PS4のオンラインマルチプレイ中のプレイ動画+ボイスチャット、ご覧になったことがございますでしょうか。
結構みんなアホなこと言い合っていますよね。みんなとても楽しそうで、とても微笑ましく思います。
ゲームされている方の年齢はわかりませんが、声の質などはおいといて、会話の内容だけを聞いていると、みんな子供のようにはしゃいでいたりします。
聞いていて最も楽しく、最もそのゲームの楽しさが伝わるプレイ動画なのではないでしょうか。とても面白いので見ていて飽きません。
今回は、そんな漫才のような仲間との掛け合いをただただプレイ動画と一緒に流すプレイ動画+ボイスチャットのライブ配信・録画するためのキャプチャーボード接続方法をご紹介します。
【PS4】キャプチャーボード プレイ動画配信+ボイスチャット接続方法
【PS4】のプレイ動画のライブ配信 録画キャプチャーボード接続方法
必要なもの
遅延あるPCの画面を見てゲームをする場合は7アイテム
- PC
- キャプチャーボード
- キャプチャーソフト
- HDMIケーブル
- USBケーブル
- ヘッドセット
- PS4純正モノラルヘッドセット
遅延ないテレビ・モニターにパススルー出力してゲームをする場合は9アイテム
- PC
- キャプチャーボード
- キャプチャーソフト
- テレビ または モニター
- HDMIケーブル×2
- USBケーブル
- ヘッドフォン
- マイク
- PS4純正モノラルヘッドセット
A、遅延あるPCでゲームしながらボイスチャットする自分の声と仲間の声を配信・録画する接続方法
A-1〜A-4までの接続を行い、最終的に上のイラストにあるような接続と設定変更を行います。
A-1、PS4の映像・音声をPCに出力する接続方法
PS4とキャプチャーボードをHDMIケーブルで、キャプチャーボードとPCをUSBケーブルでつなげば、PS4の映像・音声をPCに出力することができるようになります。
この状態においては、マイクなどを一切接続していませんので、PS4パーティを組むこともできませんし、PCにあなたの声を出力することができないので、A-2の方法でヘッドセットをPCに接続します。
A-2、PS4でゲーム実況する接続方法
A-1の接続にヘッドセットを追加します。ヘッドセットをPCに接続することで、あなたの声をPCから直接取り込むことができるようになります。
この接続だと、ヘッドフォンからはPS4から流れるゲーム音が聞こえます。これではゲーム実況することしかできないので、A-3の接続を追加します。
A-3、PS4に「PS4純正モノラルヘッドセット」を追加するとゲームの映像とあなたの声しかPCに取り込むことができなくなる
A-2の接続だけでは、PS4パーティを組むことができませんし、当然PS4パーティの声をPCに送り届けることができません。
そこでPS4コントローラーに「PS4純正モノラルヘッドセット」を接続します。これでPS4パーティを組んで、ボイスチャットすることができるようになります。
しかしここで問題が発生します。ゲームの音声とPS4パーティの声が「PS4純正モノラルヘッドセット」から聞こえ、PCに接続したヘッドセットからは何も聞こえなくなってしまうのです。
何が問題なのかというと、このままだとPS4の映像とあなたの声だけしか配信することができないのです。
ゲームの音とPS4パーティの声はありません。無音のゲームにあなたの声だけという、一風変わったゲーム実況が配信されることになってしまいます。
なぜなら、ゲームの音声とPS4パーティの声が「PS4純正モノラルヘッドセット」の方に流れてしまっているからです。PCに届いていないのです。
なぜこのようなことが起きるのかというと、普段普通にボイスチャットしている時同様、PS4にヘッドセットを接続することで、PS4の「設定」→「周辺機器」→「オーディオ機器」→「出力機器」の部分が、「テレビまたはAVアンプ」から自動で「コントローラーに接続したヘッドセット(USBヘッドセット)」に設定変更されるからです。
