2019年9月20日発売、ADATAのゲーミングブランド「Xtreme Performance Gear(XPG)」のゲーミングヘッドセット新モデル『XPG PRECOG』をご紹介します。
音を作り出す装置2種類搭載だから低〜中音だけでなく高音も歪みなく綺麗
「ドライバー」は音を作り出す装置。ゲームにおいてとても重要な立ち位置にいます。「ドライバー」にはいくつか種類があり、低音を得意とするものや高音を得意とするものとあります。
しかし小さくて狭いヘッドホンのイヤーカップの中には通常「ドライバー」が一つだけ。そのため低音、もしくは高音を犠牲にしている製品が数多くあります。
ゲーミングヘッドセットの多くは足音である低域〜中低域あたりの音域に力を入れているものが多いので、一般的には高音を犠牲にしています。
でうからゲーミングヘッドセットのほとんどが低音を得意とする「ダイナミック型」と呼ばれる「ドライバー」を採用しています。
一方『A-DATA XPG PRECOG』は低音も中音も高音も犠牲にしていません。すべての音に力を入れています。それを実現させるため、低〜中音の再生に「ダイナミック型」。
高音再生に関しては歪み少ない高音を奏でられる「コンデンサー型(静電型)」が担当します。なんと2種類2つのドライバーで構成されている「デュアルドライバー」方式が採用される贅沢かつ珍しいヘッドセットです。
心に届く5Hz〜50,000Hz
一般的なヘッドセットの周波数特性は20Hz〜20,000Hz。ハイエンド機であっても20Hz〜20,000Hzが一般的です。
なぜなら人の耳が聞き取ることのできる音域が20Hz〜20,000Hzだからです。しかもハイレゾ対応のゲームソフトなんてものもありません。
「なら意味ないじゃない。」と思うかもしれませんが一概にそうとは言い切れません。例えばピアノの鍵盤は通常88鍵あり27.5Hz〜4186Hzまで奏でます。
特殊なものでは97鍵・16.4Hz〜4186Hzまであります。実際に追加されている9鍵は使われることはなくほかの鍵を弾いたときにその弦と共鳴して豊かな響きを与える為だけに存在しています。
性能的に時速100Kmで走れることのできる車で時速100Kmで走る場合と、時速250Kmで走れる車で時速100Kmで走る場合どちらが快適なのか想像してみてください。
人は耳で聞き取ることができなくても肌で感じることができます。20Hz〜20,000Hzまでにしか対応していない音楽やゲームでも今まで聞こえなかった音が聞こえてきます。
そしてもし20,001Hz〜50,000Hzの音が含まれているとしたらそれこそが自然でよりリアルに近い音。
耳では聞き取れない高い音には癒しを感じる「1/f ゆらぎ」という音が含まれていたりもします。「1/f ゆらぎ」は川のせせらぎや森の草・花・木など森と風が奏でる音のこと。
また低い音はお母さんの体内の音に似ています。なので低い音を奏でられる方が心地よさや高揚感、安心感を得られるのだそうです。
ですから5Hz〜50,000Hzまで奏でることのできる『XPG PRECOG』のサウンドは心にまで届きます。
PS4とSwitch、スマホでもバーチャル7.1chサラウンド可能

足音や銃声の方向が手に取るようにわかる「FPSモード」。映画などに最適な「バーチャル7.1chサラウンドモード」。
両方ともバーチャルサラウンドのようですが、「FPSモード」の方がゲームにおいてはより音だけで方向を把握できるように計算されているようです。
真正面・左右斜め前・左右・左右斜め後ろの音を聞き分けることが可能なので、左右の音しか聞き分けることのできないヘッドセットに比べてFPSで有利になります。
ちなみに、全てのバーチャル7.1chサラウンド対応ヘッドセットが、PS4でも7.1chサラウンドに対応しているわけではありません。
ハウミューが知る限り、PS4でも7.1ch可能なヘッドセットはたった12製品しかありません。その他のバーチャル7.1chはPS4では機能しませんのでご注意を。
『XPG PRECOG』は、PS4でも7.1ch可能なヘッドセットとして新たに仲間入りしたことになります。
※「ADATA Japan」さんの公式ツイッターにて、PS4でも7.1ch可能と教えてくださいました。「ADATA Japan」さん、どうもありがとうございます。
そのほか、スマホの音楽鑑賞に使いたい「ミュージックモード」も搭載。インラインリモコンにてモードの変更がカンタンに行えルところも嬉しいポイントです。
人気のサスペンションタイプのヘッドバンドだから頭頂部が痛くなりづらい
ヘッドホンのヘッドバンド部分に直接クッションが取り付けられているタイプのものは少なくありません。
このタイプのヘッドバンドは、頭の形または装着している場所によっては、頭に直接フレームが当たってしまい、頭がすぐに痛くなってしまうところがデメリット。
