2019年8月29日発売、Logitech Internationalの日本法人・ロジクールのゲーマー向け製品ブランド「ロジクールG」新型ゲーミングヘッドセット「PRO X ゲーミングヘッドセット」と「PRO ゲーミングヘッドセット」をご紹介します。
音の輪郭がはっきりくっきり ロジクール独自開発の50mm PRO-Gドライバー
Logicool G ゲーミングヘッドセット G-PHS-003 7.1ch Blue VO!CE搭載マイク 3.5mm usb PC/PS4/Xbox G Pro X…
ゲーミングヘッドセットに限らず、スピーカーを開発するメーカーすべてが、原音に忠実で歪みのないサウンドを目指しています。
例えば、ゲーム開発者が意図する音。これに歪み(音の変質やズレ)が加わってしまうと、感動が薄れるばかりか、FPSゲームなどの音ゲーで不利になること間違いなしです。
原音をデジタル音声に変換し、さらに元に戻しているのですから、歪みをゼロにすることはまず無理でしょう。
つきたての餅とスーパーで売っている四角い餅の味が異なるのと同じです。固めて、焼いて戻した時には多少味に歪みが生じてしまうのは仕方のないこと。
なので各メーカー、原音に忠実で歪みが少なくなるよう工夫を凝らしているのです。
『PRO X』に採用されるドライバー(音を作り出す装置)は、ロジクールが独自開発する「PRO-Gドライバー」が採用されています。
ゲーミングヘッドセットに採用されるドライバータイプは「ダイナミック型」が主流。「PRO-Gドライバー」は「ダイナミック型」を改良したものです。
独自の編み込みハイブリッド メッシュ素材を採用することで、さらに歪み(音の変形・ズレ)が少なくなるのだそうです。
まとめると『PRO X』は、小さな足音でもリロード音でも聞き取りやすく、音だけで敵の居場所を把握しやすいヘッドセットということ。
歪みで音の輪郭がぼやけることなく、はっきりくっきり透明感のある音を奏でるので、他の人より有利なサウンドでゲームすることが可能です。
ゲーム用:着脱式単一指向性ブームマイクとスマホ用インラインマイク付きケーブル
『PRO X』にはマイクが2つ付属されます。一つはゲーム用。イヤーカップから口元まで伸びる、一般的なブームマイクです。
「単一指向性」なのであなたの口元方向以外の音声を集音しません。なのでボイスチャット向き。ノイズキャンセリング搭載なのでノイズも相殺してくれます。
もう一つはスマホ用に用意された「インラインマイク付きケーブル」です。ヘッドホン本体がシンプルなデザインですので、外出先でスマホの音楽鑑賞する際にも活用できそうです。
※音は反射したり回り込んだりしますので、単一指向性とはいえ口元方向以外の音も集音します。
イヤーパッドも2種類あるのでどんなゲームでも快適な装着感
『PRO X』は、贅沢なことにマイクだけでなくイヤーパッドまで2種類付属されます。
一つは「低反発合成皮革製」。遮音性が高いのでゲームの世界に没入できます。勝敗を分けるFPSなど、短期集中してゲームしたい場合にオススメです。
もう一つは「低反発クロス製」。通気性が高いので、長時間ゲームしても蒸れずに快適。RPGゲームなど、長時間ゲームする際にオススメ。
PCならマイクメーカー「Blue Microphones」の技術「Blue VO!CE」が使える
『PRO X』最大の特徴が「Blue VO!CE」機能です。20年以上、スタジオマイクを開発してきた「Blue Microphones」とともに開発された技術です。
取り込んだ音声をクリアなプロレベルの音に引き上げる
PCで使う場合に、ソフトウェア「Logicool G HUB」をダウンロード、「Blue VO!CE」機能をオンにするろ、マイクがとらえたあなたの声をプロレベルに引き上げることができます。
自分の声を聞きながら低音域・中音域・高音域の微調整なんかもできるのでゲーム実況者向け
PCゲームはもちろん、PS4ゲームであっても、本格的にゲーム実況・配信されている方はPCを使っているかと思います。
「Blue VO!CE」機能には、そんなゲーム配信者たちに嬉しい機能が搭載されています。自分の声を聞きながら低音域・中音域・高音域の微調整できます。
ゲーム配信は、ゲームのうまさ以上に面白さだったり、声の質だったりが重要かと思います。『PRO X』と「Blue VO!CE」の組み合わせなら、いい声で配信可能です。
ボイスチェンジも可能
「Blue VO!CE」機能を使えば、異なる性別に変えたりなどのボイスチェンジも可能です。「Blue VO!CE」は、スタジオレベルの音声品質に変えるだけでなく、ゲーム配信者に嬉しい機能が満載です。
PCなら「DTS Headphone:X 2.0」の7.1ch3Dサラウンドサウンド

