2019年8月1日発売、ゼンハイザーとしては初となるワイヤレスゲーミングヘッドセット『GSP 670』をご紹介します。
70年以上続くドイツの音響機器メーカーが蓄積するオーディオノウハウの結晶
ゼンハイザー ワイヤレスゲーミングヘッドセット GSP 670|ローレイテンシー&Bluetooth接続、7.1チャンネル…
SENNHEISER(ゼンハイザー)ゲーミングヘッドセット7製品比較
ゲーミングヘッドセットを開発するメーカーのほとんどが、コンピュータ周辺機器メーカー、もしくはゲーミングデバイスメーカーです。
『GSP670』は、1945年創業の音響機器メーカー『ゼンハイザー』が開発・販売する製品です。
『ゼンハイザー』が70年以上かけて積み上げてきた経験や知識といった音響ノウハウが詰め込まれています。
最近では日本の音響機器メーカー「ONKYO」がゲーミングヘッドセットを開発して話題になりました。
そのほか音響機器メーカーが開発するゲーミングヘッドセットで有名なメーカーは「ソニー」くらいでしょうか。
音響機器メーカー開発のゲーミングヘッドセットはそれほど貴重。もちろん70年続く『ゼンハイザー』の音質には定評があります。
『GSP670』の音質は、中音域と高音域を犠牲にせず、暖かく深い低音を実現しているとのこと。
PC&PS4:遅延ほぼゼロな独自ワイヤレス + スマホ:Bluetooth
『GSP670』はワイヤレスゲーミングヘッドセットです。「GSA 70ドングル」をPS4またはPCに接続することで、ほぼ遅延無いワイヤレスを実現しています。
Bluetoothでは遅延が発生してしまうので、映像とのズレ、音の遅れがもたらすFPSゲームにおける敗北の心配があります。
しかし「GSA 70ドングル」を接続することで実現する独自のワイヤレスであればほぼ遅延ゼロ。安心して無線ゲームを楽しむことが可能です。
とはいえ『GSP670』にはBluetoothも搭載されています。スマホとBluetooth接続できるので、『ゼンハイザー』が奏でる高音質で音楽鑑賞も気軽にできちゃいます。
最大16時間駆動するバッテリー
ワイヤレスの欠点はバッテリーです。ゲームの途中で充電切れなんかあったら萎えてしまいます。
しかし『GSP670』は最大16時間も駆動するので、ゲーム中に充電切れを起こしてしまう心配はありません。
たった7分間の充電で、2時間のワイヤレス使用が可能になる急速充電に対応しているところもプラスポイント。
ただし重さは398gとワイヤードゲーミングヘッドセットより重いので、ワイヤードからワイヤレスに変える方は特に注意です。
自社開発の双指向性ノイズキャンセリングマイクが周囲の雑音を最小限に抑制

「双指向性」は、口元方向とその反対側の両方向に対し、おおよそ90度の範囲の音をピックアップするといった特性を持っています。
「単一指向性」が口元方向の約131どの範囲の音をピックアップするのに対してかなり狭い範囲です。
なので横からの音は「単一指向性」より拾わないといった、ボイスチャット向きの特性を持っています。
「ノイズキャンセリング」は、ファンなどの連続する音を集音して、逆位相の音をぶつけて相殺することのできる機能です。
「双指向性」+「ノイズキャンセリング」の相乗効果で、あなたの声以外はかなり抑制されますので、快適なボイスチャットを期待できます。
マイクをあげるだけでミュートできるところも嬉しいポイント。
音響メーカーとは思えないほどの快適性へのこだわり

顔の大きさに合わせて側圧調節できる
まず「ヘッドバンド」についてですが、当然にクッションがついているので頭頂部が痛くなりづらくなっています。
スライダーがついており、耳周り(顔側面)に対する圧力の調整が可能です。顔の大きさはそれぞれ違いますので、これはとても助かる設計です。
レザーレットの没入感とスエードの快適性
次にイヤークッションについてです。ゲーミングヘッドセットの多くは、ゲームにおいて低音が重要視されているためか多くは密閉型の構造が採用されています。
スピーカーの裏側を塞ぐことで、低音が筐体の中で反響・増幅されるのです。しかし、いくらスピーカーの裏だけを塞いだところで、イヤークッションの方から音漏れしてしまっては低音の増幅が半減してしまいます。
そこで、イヤークッションを覆う素材に多く採用されるのが「レザーレット」です。音漏れを防ぎ、外部の音の侵入も防ぐことができるので、没入感が高まってゲーミング向けです。
ゲームに最適かに思える「レザーレット」ですが、残念ながら欠点もあります。音だけでなく空気も通しにくいのでムレやすいのです。快適性にかけるということです。
でも『GSP670』は快適性も抜群です。なぜなら、肌に触れる部分の素材には、快適性の高い「スエード」を採用しているのです。
イヤークッションの側面にだけ「レザーレット」を採用して音漏れと外部音の遮断を実現し、肌触りも快適にするといった両立。欠点が見当たりません。
『GSP670』仕様
ゼンハイザー ワイヤレスゲーミングヘッドセット GSP 670|ローレイテンシー&Bluetooth接続、7.1チャンネル…
SENNHEISER(ゼンハイザー)ゲーミングヘッドセット7製品比較
メーカー | Sennheiser |
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ブランド | Sennheiser |
シリーズ | GSP |
発売日 | 2019年8月1日 |
サラウンドサウンド | 7.1ch(PCのみ PS4は2ch) |
ヘッドホンタイプ | オーバーヘッド |
イヤーパッド/イヤーカップ | レザーレット + スエード |
ヘッドホン構造 | 密閉型 |
ドライバーユニット | ダイナミックドライバー |
ドライバーユニットサイズ | 未公開 |
感度 | 最大112dBSPL/mW(1kHz時) |
周波数特性 | 10-23,000Hz |
インピーダンス | 未公開 |
全高調波歪み | 未公開 |
S/N比 | 未公開 |
コントローラー | イヤーカップにて音量調整 |
マイクのタイプ | フレキシブル・ブームマイク |
マイク集音特性 | 双指向性 |
マイク感度 | -47dBV/Pa |
マイク周波数特性 | 10Hz-7,300Hz |
マイクインピーダンス | 未公開 |
マイクS/N 比 | 未公開 |
ノイズキャンセリング機能 | ○ |
マイクコントローラー | マイク跳ね上げでマイクミュート |
ワイヤレス | ワイヤレスレンジ:最低10mバッテリー:最長16時間駆動Bluetooth搭載インピーダンス:65Ω音圧レベル:98dBSPL/mW (1kHz時)T.H.D.:1%未満 |
LED / RGB | ✕ |
接続I/F | USBケーブル1.5mGSA 70ドングルBluetooth |
重量 | 398g |
サイズ | 未公開 |
対応機種 | PC、PS4、モバイルデバイス等 |
クレジット | © Sennheiser Japan K.K |