賢いNPCたちと戦術を競える『Divisionディビジョン2』レビュー

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ディビジョン2

概要

基本情報・概要
タイトル
  • ディビジョン2
  • TOM CLANCY’S THE DIVISION2
対応機種 PlayStation®4, Xbox One, PC
ジャンル オンラインオープンワールドアクションシューティングRPG
プレイ人数 オンライン専用 1~12人
発売日 2019年3月15日
メーカー ユービーアイソフト
CERO D(17才以上対象)
前作 ディビジョン

トップクラスのグラフィックスと作り込み、そして人気タイトル豊富なユービーアイソフト

 ユービーアイソフトといえば、アサシンクリードシリーズ、ウォッチドッグスシリーズ、レインボーシックスシリーズ、ゴーストリコンシリーズ、Far Cryシリーズなど、たくさんの人気タイトルを高頻度で開発・販売するゲームソフト会社として知られています。

全てのシリーズに共通する特徴は、グラフィックスの美しさと、街並みの綺麗さです。PS4ゲームソフトでオープンワールドといえばと聞けば、ユービーアイソフトの名を上げる方は少なくないはずです。

現地に足を運んで街などを再現するとのことで、自然や建物、そして街へのこだわりがとても強く感じます。

面白いのは、「神ゲー」と言われているタイトルが、他のサイトでは「クソゲー」と言われていたりするところです。

人気の俳優もそうですが、たくさんの人の心に何かを残すことができる人も物も、ゲームタイトルも、良くも悪くもいわれてしまうのは共通しているようです。

NPC(AI)たち vs 自分たちのチームワーク(戦術)を競うオンラインマルチプレイタイトル

 PvPとPvE、どちらがお好みでしょうか。プレイヤー対プレイヤー(PvP)は、プレイヤー対エネミー(PvE)より難しいです。

相手プレイヤーによっては、こちらが左右に動いていても、ジャンプしていてもしっかりヘッドショットを決めてきます。

目の前の敵に集中してしまうと、側面や裏を取られてあっさりやられてしまうなんてことは日常茶飯事。

いくら上達したってやられるときはやられてしまう。それが「PvP」の世界。それほど難しい「PvP」で常に無双し続けるという爽快感を味わうことができている人はほんの一握りなのではないでしょうか。

それに比べて「PvE」は少しくらい気を抜いてゲームしたって問題ありません。NPC(AI)には攻撃力や防御力の高いエネミーもいますが、プレイヤーと違ってそこまで連携しません。

仲間が制圧射撃している間に他の部隊が回り込み、横や背後から奇襲、または仲間の回復するなんてことができるNPC(AI)は、今までのFPSやTPSではあまり見かけたことがありません。

いつでも新鮮で飽きがこないけど、いつでも無双できるわけではないのが「PvP」。その気になればいつでも無双できるけど、敵の動きをある程度把握してしまうと飽きてしまいがちなのが「PvE」。

しかし『ディビジョン2』のNPCのAIが賢いのか、敵のレベルが上がれば上がるほど、プレイヤーのような連携をし始めます。

敵側と味方側の境界線には、見えないラインがあります。FPS・TPSをプレイされている方であれば、その見えないラインを感じているはずです。

このラインを敵が超えてきて、味方から自分だけが孤立してしまうともうアウトです。どれだけの敵が侵入してくるかにもよりますが、最悪左右背後から囲まれて蜂の巣にされ瞬殺されます。

『ディビジョン2』のNPCは、レベルが上がってくると普通にこれを行ってきます。敵のセリフをよく聞いていると、チームプレイできるプレイヤー同士の会話のように聞こえます。

「回り込め」とか「側面を取られるな」とか、そういった言葉が飛び交っています。実際「回り込め」という敵の指示があった後、指示を出したのとは別のNPCが側面や裏を取ろうと動き出します。

レベルが上がるごとに、側面・裏取りの速度が上がり、気がつきにくい立ち回りをし始めるんです。

というのも、側面・裏取りを行う「機動班」と思われるNPCが動いている間、それを行っていない「支援班」と思われる別働隊が、制圧射撃らしい行動をとっていたりするからです。

壁に隠れたまま頭を出すことができないよう、火力を持って無駄に一斉射撃してきます。右から回り込むNPCに気を取られている間に、時間差で左から回り込まれるなんてこともあります。

