ゲーミングヘッドセットと音楽リスニング向けの違いとは?

いまゲームが熱い ゲームと映画・夢と現実に境目がなくなる未来

 しばらくは、ゲームと映画が中心に世界が動いていくと個人的には考えています。ウォルト・ディズニーは夢と魔法が存在すると信じて、実際に夢と魔法の王国を世界中につくりました。

その夢と魔法が存在する領域は徐々に広がりつつあり、今ではウォルト・ディズニー・カンパニー以外の企業も夢と現実の境目をなくすため、さまざまな製品やサービスを提供しています。

近い将来、5Gと呼ばれる魔素で世界が満たされ、さまざまな魔法のようなスキルを使うことができるようになるでしょう。

家にはピカチュウやモーグリが住まうようになるかもしれませんし、外に出ればドラゴンが道を歩いていたり、空を飛んでいるようになるかもしれません。

今現在であっても、「ひらけごま。」と言わなくても自動で扉が開いています。昔から見れば現在はすでに魔法の世界のように見えます。

今ゲームはとても熱く、とても勢いのある流れに乗っています。オンキヨーがSHIDOという名のブランドでゲーマー向けサウンドデバイス市場に参入しました。

トヨタもeモータースポーツに参入。Googleは独自のクラウドゲームサービスStadiaを発表しました。ライバルであるAppleもまた新ゲームサービスApple Arcadeを発表しています。

医療や教育の分野でもゲームが活かされる場が増えつつあります。PS4の全世界累計実売台数は、2018年12月31日時点で9160万台を突破。

それに伴いゲーミングヘッドセットの市場シェアが急激に拡大されています。

ゲーミングヘットセットとは

 ヘットセットとは、一般的にヘッドホンに小型マイクが取り付けられてセットにされた音響機器をいいます。

ゲーミングヘットセットとは、装着感、サウンド、マイクなどがゲーム用にカスタマイズされたヘッドセットのことをいいます。

ゲーム用とはいえ、全てのゲームで全ての機能を使えるというわけではないところに注意が必要。

例えば、PC、Mac、PS4、Switch、XboxOneといったように様々なプラットフォームが存在しますが、PC、Macでは動作する機能であっても、PS4では動作しない場合があります。

ゲーミングヘットセットと音楽リスニング向けヘッドホンの違い

調和ではなく分離させるのがゲーム向けの音

 ゲーミングヘットセットを使うメリットは、足音や銃声などの低音と、リロード音という音域を優に超える高音域を聞き取りやすくカスタマイズされているところです。

ゲームタイトルは、映画でいうアクション系のジャンルが豊富。例えばFPSゲームにおいては、足音や銃声で敵の位置を先に把握した方が有利になります。

先に敵の位置を把握できれば先制攻撃することができるからです。音一つ一つを分離して、それぞれの音の輪郭がクリアにカスタマイズされます。

どの音が足音で、どの音が銃声で、どの音がBGMなのか区別しやすい音作りがなされるのです。そのためサラウンド対応でなくても、ある程度音だけで敵の位置を把握できます。

それに比べて、音楽リスニング用にカスタマイズされたヘッドホンは、リズム、メロディー、ハーモニー(調和)などを意識したカスタマイズがなされます。

音一つ一つを分離してそれぞれの音の輪郭をはっきりさせるゲーム向けの音と、足音や銃声、リロード音やBGMなどすべての音との調和を図る音楽リスニング用途では全く異なるのです。

みんなや場の雰囲気を集音するのではなく、あなただけの声を集音して仲間とのコミュニケーションを円滑にするゲーム向けマイク

 最近のゲームはオンラインマルチプレイ可能なタイトルが豊富です。オンラインマルチプレイ可能なゲームタイトルの多くは、協力プレイが可能で、チーム力が勝敗を分けます。

円滑なコミュニケーションができるかどうかも、勝ち負けを決める要因の一つになるのです。

例えば、「右から(仲間に)敵が近づいてきている。」と伝えているのにうまく伝わらなかったとしたらどうでしょう。

その仲間は、右から近づく敵に気がつくことができないので、先制攻撃をされそのまま倒されてしまうかもしれません。

仮に4人チームで、2人づつ2チームに分かれていたのであれば、自分のチームは2人に減ってしまったので、2人で4人に挑まなければならなくなります。

こういったことを防ぐためにゲーミングヘッドセットに搭載されるマイクは、クリアな音質で快適かつ円滑にコミュニケーションが取れるようにカスタマイズされています。

あなた以外の声、例えばドアが閉まるなどの生活音や家族の足音などが集音されてしまったら、仲間はその都度「ビクっ」となり、「敵か?」と勘違いして索敵を強化してしまうかもしれません。

