HORIは、PS4ゲーマー向けのアナログ接続型ヘッドセット計4製品を2019年8月および9月に発売することを発表しました。
ラインナップはハイエンド・ハイスペック・スタンダード・インイヤー(イヤホン型)の4種類。
ここでは最も性能の高いハイエンドモデル『ホリゲーミングヘッドセット プロ for PS4』をご紹介します。
没入したいときは「人口皮革」長時間プレイしたい場合には「メッシュ」とイヤーパッドの付替え可能
【HORI】PS4/Switch対応ゲーミングヘッドセット3グレード違い比較
『ホリゲーミングヘッドセット プロ for PS4』のいいところは、特徴異なるイヤーパッドが2種類標準装備されているところです。
イヤーパッドの素材はかなり重要で、装着感はもちろん、快適性や遮音性など、種類の違いでゲームをするあなたのパフォーマンスを左右します。
「人口皮革」の特徴は高い遮音性です。外部の音がしっかり遮断されるので、ゲームの世界に没入することができます。
そのためFPSゲームなど、短くとも密度の濃い1戦1戦を、高い集中力を持って戦い抜く場合なんかに適しています。
「人口皮革」の欠点は、その高い遮音性がゆえ空気の出入りまで遮断してしまうところです。通気性が決して良いと言えませんので、特に夏なんかは熱がこもりやすく蒸れやすくなります。
それに比べて「メッシュ」の特徴は高い通気性です。運動靴やユニフォーム・ジャージなど、様々なスポーツ用品に愛される「メッシュ」生地は、長時間のゲームプレイでも快適。
そのため仲間とワイワイ仲良く過ごせるMMOなどRPGゲームをする際なんかに適していると言えます。
「メッシュ」の欠点は「人口皮革」の真逆。高い通気性がゆえ、「人口皮革」ほどの遮音性を得られません。遮音性高い方が低音が増幅されるので、やはり「人口皮革」はFPS向けと言えます。
このような感じで、プレイするゲーム内容によって自由にイヤーパッドを換装できるところが利点です。
音量調節とマイクミュートがPS4コントローラー部分でできるヘッドセット
最近のゲーミングヘッドセットは大体、インラインケーブル部分、もしくはイヤーカップ部分にて音量調節とマイクミュートができます。
わざわざPS4の設定を開いて音量調節したりマイクミュートしたりする必要がないので、例えば戦闘中であっても即座にボリュームとマイクの操作が可能でとても便利です。
しかしどちらの方法も共通して、片方の手をコントローラーから離さなければなりません。幾分かインラインコントローラーの方が操作しやすいでしょうか。
『ホリゲーミングヘッドセット プロ for PS4』の場合、音量もマイクミュートも、コントローラーから手を離す必要がありません。
なぜなら、PS4コントローラーの3.5mmジャックに接続するタイプの「オーディオ / マイクコントローラー」が標準装備されているからです。
PS4コントローラーにまず「オーディオ / マイクコントローラー」を接続して、「オーディオ / マイクコントローラー」とヘッドセットをケーブルでつなぐといった形になります。
なので音量調節なら左手の親指、マイクミュートなら右手の親指だけ動かすだけで操作可能。コントローラーから離した手を、耳元や首元にやっているスキにやられてしまうなんてことが減ります。
イヤーカップ部分でも音量調節とマイクミュート可能。
スピーカードライバーは一般的なハイエンド同様に大口径50mm ネオジム磁石採用
磁石にはたくさんの種類があります。そして音を作り出すスピーカー(ドライバー)にとって磁石は、音を作り出すためのエネルギー源になりますので、その磁力が問題になります。
「ネオジム磁石」という種類のマグネットは、世界最強と呼ばれる磁力を持っています。そのためヘッドセットのハイエンドモデルともなるとほぼ確実に「ネオジム磁石」が採用されています。
『ホリゲーミングヘッドセット プロ for PS4』もその例に漏れず、「ネオジム磁石」が採用されたゲーミングヘッドセットなので、音量に迫力を感じないなんて心配はありません。
次にドライバーについてですが、これは音を出す太鼓をイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。
子供用の小さな太鼓はどんな叩き方をしても高い可愛らしい音しか出ません。それに比べて大きな太鼓は、高い音から低い音まで、深みある音を出します。