こうして倒されてしまうことで初めて気がつくのです。「あらら?これちょっとちゃんとやらないとダメなんじゃないの。」って。

そこで回り込んでくる動きや発言を聞いたら、即座にそのNPCを排除する射撃が必要になりました。

他の「PvE」ゲームや前作「ディビジョン」と異なり、「PvP」の時のように俯瞰して敵全体の動きを把握していなければならないのです。

回り込んでくるNPCの人数が多い場合、もしくは回り込まれる前に倒せないような、紫色・黄色・ネームドなどの敵の場合には、ラインを下げるという行動まで必要になりました。

しかもなんと、そのラインを下げている間にまだ動けるNPCが一度倒したNPCを回復させているではありませんか。

NPC(AI)たち vs 自分たちのチームワーク(戦術)を競うオンラインマルチプレイタイトル。それが『ディビジョン2』というゲームの面白さです。

1人でゲームすることも可能ですが、敵のレベルが上がれば上がるほど、ラインをさげる回数が多くなるほどに厄介かつプレイヤーみたいなNPCに遭遇します。

最大4人でPvEできるので、制圧射撃をする「支援班」と、側面や裏をとる「機動班」に分けて戦うなどの戦術を楽しむこともできます。

PvEを1人でプレイしても楽しく、仲間とプレイすれば痛快、RPG要素もPvP要素も小気味よくはまってゆく

 『ディビジョン2』のジャンルは「オンラインオープンワールドアクションシューティングRPG」になります。とても贅沢ですね。

ストーリーはとてもシンプルでわかりやすく、RPGとしてもしっかり楽しむことができます。1人でRPG(PvE)を進めることもできますし、仲間と一緒にプレイすることもできます。

サブクエストなんかも豊富で、そこら中で賢いNPCたちと楽しく戦闘することができます。同じ場所での戦闘でも、1人でプレイした場合と仲間と一緒にプレイし他場合と、違った感じを楽しめます。

1人の場合はどんどん追い詰められていくような、ギリギリの戦いを強いられるようになってくるのがとても小気味よく感じます。

仲間と一緒にプレイする場合、互いに互いの場所や生存を意識して、回復して助けたり助けられたり、どちらかが支援に回りどちらかが特攻したり、いろいろな楽しみ方ができます。

無双シリーズほど多くはありませんが、攻撃力も防御力も高めのNPCがワラワラたくさん出てくるので4人でプレイしても決して容易ではありません。

ひと波引いてもまたひと波、さらにもうひと波といったように、弾切れや回復薬切れも意識した戦闘が必要になったりもします。

爆弾を身につけて特攻してくる敵や近接武器で殴りかかってくる敵がいたり、ロケットランチャーを撃ってくる敵もいれば、スナイパーなんかもいるので、戦術なくただワイワイして効率悪く戦闘すると仲間や自分がすぐにやられたりして笑いが絶えません。

こうしているとどんどんのめり込んで『ディビジョン2』の世界・殺人ウイルスが蔓延するワシントンDCに没入・はまっていきます。

クエストをこなせばこなすほど、市民から感謝され、拠点の設備が整い、利用できる施設が増え、子供達の笑顔が見られるようになるところなんかは達成感や喜びを感じます。

『ディビジョン2』の良いところは、そういったモチベーションを上げてくれる要素と「ダークゾーン」と呼ばれる「PvP」ができるエリアの存在です。

1人でゲームしたい方・仲間とゲームしたい方・PvPが嫌いな方・PvPが好きな方みんなにオススメできる

 ここまでのご紹介の通り『ディビジョン2』に隙はありません。最初から最後まで1人で「オープンワールドアクションシューティングRPG」として楽しむことができます。

仲間とワイワイゲームするのが好きな方は、「オンラインオープンワールドアクションシューティング」として楽しむことも可能です。

「ダークゾーン」に入らない限りは「PvE」ゲームなので、プレイヤーに攻撃されたり、嫌な倒され方をして腹をたてるなんてことはありません。

「PvE」だけでは物足りないって方であれば、「ダークゾーン」に潜り込んでいればいつでも「PvP」を楽しんだり、レアなアイテム集めしたりができます。

『ディビジョン2』は、TPSというジャンルが嫌でない方であれば誰にでもオススメできるそんなゲームです。

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