ何秒なので気がつかない方もいます。0.何秒〜0.0何秒かの遅延だからです。アクションやFPSをメインに録画ライブ配信される方は、この遅延を軽減する工夫が必要になります。
著作権・個人情報に気をつける必要がある
PS4単体で録画・ライブ配信する場合、著作権侵害にならないよう自動で録画・ライブ配信できないようになっています。
個人情報なども自動でカットされたりするので、特に気をつけなくても安心して録画・ライブ配信することができます。
『キャプチャーボード』を使う場合、ゲーム機の映像・音声をPCに出力するためのデバイスなので、自分自身で著作権・個人情報に配慮しなければなりません。
著作権が問題になる部分も、個人情報が映っていても、何も処理をしなければそのまま配信できてしまうのです。
そのため、ゲームメーカーのウェブサイトなどに記載される、動画配信する際の注意点などをしっかり確認して、自分で自分を守る必要があります。
PS4・SwitchとPCを直接繋いでも出力できない
PCにPS4・PS4 Pro・Switchの映像・音声を出力するのだから、モニター・TVと同じくHDMI端子のあるPCを持っていれば『キャプチャーボード』は必要ないかと思うかもしれませんが、それは一概に正しいとは言えません。
PCに搭載されるHDMI端子のほとんどが出力端子だからです。PCのHDMI端子は、PCの画面に映っている映像や音声を、より大きなモニターやTV画面に出力するためのものです。
PCの映像・音声を外部に出すためのHDMI端子なので、外部の映像・音声をPCに入れることができないのです。水道の蛇口に水を入れることができないのと同じ。
そのためもしPS4・Switchなどの映像・音声をPCに出力しようとするならば『キャプチャーボード』が必要になります。
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