『PRO X』は、PCにソフトウェア「Logicool G HUB」をインストールすルことで、7.1ch3Dバーチャルサラウンドサウンドでゲームすることができます。
7.1chは、真正面・左右斜め前・左右・左右斜め後ろの7箇所の音を把握することができる技術です。
PS4メイン、ゲーム配信しない方には『PRO X』ではなく『PRO』がオススメ
8月29日、ロジクールから発売されるゲーミングヘッドセットは『PRO X』と『PRO』の2つです。
『PRO』は、『PRO X』から低反発クロスイヤーパッド、モバイルケーブル / インラインマイク、キャリーバッグ、DTS Headphone:X 2.0サラウンドサウンド、Blue Vo!ceをカットした製品になります。
DTS Headphone:X 2.0サラウンドサウンドとBlue Vo!ceは、もともとPCでしか使うことのできない機能ですから、PS4のゲームがメインで、ゲーム配信されない方は使う機会がありません。
『PRO X』は『PRO』より4,000円くらい高いので、DTS Headphone:X 2.0サラウンドサウンドとBlue Vo!ceが使えないのであれば『PRO』の方がぴったりです。
『PRO X』と『PRO』の違い比較表
項目 | PRO X | PRO |
---|---|---|
参考価格 | 19,250円(税込) | 15,268円(税込) |
50mm PRO-Gオーディオドライバー | ○ | ○ |
低反発合皮イヤーパッド | ○ | ○ |
低反発クロスイヤーパッド | ○ | ✕ |
スチールフレームとアルミニウムフォーク | ○ | ○ |
6mm着脱式コンデンサーマイク | ○ | ○ |
Blue VO!CE機能 | ○ | ✕ |
USB サウンドカード | ○ | ○ |
パソコンケーブル / スプリッター | ○ | ○ |
モバイルケーブル / インラインマイク | ○ | ✕ |
DTS Headphone:X 2.0サラウンドサウンド | ○ | ✕ |
キャリングバッグ | ○ | ✕ |
『PRO X』と『PRO』仕様
Logicool G ゲーミングヘッドセット G-PHS-003 7.1ch Blue VO!CE搭載マイク 3.5mm usb PC/PS4/Xbox G Pro X…
項目 | PRO X | PRO |
---|---|---|
メーカー | ロジクール | |
ブランド | ロジクールG | |
シリーズ | PRO | |
型番 | G-PHS-003 | G-PHS-002 |
発売日 | 2019年8月29日 | |
サラウンドサウンド | DTS Headphone:X 2.0:7.1ch(PCのみ) | 2ch |
ヘッドホンタイプ | オーバーヘッド | |
イヤーパッド | 低反発合成皮革低反発クロス | 低反発合成皮革 |
ヘッドホン構造 | 密閉型 | |
ドライバーユニット | ハイブリッドメッシュPRO-G ネオジムマグネット | |
ドライバーユニットサイズ | 50mm | |
感度 | 91.7db SPL @ 1mW & 1cm | |
周波数特性 | 20-20,000Hz | |
インピーダンス | 35Ω | |
全高調波歪み | 未公開 | |
S/N比 | 未公開 | |
入力電力:最大 | 未公開 | |
出力電力:最大 | 未公開 | |
コントローラー | インラインケーブルにて音量調節 | インラインケーブルにて音量調節 |
マイクのタイプ | 着脱式エレクトレット コンデンサーマイク 6mmインラインマイク | 着脱式エレクトレット コンデンサーマイク 6mm |
マイク集音特性 | ブーム:単一指向性インライン:未公開 | 単一指向性 |
マイク感度 | 未公開 | |
マイク周波数特性 | ブーム:100-10,000Hzインライン:未公開 | 100-10,000Hz |
マイクインピーダンス | 未公開 | |
マイク全高調波歪み | 未公開 | |
マイクS/N 比 | 未公開 | |
ノイズキャンセリング機能 | ブーム:○インライン:未公開 | 未公開 |
マイクコントローラー | インラインケーブルにてマイクミュート | |
LED / RGB | ✕ | |
接続I/F | 3.5 mm(4極)ステレオミニ3極3.5mmミニピン分岐ケーブルUSBサウンドデバイス | |
重量 | 約320g | |
サイズ | 195(W)×94(D)×138(H)mm | |
対応機種 | PC,PS4,Xbox One,Switch,アナログ接続対応モバイルデバイスなど | |
クレジット | © 2019 Logicool. |