それと同じでドライバーも大きい方が、高い音から低い音まで深みあるサウンドを奏でると言われています。
50mmともなるとゲーミングヘッドセットにおいては最大級のサイズになりますので、ハイエンドであれば当たり前のように50mmサイズです。
同じく『ホリゲーミングヘッドセット プロ for PS4』もその例に漏れず、50mmと大口径ドライバーが採用されています。
あなたの口元方向からの音しか集音しない「単一指向性マイク」採用
5,000円以下のゲーミングヘッドセットのほとんどは、マイクの集音特性が「全指向性(無指向性)」です。
「全指向性(無指向性)」は360°の音を集音するので、周りにいるみんなの声なんかを集音する際にはぴったりですが、ボイスチャットには向いていません。
それに比べて「単一指向性」の場合は、あなたの口元方向からの音しか集音しないという特徴があります。
ですからコップを置いたり、キーボードを叩いたり、家族の声なんかは集音されにくいのです。ボイスチャットに適した特徴といえます。
『ホリゲーミングヘッドセット プロ for PS4』に採用されるマイクの集音特性は「単一指向性」なので、その点安心です。
※音は反射したり回り込むことができるので「単一指向性」であっても完全に環境音を集音しないというわけではありません。
PlayStation®オフィシャルライセンスプログラム申請中
『ホリ』の製品の安心なところは、すべて「PlayStation®オフィシャルライセンス」を取得しているところです。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントの品質基準をクリアした、安心して使用できる安全で品質の高い周辺機器であることをPS4が保証しているのです。
『ホリゲーミングヘッドセット プロ for PS4』は2019年8月発売予定なので、まだ申請中とのことですが、何しろ『ホリ』ですからその辺安心です。
価格は約7,500円とコスパが高い
『ホリ』の製品の良いところは、ゲーミング向けの音質とマイクの集音性能、そして快適な装着感といった、ゲームする上で最も重要なポイントだけしっかり抑えられているところです。
あってもなくてもいいようなオマケのような、重要ポイントの4位以降は取捨選択で排除したような、そういった思い切りの良さで、いつでもコストを安く提供してくれます。
価格は税込約7,500円。手に届くハイエンドゲーミングヘッドセットです。
『ホリゲーミングヘッドセット プロ for PS4』仕様
【HORI】PS4/Switch対応ゲーミングヘッドセット3グレード違い比較
メーカー | HORI |
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ブランド | HORI |
シリーズ | – |
発売日 | 2019年8月予定 |
サラウンドサウンド | 2ch |
ヘッドホンタイプ | オーバーヘッド |
イヤーパッド | 人口皮革タイプとメッシュタイプ2種類 |
ヘッドホン構造 | 未公開 |
ドライバーユニット | ネオジム磁石 |
ドライバーユニットサイズ | 50mm |
感度 | 115±3dB |
周波数特性 | 20-20,000Hz |
インピーダンス | 32Ω +/– 15% |
全高調波歪み | 未公開 |
S/N比 | 未公開 |
コントローラー | イヤーカップ&オーディオ/マイクコントローラーにて音量調整 |
マイクのタイプ | 収納式フレキシブルブームマイク |
マイク集音特性 | 単一指向性 |
マイク感度 | -48db±3db |
マイク周波数特性 | 100-16,000Hz |
マイクインピーダンス | 2,200Ω +/– 5% |
マイクS/N 比 | 未公開 |
ノイズキャンセリング機能 | ✕ |
マイクコントローラー | イヤーカップ&オーディオ/マイクコントローラーにてマイクミュート |
LED / RGB | ✕ |
接続I/F | 3.5 mm 4極 ステレオミニ |
重量 | 250g |
サイズ | 190 x 90 x 190 mm |
対応機種 | PS4 |
クレジット | © 2019 HORI CO., LTD. |