144Hzイルミネーションゲーミングモニター『IO-DATA LCD-GC242HXB』

アイ・オー・データ機器(以下、IO-DATA) ゲーマー向けディスプレイブランド「GigaCrysta」の新製品で、2019年2月中旬に販売されたばかり。

リフレッシュレート最大144Hzだから映像滑らか 遅延が少ない

リフレッシュレートの違い

 リフレッシュレート60Hzは1秒間に60枚、144Hzは1秒間に144枚の静止画で動画が作られます。パラパラ漫画同様、枚数が多い方が映像が滑らかです。

また1秒間に60枚静止画が切り替わるということは、0.016秒に1回映像が差し替えられるということ。それに比べて144Hzは0.0069秒に1回映像が差し替えられるということになります。

そのためPCやゲーム機が作る静止画がモニターに表示されるまでの遅延が、144Hzの方が少ないのです。

通常のテレビやモニターのリフレッシュレートは60Hz、しかし『LCD-GC242HXB』はリフレッシュレート最大144Hzに対応しています。

PCゲームもPS4ゲームも遅延少なくゲームができます。ただしPS4のフレームレートは最大60fpsなので、『IO-DATA LCD-GC242HXB』の性能は最大限活かすことはできません。

表示遅延たった0.00035秒

 PCならキーボードやマウス、PS4ならコントローラーを使って操作します。操作内容がPC・ゲーム機に伝えられ、モニターに反映されるまでにタイムラグを発生させます。

これを「表示遅延」と言います。入力デバイス→入力解析(PC・ゲーム機)→ゲーム処理(PC・ゲーム機)→描画処理(グラフィックボード)→映像処理(モニター)→モニターに出力。

モニター側にもお仕事がありますので、表示遅延の大きさはモニターにも依存します。

ゲームする上でこの遅延が大きすぎると無視することができませんが、『LCD-GC242HXB』の場合は無視しても大丈夫そうです。

144Hzの時の遅延はたったの0.00035秒、60Hzの時は0.0002秒です。人間にとってはあってないような遅延しかありません。

応答速度最大0.6ms(0.0006秒)

 「応答速度」とは色が切り替わる速度のことです。GTG(Gray To Gray)と記載されている場合は、中間階調「グレーからグレー」256階調の色の変化速度のことです。

256会長切り替えるために必要な時間が『LCD-GC242HXB』はたったの0.0006秒ということです。速いですね。

ハイエンドゲーミングモニターの多くは1ms(0.001秒)ですから、それよりも速い数値です。速いと何が良いのかというと、残像が残らないところ。

色を切り替える速度が遅いと、動きの速いゲームやサッカーなどの場合、残像のようにぼやけて表示されてしまうのです。その動きに色の切り替えが間に合っていない状態です。

残像は輪郭をぼやけさせ、少し膨張させたように見せますから、FPSでのエイムを阻害します。残像のせいで通常よりマトが大きく見えるのです。

『LCD-GC242HXB』ほど高速に色を切り替えることができない限り、当てたと思っても当たっていない、当たっていないと思っても当たっているなんてことも出てくるでしょう。

※0.6msは、144Hz/オーバードライブレベル2設定時の数値

色も明るさもきめ細やかさも優れた映像表現美しいディスプレイ

 『LCD-GC242HXB』は、フルHD対応なので静止画1枚1枚がきめ細やかです。①解像度の高い静止画最大144枚(②リフレッシュレート最大144Hz)で1秒の動画を作成できるモニター。

色だけは10bit(10億7374万色)非対応で、③8bit(1677万色)です。

しかし10bit(10億7374万色)対応のグラフィックカードとソフトウェアに接続すれば、その中から最適な1677万色を取り出してパネルに出力してくれるので、他の8bit(1677万色)対応ディスプレイより色の表現が豊かです。

HDMI接続時には、明るさ(暗さ)表現通常の100倍である④「HDR」に対応。暗いシーンに隠れた敵をより鮮明に映し出す「Night Clear Vision」。

そして、暗い部分をより暗く、明るい部分をより明るく表現する「エンハンストコントラスト」機能なども搭載されています。

①きめ細やかさ②滑らかさ③色鮮やかさ④HDRと4拍子揃った映像体験を可能とさせます。

HDMI×3 + DisplayPort + ヘッドフォン出力 + 音声出力 + ステレオスピーカー付きだから接続に困らない

 HDMIポートが3つ、DisplayPort1つ搭載されているので、PS4とSwitch、そしてPCゲームと3種のゲームを、ケーブルの付け替えなく切り替えることができます。

ステレオスピーカーが搭載されていますが、ヘッドフォン出力用と音声出力用の3.5mm ステレオミニジャックと2つ用意されているので、外付けスピーカーによる拡張も容易。

長時間ゲームプレイを可能とさせる目への配慮

 バックライトのちらつきがない「フリッカーレス」対応。そしてブルーライトを低減させる「ブルーリダクション」にも対応しています。

もちろん光の反射を防ぐ目への負担が少ないノングレア。目に優しいモニターなので、長時間ゲームでも目が疲れにくく、高いパフォーマンスを維持してゲームすることができます。

高さ+回転+チルト+スイベル対応

 『LCD-GC242HXB』は、高さ調節、上下の角度、左右の角度、90度画面の回転させることのできるモニターなので、自分の姿勢に合わせた調整やゲーム以外の映像を映し出す際などにも便利。

ゲーミングデバイスといえばイルミネーション

 ゲーミングデバイスといえばイルミネーションですが、ゲーミングモニターで光タイプのものは数が少なくて貴重です。

『LCD-GC242HXB』の場合、本体背面にある「GigaCrysta」のロゴが光ります。色、明るさ、変化パターン、スピードなどのカスタマイズも可能。

『IO-DATA LCD-GC242HXB』仕様

メーカーIO-DATA
ブランドIO-DATA GigaCrysta
シリーズGigaCrystaシリーズ(FPS向け)
発売日2019年2月中旬
種別23.6型 WIDE液晶 TNパネル ノングレア(非光沢)
最大解像度1920×1080
ビット深度(最大表示色)8bit(約1677万色)
リフレッシュレート最大144Hz
応答速度5ms 144Hz/オーバードライブレベル2設定時:0.6ms[GTG]
色域非公開
輝度(HDR)300 cd/m2(HDR:○)
コントラスト比1000:1 CREX レベル2設定時:9000:1
入力端子HDMI×3 DisplayPort×1
音声入出力端子ヘッドフォン出力:3.5mm ステレオミニジャック 音声出力:3.5mm ステレオミニジャック
スピーカー2.0W+2.0W(ステレオ)
視野角(水平/垂直)上下:160° 左右:170°
サイズ(幅×高さ×奥行 単位:mm スタンド含む)約550×231×412~522mm
重量(スタンド含む)6.2kg
消費電力最大時:42W 通常使用時(オンモード):19.7W 年間消費電力量:61.2kWh 待機時:0.2W
HDCP対応
ピボット機能右90°
チルト機能上:20° 下:3°
スイベル機能左:65° 右:65°
上下高さ調節110mm
フリッカー機能
ブルーライト軽減機能
壁掛け機能VESA規格 単位mm:100×100
USB HUB機能
保証期間5年間(※ただし、使用時間は30,000時間内に限ります。)
クレジット© I-O DATE DEVICE, INC.(公式サイトの情報をもとに記述しています。)

※価格は24時間以内に情報を取得した時点のものであり変更される場合があります。購入においてはAmazon.co.jpに表示されている価格の情報が適用されます。

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