FPS向け最大200Hz35型4msハイエンドモニター『Predator Z35bmiphz』

2016年2月19日発売、リフレッシュレート200Hz 「NVIDIA G-SYNC」対応、応答速度4msの35型湾曲ゲーミングモニター『Predator Z35bmiphz』をご紹介します。

ヌルヌル動く FPSゲーム向け UWFHD/最大200Hz

『Predator Z35bmiphz』は、UWFHDの静止画最大200枚で1秒間の動画を作ることのできるディスプレイです。

一般的なテレビ(モニター)は60枚(60Hz)。『Predator Z35bmiphz』はその3倍以上も滑らか、ヌルヌル動きます。

引っかかりやズレがない「NVIDIA G-SYNC」対応

スタッタリング

『Predator Z35bmiphz』は、1秒/200枚→0.005秒ごとにUWFHD静止画を切り替えることのできるモニターです。

PCが描画する静止画がモニターに出力されることで、0.005秒ごとに画面の静止画を切り替えていますが、PCの描画とモニターの出力のタイミングは必ず合うわけではありません。

同時進行で他の仕事もしていますし、たまたま計算が大変な描画に当たってしまうかもしれません。

描画の計算に時間がかかり、たまたま0.0051秒かかってしまうかもしれません。たった0.0001秒遅れただけですが、この場合最大200Hzのリフレッシュのタイミングにあいません。

そこでモニターは仕方なく、前の静止画をそのまま画面に映し出します。この時私たちには、まるで動画が引っかかったように見えます。

いつもはリフレッシュレート200Hzなのに、タイミングがずれることで100Hzに低下するのです。

この場合、静止画の切り替えにかかる時間は0.005秒+0.0051秒で0.0101秒かかっています。0.0001秒切り捨てると、最大0.01秒の遅延になります。

これが「スタッタリング」と呼ばれる現象。ちなみに60Hzは「スタッタリング」で30Hzに低下するので最大遅延は0.033秒。遅延すら全く違います。

ティアリング

PCの描画のタイミングと、モニターの出力のタイミングのズレが原因で、1つ前の静止画と混ぜて描画、そしてモニターに出力してしまうことがあります。

私たちには映像がズレたように見えますが、これは「ティアリング」と呼ばれる現象。

「スタッタリング」と「ティアリング」はFPSゲームの敵。重要なタイミングで発生すると、それが理由で撃ち負けます。

しかし「NVIDIA G-SYNC」対応の『Predator Z35bmiphz』でゲームしているのであればその心配はほとんどありません。

「G-SYNC」に対応するグラフィックカード搭載のPCと『Predator Z35bmiphz』の組み合わせであれば、PCがモニターのリフレッシュレートを制御します。

別々で制御されていたPCとモニターの映像出力が、PCに一本化されるのでタイミングがバッチリと合います。

※「G-SYNC」機能は、デスクトップ用GPUならGeForce GTX 650Ti以上、ノート用GPUならGTX965M以上のNVIDIA GeForceグラフィックボード搭載PCが必要です。

残像少なくエイムしやすい 応答速度4ms(0.004秒)

一般的なテレビ(モニター)の応答速度は10〜20ms(0.01〜0.02秒)。画面に出力される静止画に合わせて色を切り替える速度です。

FPSゲームの速い動きやカメラワークにこの色切り替え速度が間に合わないと、オブジェクトや敵がぼやけ残像を作るので、エイムがしにくいのです。

残像がひどいと、どこに何があってどこに敵がいるのかわからなくなります。高速でカメラワークした時の状態です。

『Predator Z35bmiphz』であれば、応答速度4ms(0.004秒)と一般的なテレビ(モニター)に比べて2〜5倍高速。FPSゲームに最適です。

湾曲パネルだから左右の索敵もしやすい

湾曲パネルのメリット

上の画像を見ていただくと、湾曲パネルのメリットがわかります。上のイラストは、24インチディスプレイを綺麗な半円状に湾曲させた、とても見づらいディスプレイです。

24インチモニターの横幅はおおよそ55cmありますが、半円状に湾曲させると35cm、20cmも短くなります。

極端な例ですが、湾曲モニターのメリットは、首または目を左右に動かして、左端や右端にいる敵を発見することが容易になることにあります。

『Predator Z35bmiphz』は2000R のカーブがかかったディスプレイなので35型と大きめなのにFPSに最適。

ハイエンド並みのPCが必要 PS4 Pro専用にすることにはオススメしない

『Predator Z35bmiphz』にて、UWFHD/200Hzの安定した出力を可能とさせるためには、PC側のスペックは、今現在販売されるものではものたりません。

ハイエンドグラフィックボード「GeForce RTX 2080Ti」であれば、ある程度のゲームタイトルがUWFHD/200Hzで出力できるかもしれません。

「GeForce RTX 2080Ti」の2枚挿しであればさらに多くのゲームタイトルをUWFHD/200Hzでプレイできるかもしれません。

そのくらいにハイエンドすぎるモニターであることに注意が必要です。

PS4専用機としてはおすすめできない

『Predator Z35bmiphz』はPCですら持て余すほどの高い性能を有するゲーミングモニターです。当然ですが、PS4やPS4 Proではさらに過剰スペックです。

『Predator Z35bmiphz』にはHDMI 1.4端子も搭載されているのでPS4もPS4 Proも接続可能です。しかし、メインはPCゲーム、PS4でもゲームするといった方だけにオススメします。

『Predator Z35bmiphz』仕様

メーカーAcer
ブランドPredator
シリーズPredator Z35
発売日2016年02月19日
種別35型 ウルトラワイド(21:9)VAパネル非光沢
最大解像度UWFHD(2560×1080)
ビット深度(最大表示色)8bit(約1670万色)
リフレッシュレートリフレッシュレート:144Hzオーバークロックリフレッシュレート:200HzHDMI 1.4:24〜60HzDisplayPort 1.2:30〜144Hz
G-SYNC / FreeSyncNVIDIA G-SYNC
応答速度4ms[GTG]
色域sRGB 100%
輝度(HDR)300 cd/m2(HDR:✕)
コントラスト比3000:1
入力端子HDMI1.4 x1DisplayPort 1.2 x1
音声入出力端子音声出力:ステレオミニジャック
スピーカー9W + 9W ステレオスピーカー(DTS® Sound対応)
視野角(水平/垂直)178゜ / 178゜
サイズ(幅×高さ×奥行 単位:mm スタンド含む)約844.4 x 554.5-684.5 x 299.9 mm
重量12.65kg
消費電力最大時:未公開通常使用時(オンモード):52.0W年間消費電力量:未公開待機時:0.47W
HDCP○(HDCP2.2✕)
ピボット機能
チルト機能上25° / 下5°
スイベル機能
上下高さ調節最大130 mm
フリッカー機能
ブルーライト軽減機能
壁掛け機能VESA規格 単位mm:100×100mm
USB HUB機能USB3.0 × 4ポート(1up 4down)
保証期間3年(パネル・バックライトユニットは1年)
クレジット© 2017 Acer Inc.(公式サイトの情報をもとに記述しています。)

※価格は24時間以内に情報を取得した時点のものであり変更される場合があります。購入においてはAmazon.co.jpに表示されている価格の情報が適用されます。

Predator Z35bmiphz
最新情報をチェックしよう!
>ゲーミングノートPC おすすめ

ゲーミングノートPC おすすめ

2022年1月1日時点において発売中、またはこれから発売されるゲーミングノートPCだけで、約140製品を検証した結果からゲーミングノートPCをおすすめしています。

CTR IMG