高性能でも約11,000円のキャプチャーボードBasicolor321・レビュー

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キャプチャーボードBasicolor321

 ここ最近、ゲームの実況動画をYouTubeなどに投稿する方が非常に増えてきました。「自分もやってみたい」「興味がある」という方は少なくないかと思います。

しかしPS4やSwitch単体で実況動画を配信するには、いろいろな制限があって、自分の満足行くライブ配信や録画ができません。

そこで必要になるのが『キャプチャーボード』と呼ばれる、PCにゲーム画面を表示・録画するためのデバイスです。

ですがどれもとても高価なので、「自分もやってみたい」「興味がある」といった気軽な気持ちで購入するにはハードルが高すぎます。

そこで今回は、高性能でも約11,000円ととても安く購入できる『キャプチャーボード Basicolor321』をご紹介レビューを書きたいと思います。

気軽にPCからのライブ配信デビューしてみたい方はぜひ参考にしてみてください。

『Basicolor321』基本情報

キャプチャーボードBasicolor321

キャプチャーボードBasicolor321

製品の詳細・仕様
解像度 フルHD(1920 × 1080)
フレームレート 60fps
エンコード ソフトウェア
パススルー
ゲーム機との接続 HDMI
対応ゲーム機 PS4、PS3、NintendoSwitch、Wii、WiiU、XboxOne、カメラ、ZOSIセキュリティカメラ、DSLR、ウェブカム、セットトップボックスなどのすべての1080P 720P hdmiデバイス
PCとの接続 USB 3.0/2.0
対応OS Mac(10.8以上)、Windows10 / 8 / 7、Linux(カーネルバージョン2.6.38以上)
システム要件
  • Core i5-4xxx以上
  • インテルHDまたはNVIDIA GeForce GTX 600シリーズのグラフィックス以上
  • メインメモリ4GB以上
配信可能なプラットフォーム twitch、Youtube Live、Facebook Live、Wirecast、vidblasterX、Resolume、Google Hangouts、Skypeなど

軽い気持ちで始めようとすると躊躇してしまう価格それがキャプチャーボード

 フルHD/60Hz・24インチのゲーミングモニターは15,000円以下でも購入できます。そのせいなのでしょうか。

相場を見るとどれも決して高いわけではないのですが、キャプチャーボードの価格は全体的に高いと感じてしまいます。

軽い気持ちでPS4やSwitchなどの家庭用ゲーム機の映像・音声をPCにて編集したり、高画質かつ高いフレームレートで配信しようとすると躊躇してしまう価格。

「ゲーミングモニターは安いと15,000円で購入できるのだから、きっとキャプチャーボードは10,000円以下に違いない。」と高をくくっていたのです。

覚悟して、本気でPCから配信しようとしたのであれば躊躇しなかったかもしれません。しかし私にとって20,000円は、「ちょっと試しに。」って軽い気持ちで購入できる値段ではありませんでした。

『Basicolor321』なら約11,000円と他の製品より5,000円くらい安い

 エンコードタイプ「ソフトウェア」の『キャプチャーボード』は、映像・音声の処理はPCにお任せするタイプなので、安いものだと16,000円くらいで購入できます。

今回レビューの対象に購入させていただいた『Basicolor321』のエンコードタイプは「ソフトウェア」です。

「ソフトウェア」とはっきり記載あるわけではありませんが、システム要件に「Core i5 4xxx」以上を要求していたり、価格が安かったりするので「ソフトウェア」ではないかと思われます。

そんなよくわからない『Basicolor321』ですが、他社メーカーの安めのソフトウェア『キャプチャーボード』と比べると、5,000円も安い。

しかし残念ながら『Basicolor321』を開発する会社名すらわかりません。『Basicolor』が会社名なのでしょうか。

とてもとても不安になる製品ですが、カジュアルに『キャプチャーボード』に手を出してみたい方にとっては気になります。

理由はシンプルに安いからです。気軽にPC配信したい方にとっては、使った感じを是非聞いてみたいのではないかと思い購入、4ヶ月間ほど使用してみました。

問題なくスマートに快適に使えてしまった『Basicolor321』

プラグ・アンド・プレイ(PnP)とある通りUSB接続するだけで使える

 『Basicolor321』の製品説明には「プラグ・アンド・プレイ」と記載あります。PCに接続すると自動的に強調して設定を自動で行ってくれるタイプの、便利な周辺機器です。

安いので心配でしたが、PCにUSB接続するだけでしっかり認識してくれました。とてもカンタンで便利です。

PS4/Switchで試してみるも問題なし

 PCと『Basicolor321』をUSBケーブルでつなぎ、PS4/Switchからテレビに接続されていたHDMIケーブルを『Basicolor321』に接続し直すだけで接続は完了です。