※「設定」→「周辺機器」→「オーディオ機器」→「出力機器を自動で切り替える」にチェックが入っている場合にだけ自動で切り替わります。
PS4にヘッドセットを接続していない場合、PS4の音声出力先は「テレビまたはAVアンプ」です。A-1にてキャプチャーボードを使ってPCに出力できるように接続したので、「テレビまたはAVアンプ」とはPCのことを指しています。
それが自動で「コントローラーに接続したヘッドセット」に変更されてしまったので、PCに届けられていたゲームの音が、「PS4純正モノラルヘッドセット」の方に移動してしまったわけです。
そこでA-4のようなPS4の設定変更を行います。
A-4、PS4の設定変更で音声出力先を「テレビまたはAVアンプ」に変える
A-3時点でのPS4の設定は、PS4に「PS4純正モノラルヘッドセット」を接続したことで、「設定」→「周辺機器」→「オーディオ機器」→「出力機器」の部分が、「テレビまたはAVアンプ」から「コントローラーに接続したヘッドセット」に自動で変更されています。
もうおわかりかと思いますが、手動で「コントローラーに接続したヘッドセット」から「テレビまたはAVアンプ」に戻します。
この設定変更をすることで、「PS4純正モノラルヘッドセット」から聞こえていたゲームの音とPS4パーティの声がPCに戻ります。
「PS4純正モノラルヘッドセット」からは何も聞こえなくなるのです。A-4の接続と設定変更ができれば、遅延あるPCでゲームしながらボイスチャットする自分の声と仲間の声を配信・録画する準備は完了です。
※1、自分の声は2つのマイクから集音させる
自分の声は、PS4に接続した「PS4純正モノラルヘッドセット」とPCに接続したヘッドセット搭載マイクと、両方に集音させます。
「PS4純正モノラルヘッドセット」から集音されたあなたの声は、PS4パーティに届けられます。PC接続ヘッドセットマイクが集音した声は、プレイ動画配信に使われます。
そこに自分の声も収録させるためには、PCにヘッドセットを接続します。PCに映るゲームの映像と、ヘッドフォンから聞こえるゲーム音を聞きながらゲームをする形です。
※2、「PS4純正モノラルヘッドセット」の機能はマイクしか必要ないので、別で購入できる方はマイクでも良い
ここでの「PS4純正モノラルヘッドセット」の役割は、あなたの声を集音してPS4パーティに届けることだけになります。
ヘッドフォン部分からは何も聞こえないので、「PS4純正モノラルヘッドセット」のイヤホン部分は耳に装着する必要もありません。
「PS4純正モノラルヘッドセット」を紛失してしまった方は、スマホに同梱されるマイク付きイヤホンでも代用できます。
「PS4純正モノラルヘッドセット」またはスマホ同梱マイク付きイヤホンの良いところは、お金がかからないところです。別途マイクを購入しなくて良いのでご紹介しただけです。
マイクだけあれば良いので、購入する余裕があるのであればむしろUSBマイクまたは3.5mmマイクの方がオススメです。
「PS4純正モノラルヘッドセット」、スマホ同梱マイク付きイヤホンどころか、ゲーミングヘッドセットのマイクを超える性能あるマイクが安く購入できるからです。
ただし3.5mmマイクご利用の方は、3極 → 4極 変換アダプターも必要になる部分に注意が必要です。マイクは3極ですが、PS4は3極ミニプラグを認識しないからです。
「PS4純正モノラルヘッドセット」はモノラルですが、4極プラグです。3極はプラグ部分に2本の黒い線が入り、3分割されています。
4極は3本の黒い線が入っており、4分割されているプラグです。3極のマイクを4極に変換することでPS4にマイクとして認識させます。
B、遅延ないテレビ・モニターでゲームしながらボイスチャットする自分の声と仲間の声を配信・録画する接続方法