音楽鑑賞と違い、いつでもヘッドセットを外せるとは限らないゲームの世界

 対戦ゲーム中や協力プレイ中は、いつでも自由に席を立つことができるわけではありません。ヘッドセットを外すことができないということです。

理由は単純で、例えば一人がトイレに立っている間、他の仲間が敵からあなたの操作するキャラクターを守ってあげなければならなくなるからです。

40人vs40人の対戦ゲームにおいては、勝敗がつくまでは席を立つことはできないでしょう。実際には席を立つことができるのですが、その間あなたのキャラは誰も動かす人がいないのでマトになります。

39人vs40人になってしまうので、もちろん不利です。4人vs4人のゲームであれば、3人vs4人になってしまうのでさらに不利です。

友達と一緒にお出かけしている時と同じように、自由に帰るということができないのです。ある程度拘束されると言い換えることができるでしょうか。

こうして長時間ヘッドセットを装着していなければならない状況が作り上げられるわけです。しかしヘッドセットを長時間装着していると、痛みやムレなどの不快感が集中力を阻害します。

耳や頭が痛くなれば、痛みが気になって集中できなくなるので対戦ゲームで負けが増えてくることになります。

仲間には迷惑を変えるでしょうし、迷惑をかけるくらいならと、本当はもっとゲームしたくても休憩を挟まざるを得なくなります。

できる限り長くゲームしていたいと思うのがゲーマーですが、ゲーミングヘッドセットには、こうした痛みや不快感を抑制するための工夫がなされて設計されています。

ゲーミングヘットセットのデメリット

 ゲーミングヘットセットのデメリットは、主にプレイしたいゲームジャンルに合わせた、もしくはご自身の好みにあったゲーミングヘッドセットを選択することが難しいところです。

例えば、あるFPSゲームタイトルに合わせてカスタマイズされたゲーミングヘッドセットがあったとします。

対象のゲームタイトルの足音の音域は、他のFPSゲームと比較して低めに作られていたとします。

この場合、対象のFPSゲームタイトルにおいてはとても有利にゲームできますが、他のFPSゲームをする場合には足音があまり聞こえないといったことになります。

装着感と自然なサウンドを優先するのであればヘッドホン構造は「開放型」の方が良いですし、没入感と低音を優先するのであればヘッドホン構造は「密閉型」の方があなた好みになります。

PS4ゲームメインに遊んでいる方がサラウンド対応のヘッドセットを購入したのに、サラウンドはPCでしか機能しないヘッドセットの可能性もあります。

マイクの専門用語がわからないがため、「全指向性」と記載あるマイク搭載のヘッドセットを購入してみたところ、実は360度の音を満遍なく集音するボイスチャットに向かないマイクだったなんてこともあるでしょう。

PCゲームでサラウンドサウンド対応のヘッドセットを購入しようと思ったら、最低でも10,000円前後の、それなりに高価なゲーミングヘッドセットが必要になります。

どんなゲームでも有利なサウンドでゲームしたいのであれば、ゲーミングヘッドセットと外部アンプがセットで販売されているものを選ぶ必要があります。

しかしヘッドセットとアンプがセットになったハイエンドゲーミングヘッドセットの価格は30,000円を超えるものがほとんどです。

ゲーミングヘットセットのデメリットは、たくさんあるゲーミングヘッドセットの中から自分にあったヘッドセットを選ぶことが難しいこと。

そして自分が有利になるヘッドセットを購入するとなるとそれなりに価格が跳ね上がる所にあります。

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!

【 PS5本体 】実質無料! NURO光

ソニーグループの一つであるソニーネットワークコミュニケーションズが運営するNURO光の光回線サービスと、2023年2月20日17時より開始した、NURO光のオプションサービス「PS5 実質無料特典」について詳しくご紹介します。

CTR IMG