電源を確保する必要はありません。PS4とSwitch、両方を試してみましたが、あっさり映像と音声をPCに出力することができてしまいました。

出力できないとすればそれは、たまたま故障していた製品でない限りは「OBS」など、利用しているソフト側の設定の問題になるかと思います。

※『Basicolor321』の開発会社が提供するキャプチャーソフトはありませんが、OBS、XSplit、Potplayerといった主流のキャプチャーソフトとの互換性があります。

遅延は0.5秒くらい発生するのでパススルーでテレビ(モニター)にも出力してゲームプレイすることを推奨

キャプチャーボードBasicolor321

 『Basicolor321』の良いところは、価格がとても安いにも関わらず、しっかり「パススルー」機能が搭載されているところになります。

PS4/Switchとの接続は『Basicolor321』IN(入力)に、さらに『Basicolor321』のOUT(出力)とテレビ(モニター)をHDMIケーブルで繋げば接続完了です。

「パススルー」とは、映像・音声を何の処理することなく素通りさせることのできる機能になりますので、PCへの出力と違って遅延を発生させません。

実際試してみたところ、テレビ(モニター)に出力される映像・音声に対し、おおよそ0.5秒ほど遅れてPC側の映像・音声がついていくといった感じでした。

0.5秒も遅延があると、せっかくのゲーム配信でいつもどおりのパフォーマンスでゲームプレイできませんので、「パススルー」機能を利用することを推奨します。

フルHD(1920 × 1080)/60fpsはPS4とSwitchにぴったり

 「フルHD」は解像度のことです。「フルHD」は「HD(1280 × 720)」の約2.25倍・1920 × 1080ピクセルと、もともと大きな静止画です。

そのためテレビ(モニター)などの大きな画面に引き伸ばしても画質のアラが目立ちません。

観客が大きなテレビ画面で見ていたとしても、きめ細やかで美しい映像でゲーム鑑賞することができるでしょう。

 60fpsとは1秒間が60枚の静止画で作られるということ。パラパラ漫画をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。

フルHD/60fpsとは、1秒間がフルHDの静止画60枚で動画として構成される映像ということになります。とても滑らかなので、パラパラ漫画のようにカクカクした動きになりません。

 しかし実は、PS4のシェア機能を使ってのライブ配信・録画の場合、「HD」解像度に低下してしまいます。

またライブ配信ではHD/60fps出力できますが、録画の場合フレームレートも下がり、HD/30fpsに低下します。

ゲームするときはあなたに「フルHD」のきめ細やかな映像で楽しませてくれていますが、PS4のシェア機能を使ってあなたのライブ配信・録画を見ている方は「HD」画質で映像を見なければならないのです。

録画の場合には、きめ細やかでなくなるだけでなく、カクカクした動画を見せなければならなくなります。

これはSwitchでも同じ。Switchは「フルHD/60fps」の映像でゲームすることができますが、Switchの録画機能では「HD/30fps」に低下します。

PS4と違って、Switch単体ではライブ配信することはできません。

そこで『Basicolor321』の登場です。『Basicolor321』であれば、PS4もSwitchも、フルHD/60fpsのきめ細やかで滑らかな映像でライブ配信・録画できます。

Switchではできない、ライブ配信も可能になることろが『キャプチャーボード』の魅力の一つです。

「HDCP」対応だからPS4の設定画面で解除する手間がない

 「HDCP」とは、不正コピーを防止するための著作権保護システムです。

HDMIケーブルはデフォルトで「HDCP」に対応していますので、ケーブルについて「HDCP」の対応・非対応を考える必要はありません。

問題は『キャプチャーボード』が「HDCP」に対応しているかどうか。PS4とPS4 Proは両方とも「HDCP」に対応しています。

そのためもし『キャプチャーボード』が「HDCP」に対応していなければ、PS4の設定画面で「HDCP」の解除設定が必要になります。

Switchに関しては「HDCP」非対応なのでどちらでも問題ありません。

『Basicolor321』は「HDCP」に対応していますので、PS4側で「HDCP」の解除設定する手間がないまま使うことができました。

金属製の筐体だから頑丈

 筐体の素材は記載がないのでわかりません。写真だと少しわかりにくいかもしれませんが、メタリックなブラックとレッドに色付けられたクールなデザインであることだけはわかりますでしょうか。

素材は金属。触れるとひんやりしていています。『キャプチャーボード』は小さい割にHDMIケーブルなど比較的重たいケーブルを接続しなければならないので、何気にテーブルから落としてしまうことが少なくありません。