遅延ないテレビ・モニターでゲームしながらボイスチャットする自分の声と仲間の声を配信・録画する接続方法は、Aの接続方法と大きな違いはありません。
Aでは、PCからゲームの音声とPS4パーティの声を聞くと同時に、マイクの集音もさせていました。
Bの場合、PS4同様にPCにもマイクの集音しかさせません。PS4のマイクが集音したあなたの声はPS4パーティに届けるために、PCのマイクが集音したあなたの声はプレイ動画配信に使われます。
それとは別に、テレビ・モニターにヘッドフォンを接続することで、テレビ・モニターに出力された、遅延ないゲームの音とPS4パーティの声を聞きます。
PS4、PC、テレビ・モニターと、担当がきっちり3分割される形です。もちろんゲームは、遅延ない映像が出力されるテレビ・モニターを見ながらゲームします。
PS4とPCに接続するマイクは、集音できればマイク付きイヤホンでもヘッドセットでも構わない
ゲームプレイを阻害せず、確実に自分の声を集音させるのであれば、PS4にもPCにも、接続するのはマイクが最も良いでしょう。
自分の顔・体にコードがまとわりつかないで済みますし、人の声を集音するためだけに存在するマイクも、ピンからキリまでの性能から自由に選択できるからです。
お金が最もかからない方法は、PS4とPCに接続するマイクを、すでにあるものだけで補う方法です。
例えば、PS4コントローラーには「PS4純正モノラルヘッドセット」を、PCにはスマホ同梱マイク付きイヤホンを接続します。
さらに、「PS4純正モノラルヘッドセット」とスマホ同梱マイク付きイヤホンの両方を、耳にかけるなどしてマイクが顎の下あたりに来るように装着。
最後にテレビ・モニターに接続しているヘッドフォンを耳に当てればOK。顔の周りが高度だらけです。
もし「PS4純正モノラルヘッドセット」とスマホ同梱マイク付きイヤホンをテーブルに置いた状態であっても、それぞれがしっかり自分の声を集音してくれるのであればそれでも問題ないでしょう。
PS4パーティに届けるための「PS4純正モノラルヘッドセット」をテーブルに置いた状態でお話しし、PS4パーティにちゃんと声が聞こえるかどうか確認してもらう必要があります。
PCに接続するスマホ同梱マイク付きイヤホンの場合、テーブルに置いた状態でボイスチャットしながら実際にゲームして、そのプレイ動画の録画を後で確認する必要があるでしょう。
設定の変更などを変えて試行錯誤しても、どうしても声が遠く感じて聞こえずらかったり、どうにも解決できないのであればやはり、耳に引っ掛けるか、マイクを購入するか検討しなければなりません。
HDMIケーブルとUSBケーブル選択のポイント
HDMIケーブルの種類
「HDMIケーブル」は、最低でも「ハイスピード」と記載される「Ver.1.4」以上のものが必要です。
「HDR」対応、または「4K」対応のキャプチャーボードなら「プレミアムハイスピード」と記載される「Ver.2.0a」以上のもの。
PCだけに接続する場合にはHDMIケーブルは1本、テレビ・モニターにパススルーする場合には2本必要になります。
今現在すでにPS4とテレビに1本使っているのであれば、パススルーする方だけがHDMIケーブルを1本購入する必要があるでしょう。
USB Type-Aケーブルの種類
「USB Type-Aケーブル」は、購入したキャプチャーボードのインターフェースにあったものを購入します。
「USB 3.0」に対応するキャプチャーボードなのに、「USB 2.0ケーブル」を使ったのでは、せっかくの「USB 3.0」の転送速度が理論上10分の1になってしまいます。
「USB 3.0」対応のキャプチャーボードはPCへの出力遅延が少なく、「USB 2.0」対応のキャプチャーボードに比べて3〜5分の1程度の遅延に抑えられています。
「USB 3.0」対応のキャプチャーボードに「USB 2.0ケーブル」を使うと、実測値を比較しても、3〜5倍の遅延になってしまうことに注意しましょう。