大人気のサスペンションタイプのヘッドバンドの場合、クッションがフレームと分離した状態です。クッションに支えられてフレームが浮いている状態。
なのでフレームが頭に触れることはありません。またクッションだけが頭に触れている状態なので、頭の形に合わせてフィットしてくれます。
頭が痛くならづにいつまでも快適。それがサスペンションタイプのヘッドバンドが人気の理由の一つです。また見た目のクールさも人気の理由の一つです。
90度回転するイヤーカップだから顔の形にしっかりフィットして快適&高い遮音性
イヤーカップは90度回転します。イヤークッションには「記憶形状素材」が採用されています。
そのためしっかり顔の形にフィット。それでいて優しく柔らかい素材に包まれます。耳やその周りが痛くなりづらいので、長時間のゲームプレイでも快適。
しっかりフィットするということは、レザー素材との相乗効果で遮音性が増します。遮音性が増すということは、外部の音が侵入しづらいということでゲームの世界に没入できます。
USB Type-C・USB Type-A・3.5mmステレオミニ接続可能なので汎用性高すぎる
『XPG PRECOG』はUSB Type-C・USB Type-A・3.5mmステレオミニと、3種類の接続方法が用意されています。
なので、USB Type-C接続できるものはそのままに、USB Type-A接続しかできない場合は付属の「Type A to C」を使います。
PS4なんかで使う場合には付属の「Type A to C」を使ってPS4本体に接続しましょう。
Switchの場合はなんと、USB Type-Cをそのままさすだけ。
3.5mmミニプラグでもPS4&Switchでも使えますが、せっかくの7.1chサラウンドが使えないので注意。
『XPG PRECOG』が一つあれば、ほとんどのデバイスで使えそうです。
単一指向性ノイズキャンセリングマイク採用だから雑音が相殺されて快適
『XPG PRECOG』のマイク集音特性は「単一指向性」です。あなたの口元方向からの音しか集音しないので、外部の音を拾いにくい仕様です。
またノイズキャンセリング機能が搭載されていますので、PS4・PCなどのファンの音など、鳴り続けるノイズを集音した、逆の音を作りぶつけることでそれらのノイズを相殺してくれます。
『A-DATA XPG PRECOG』仕様
メーカー | A-DATA(エーデータ) |
---|---|
ブランド | XPG |
シリーズ | – |
型番 | XPG PRECOG |
JAN/EUCコード | 4710273772202 |
発売日 | 2019年9月20日 |
サラウンドサウンド | 7.1ch |
ヘッドホンタイプ | オーバーヘッド |
イヤーパッド | レザー |
ヘッドホン構造 | 密閉型 |
ドライバーユニット | デュアルドライバー(静電型+ダイナミック型) |
ドライバーユニットサイズ | 未公開 |
感度 | 102±3dB |
周波数特性 | 5Hz–50,000Hz |
インピーダンス | 32Ω±15% |
全高調波歪み | 未公開 |
S/N比 | 未公開 |
入力電力:最大 | 未公開 |
出力電力:最大 | 未公開 |
コントローラー | インラインケーブルのコントローラーにて音量調節 |
マイクのタイプ | 着脱式エレクトレットコンデンサーマイク |
マイク集音特性 | 単一指向性 |
マイク感度 | -38db±1.5dB |
マイク周波数特性 | 20Hz-20,000Hz |
マイクインピーダンス | 未公開 |
マイク全高調波歪み | 未公開 |
マイクS/N 比 | 未公開 |
ノイズキャンセリング機能 | ○ |
マイクコントローラー | インラインケーブルのコントローラーにてマイクミュート |
LED / RGB | ○ |
接続I/F | Type-C リモコン付:1.3m3.5mmステレオミニプラグ:1.25mType A to C:1.25mYケーブルスプリッタ:1.36m |
重量 | 約362g |
サイズ | 69 x 237 x 198mm |
付属品 | キャリングケース、Type-C to Cケーブル(リモコン付 / DSPサウンドカード搭載)、3.5mmステレオミニプラグケーブル、Type-A to Cケーブル、Yケーブルスプリッタ |
保証期間 | 2年間 |
対応機種 | – |
クレジット | Copyright© 2019 ADATA Technology Co., Ltd. All rights reserved. |
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