できれば固定して置きたいところですが、筐体が金属で頑丈なことで落としてしまった時に安心できるところが意外にも助かったと感じました。

『Basicolor321』と一緒に購入しなければならないアイテム

パススルーするならHDMIケーブル

 遅延が発生してしまうので「パススルー」を推奨します。そのため確実に『Basicolor321』と一緒に手に入れて欲しいアイテムが「HDMIケーブル」になります。

1本は今ご利用の「HDMIケーブル」を使えば問題ありません。しかし「HDMIケーブル」はもう一本ないと「パススルー」できません。

『Basicolor321』に同梱されているケーブルはUSBケーブルだけになりますので、「パススルー」用の「HDMIケーブル」は別途購入しなければなりません。

「Astro MixAmp Pro TR」ご利用の方は3.5mm ステレオミニプラグ オーディオケーブルも

 私はゲームの配信をしてもしていなくても、「Astro MixAmp Pro TR」を利用しています。

「Astro MixAmp Pro TR」は、ヘッドセットのPS4音声を7.1chサラウンドサウンドにすることのできるアンプになります。

「Astro MixAmp Pro TR」の凄いところは、PCを使ってのライブ配信や録画にも役立つところです。それはそれはもう本当に重宝します。

というのも、「Astro MixAmp Pro TR」がないと、「Aプレイ動画だけ」と「Bプレイ動画+みんなのボイスチャット」と「Cプレイ動画+自分の声だけ」と接続方法が異なるからです。

しかも必要な周辺機器まで異なります。例えばヘッドセットの他に、マイク付きイヤホンが別に必要で、ヘッドセットとマイク付きイヤホンを両方使わなければならなかったりします。

なぜABCと接続方法が異なるのかというと、一緒にゲームする仲間たちの声は、PS4の音声とミックスされて出力されるからです。

例えばマルチプレイ可能なゲームを、仲間とマルチプレイしながらゲーム配信しようと考えたとします。

しかし中には、プレイ動画だけなら良くても、声は配信されたくない方だっていらっしゃいます。それを拒否する方を責める権利は誰にもありません。

それを強制したり、拒否する方をどうこうするだなんて傲慢すぎる所業です。しかしここで困ったことが発生します。

ゲームの音と仲間たちの声はセット。仲間たちとボイスチャットしつつも、ボイスチャットの音だけは配信しないようにするには無音でゲーム配信するしかありません。

ゲーム音すらなくなってしまうのです。これでは困るので、接続の仕方を複雑に変えるしか方法はないのです。

それを一挙に解決してしまうアイテムが「Astro MixAmp Pro TR」になります。

「Astro MixAmp Pro TR」の場合、ゲームの音は光デジタルケーブル経由で、仲間の声はUSB経由でPS4本体から直接音をもらっています。

ということは、HDMIケーブル経由でPCに流れるコンテンツは、ゲームの映像だけということになります。

本来はHDMIケーブルを通して、映像・ゲーム音・仲間の声と3つがミックスされてPCに出力されますが、「Astro MixAmp Pro TR」を接続した場合には映像しか出力されません。

しかしこれではゲーム音と仲間の声をPCに届けることができず、結局無音のゲーム配信になってしまいます。

でも大丈夫なんです。「Astro MixAmp Pro TR」には「STREAM端子」なる3.5mmジャックが用意されており、これとPCを3.5mm ステレオミニプラグ オーディオケーブルでつなぐことで、こちら経由でゲームの音と仲間の声を届けることができるのです。

しかも「Astro MixAmp Pro TR」は、PCの設定画面にてゲームの音と仲間の声とあなたの声と、全ての音声を別個にして音量レベルを変えることができるんです。

ですからABCどの配信をするにしろ全て接続方法は同じ。それでいてゲームの音と仲間の声とあなたの声を別個に音量調整できなかったものが、別個に音量調整可能になるので、仲間の声だけ、あなたの声だけ、その両方を音無に仕様がボリュームあげようが自由自在です。

おそるべし「Astro MixAmp Pro TR」。「Mixミックス」の名は伊達ではありません。

4ヶ月使っても不調なしで大満足

 有名メーカーの『キャプチャーボード』と比べても機能や性能に遜色ありません。実際に使ってみても不具合もありませんでした。

しかし価格は5,000〜10,000円くらい安く購入できます。よほどゲーム配信に力を入れることを考えない限り、『Basicolor321』だけで大満足です。

※価格は24時間以内に情報を取得した時点のものであり変更される場合があります。購入においてはAmazon.co.jpに表示されている価格の情報が適用されます。

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